2026年9月現在、オーストラリア政府はワーホリビザの審査ペースを意図的に落としています。日本人向けの申請(Subclass 417)は停止されていませんが、申請件数の増加により通常より時間がかかっています。
この記事では、審査遅延の理由や期間の目安、ImmiAccountの確認方法、渡航日が迫った際の対処法を解説します。
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【結論】日本人のワーホリビザ申請は可能。ただし2026年8月以降は審査遅延に注意

まず、2026年9月2日時点の状況を整理すると次のとおりです。
| 項目 | 2026年9月2日時点の状況 |
| 日本人のワーホリビザ | Working Holiday visa(Subclass 417) |
| 新規申請 | 可能 |
| 日本向けの申請停止 | 確認されていない |
| 審査状況 | 政府が以前より遅いペースで処理していると説明 |
| Home Affairsの案内 | WHM申請が多く、通常より時間がかかる可能性あり |
| 渡航手配 | ビザ許可を書面で受け取るまで予約しないよう公式に案内 |
| 進捗確認 | ImmiAccountで確認 |
| ファースト417申請料 | A$840(2026年7月1日以降) |
日本人のワーキングホリデービザ(Subclass 417)は引き続き申請可能であり、日本向けの申請が停止されたという公式な発表や情報はありません。
ニュースなどで「ワーホリビザの停止」といった表現が見られることがありますが、日本人が対象外の別制度における年間枠の一時停止や運用制限のニュースが混同されているケースがあります。日本国籍者はこれまで通り条件を満たせば申請できますのでご安心ください。
参照元
・Australian Migration Lawyers – Holiday Visa Delays 2026
・The Japan Times (August 2026)
・VisasNews – Australia Working Holiday Visa Fee Rises
オーストラリア政府はワーホリビザの処理を「以前より遅くしている」と説明

今回のビザ審査が遅れている大きな理由は、個別のミスではなく、オーストラリア政府がワーキングホリデービザ(WHM)全体の審査ペースを意図的に落としているためです。
2026年8月16日の記者会見にて、トニー・バーク内相はワーキングホリデービザについて、現在も審査自体は進めているものの「以前よりも遅いペースで処理を行っている」と公に述べました。
また、オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)の公式ホームページでも、申請件数が非常に多いため、通常よりも審査完了に時間がかかると注意喚起がなされています。
そのため、2026年9月現在は、
「不備なく書類を出せば、数日ですぐに許可が降りるはずだ」
という感覚でいるのは少し危険です。
ネット上で「すぐにビザが取れた」という過去の体験談を見かけることがあっても、現在と状況は異なっているため、時間に余裕を持って待つことが大切です。
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参照元:
・Australian Migration Lawyers – Holiday Visa Delays 2026
・The Japan Times (August 2026)
ワーホリビザの審査期間は何日?「1日未満」という数字だけで判断しない
オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)の公式データやガイドでは、ワーキングホリデービザ(WHM)の処理時間として、申請の半数が「1日未満(あるいは数日以内)」で完了しているという統計データが見られることがあります。しかし、この数字をそのまま鵜呑みにして「すぐに許可が降りる」と考えるのは禁物です。その理由は主に3つあります。
-
Subclass 417と462を合わせた数字であること
統計上の数値は、日本人が対象の「Subclass 417」と、別制度の「Subclass 462」のデータが混ざっている場合があります。実際の審査スピードはサブクラスごとに異なるため、公式のビザ処理時間ガイド(Visa processing times guide)で自分が申請する区分を確認する必要があります。 -
政府が審査ペースを遅らせていること
オーストラリア政府は、申請件数の急増に伴い、WHMビザ全体の処理ペースを意図的に落として慎重に審査を行っていることを公表しています。そのため、過去の早い時期のデータや統計上の平均日数通りに進むとは限りません。 -
あくまで「目安」であり個別審査の保証ではないこと 処理時間はあくまで過去の傾向に基づく目安であり、個別の申請スピードを保証するものではありません。
現在申請中の人は、過去の平均日数にとらわれず、ImmiAccountのステータスや追加書類の要求がないかをこまめに確認することが大切です。
参照元:
・Australian Government Department of Home Affairs – First Work and Holiday visa (Subclass 462)・Tern Visa – Australian Working Holiday Visa 2026: Complete Guide・Growmore – Australia Working Holiday Visa Processing Times Delayed
ワーホリビザ申請が遅れる主な理由

2026年は政府全体の処理ペースが遅くなっていますが、個別の申請内容によってさらに時間がかかることがあります。
内務省(Home Affairs)が挙げている主な要因は次のとおりです。
-
申請フォームの入力内容に誤りがある
氏名、パスポート番号、生年月日、渡航歴、現在地などの入力に誤りがあると、確認や修正が必要になり、審査に影響する可能性があります。特にWorking Holiday visaでは、申請時の現在地を正しく申告することが重要です。Subclass 417では、海外から申請した場合、原則としてビザが許可される時点でもオーストラリア国外にいる必要があります。申請後に現在地が変わった場合は、ImmiAccountで適切に情報を更新しましょう。
-
必要書類が不足している
Home Affairsは、必要な書類を申請時にすべて提出することで処理の遅れを避けやすになると案内しています。たとえば、海外からSubclass 417を申請する場合、資金証明を添付していないと、追加確認が必要になり処理が遅れる場合があります。Working Holiday visaでは、初期滞在費として通常5,000豪ドル程度に加え、オーストラリアを出国するための航空券またはその購入資金を用意することが求められています。
-
健康診断が必要になった
申請内容によっては健康診断を求められることがあります。健康診断が必要な場合は、ImmiAccountの「Health assessment」に案内が表示されます。指定された診断を完了するまで審査が進みにくくなるため、要求が出ていないか早めに確認しましょう。
-
身元・経歴の確認に時間がかかっている
Home Affairsは、提出情報の確認に時間がかかる場合、一般的な処理時間より長くなる可能性があると説明しています。申請内容によっては、追加の経歴書類(character documents)、警察証明(police certificate)、生体認証(biometrics)などを求められることがあります。
-
追加書類の提出依頼に気付いていない
「メールが来ていないから何もする必要がない」とは限りません。Home Affairsからの連絡はImmiAccountでも確認できます。メールが迷惑メールフォルダに入ってしまうこともあるため、審査中はImmiAccountの「Messages」や「Actions required」を定期的に確認しましょう。
参照元:
・Australian Government Department of Home Affairs – First Working Holiday visa (Subclass 417)
・Australian Government Department of Home Affairs – Working Holiday Maker work conditions
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申請後にImmiAccountで確認する5つのポイント

ワーホリビザの結果がなかなか来ない場合、まずはImmiAccountにログインして以下の5つのポイントを確認しましょう。
-
Application status(申請ステータス)
申請一覧に表示される現在の進行状況を確認します。主なステータスの意味は以下の通りです。
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Submitted: 申請が正常に提出された状態
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Received: 内務省(Home Affairs)が申請を受領し、審査待ち・審査対象となっている状態
-
Initial assessment: 初期審査が行われている状態(追加情報を求められる可能性があります)
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Further assessment: 詳細な審査や、追加情報の確認が行われている状態
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Finalised: 審査が完了し、結果が出た状態
※「Received」のステータスのまま数日〜数週間動かなくても、それだけで不備があるとは限りません。
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Messages(メッセージ)
申請詳細から「Messages」を開き、Home Affairsからの新しい連絡が届いていないか確認します。追加書類の依頼や審査結果などの重要なお知らせが届くことがあります。
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Actions required(要対応事項)
この項目が表示されている場合は、何らかの対応が必要です。追加書類の添付、健康診断、生体認証(バイオメトリクス)、無犯罪証明書(警察証明)などの提出・対応が求められていないか確認しましょう。
-
Health assessment(健康診断)
「Organise health examinations」などの案内が表示されている場合は、指定された健康診断の手配が必要です。指示に従って受診を進めましょう。
-
Attach documents(書類の追加提出)
書類の提出漏れに気付いた場合や、追加書類を求められた場合は、ここからファイルをアップロードできます。該当する書類項目が見つからない場合は、その他の書類用項目(Other Documents)を利用して提出することが可能です。
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参照元・参考情報:
・Australian Government Department of Home Affairs – Apply and manage your application
・Australian Government Department of Home Affairs – After you apply
申請内容の入力ミスに気付いた場合はどうする?
申請後に名前、生年月日、住所、渡航歴などの入力ミスに気付いた場合は、そのまま放置せず速やかに修正手続きを行いましょう。
オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)の案内では、オンライン申請(ImmiAccount)の場合、以下の手順で正しく修正・通知ができます。
-
ImmiAccountにログインする
-
該当する申請(Application)を開く
-
「Update details」を選択する
-
「Notification of incorrect answer(s)」を選択する
-
誤っていた内容と正しい情報を入力して送信する
※以前は紙の「Form 1023」を提出する案内が多く見られましたが、現在はImmiAccountから直接オンラインで修正を通知することができます。最新の画面表示に従って対応してください。
ワーホリビザが遅いとき、問い合わせれば早くなる?
通常のワーキングホリデービザ申請において、「渡航日が近いから優先してほしい」と依頼して審査を早めてもらえる仕組みは基本的にありません。
内務省は、個別の申請進捗についての問い合わせには原則として回答しておらず、各自ImmiAccountでステータスを確認するよう求めています。また、緊急時などの例外的な優先処理も、特定のブリッジングビザ等を除き対応できないと案内されています。
そのため、審査に時間がかかっている場合は、何度も問い合わせをする前に以下の項目を再確認しましょう。
-
申請料の支払いが正常に完了しているか
-
ImmiAccountに「Actions required」などの要対応項目が出ていないか
-
必要書類(資金証明など)がすべて添付されているか
-
健康診断の受診依頼を見落としていないか
-
パスポート情報や連絡先、現在地に変更がないか
-
入力ミスの訂正(Notification of incorrect answers)が済んでいるか
渡航予定日が迫っている場合の対処法
2026年の審査遅延において最も注意したいのが、ビザが下りる前に航空券や宿泊先、学校などを確定させてしまうケースです。
内務省は公式に、「ビザが許可されたという書面での通知(Grant Letter)を受け取るまで、オーストラリアへの渡航予約を行わないこと」と強く勧告しています。
-
航空券はビザ許可後に手配するのが安全
「以前はすぐ許可された」という理由で変更不可の航空券を事前に購入するのは非常に危険です。すでに購入済みの場合は、日程変更やキャンセルの条件を早めに確認しておきましょう。
-
学校や滞在先の開始日・キャンセル規定を確認
語学学校やホームステイ、学生寮などを手配している場合、ビザ発給が遅れた際の日程延期やキャンセルに関する規約を確認してください。間に合わない可能性が出た時点で早めに相談することで、スケジュールの調整がしやすくなります。
-
ETA(観光ビザ)など別ビザで先に入国するのは避ける
ワーキングホリデービザ(Subclass 417)をオーストラリア国外から申請した場合、申請時だけでなくビザが許可される瞬間もオーストラリア国外にいる必要があります。 「審査が終わらないからとりあえず観光ビザ(ETA)で入国して現地で待つ」という自己判断は、審査に支障をきたす可能性があるため推奨されません。また、別種類のビザが新しく許可されると、以前のビザが上書きされて無効になる場合もあります。複雑な状況や個別の判断が必要な場合は、登録移民エージェントや法律専門家に相談することをおすすめします。
参照元:
・Australian Government Department of Home Affairs – Change of address or passport details
・Australian Government Department of Home Affairs – First Working Holiday visa (Subclass 417)
・Australian Government Department of Home Affairs – Working Holiday Maker program latest news
日本人のSubclass 417の基本条件も再確認
審査遅延のニュースに注目が集まっていますが、申請条件に誤りや不備があると審査自体に大きな影響が出ます。
日本国籍者が申請するファーストワーキングホリデービザ(Subclass 417)の主な条件は以下の通りです。
イギリスやカナダなど一部の国籍では対象年齢が35歳まで引き上げられていますが、日本国籍者の場合は18歳〜30歳(31歳の誕生日の前日まで)が対象です。「オーストラリアのワーホリは35歳までOK」といった情報を鵜呑みにせず、必ず日本国籍の条件を確認して申請しましょう。
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参照元:
・Australian Government Department of Home Affairs – First Working Holiday visa (Subclass 417)
・Tern Visa – Australian Working Holiday Visa 2026: Complete Guide
まとめ|2026年は「すぐ下りる前提」をやめて早めに申請・確認しよう

2026年9月時点では、オーストラリアのWorking Holiday Makerビザは以前より遅いペースで処理されています。
特に覚えておきたいポイントは次の5つです。
- 日本人のSubclass 417申請は停止していない
- 政府は2026年8月に処理を以前より遅くしていると明言した
- Home Affairsも高い申請量による遅延を案内している
- 申請中はImmiAccountのMessages・Actions required・Health assessmentを確認する
- ビザ許可前に変更不可の渡航手配をしない
過去の「即日で下りた」「数日で許可された」という体験談だけを基準にせず、現在の審査状況を前提に余裕のある準備を進めましょう。
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