オーストラリアのワーホリ事情まとめ!ビザ申請条件・仕事も徹底解説

オーストラリアはワーホリの行き先として最も人気がありますが、成功させるにはしっかりとした事前準備が必要です。

今回はオーストラリアがワーホリの行き先として人気の理由やビザの取得条件、必要な英語力などについて紹介します。ワーホリで働ける仕事の具体例も合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

オーストラリアがワーホリの行き先として人気な理由

日本からワーホリで行ける国は全部で29か国ですが、なかでもオーストラリアは最も人気の行き先です。

ここでは、オーストラリアがワーホリの行き先として人気の理由を4つ紹介します。

理由1:治安が良く温暖な気候で過ごしやすい!

オーストラリアは主要英語圏のなかでも非常に治安が良く、銃の所持が厳しく制限されているため安全性が高いといえます。なかでも、シドニーはザ・エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが発表した「世界の都市安全性指数ランキング2021」で4位にランクインしています。

また、気候が一年を通じて温暖で、快適に暮らせるのも人気の理由です。留学先として人気のシドニー・メルボルン・ブリスベンは、夏は30度前後、冬は10度前後と過ごしやすくなっています。

出典:「世界の都市安全性指数ランキング2021」(ザ・エコノミスト・インテリジェンス・ユニット)

理由2:最低賃金が高い!

オーストラリアの最低賃金は日本の約2倍のため、アルバイトで生活費を得られるのも魅力のひとつです。

・東京の最低賃金:1時間あたり1,113円
・オーストラリアの全国最低賃金:1時間あたり23.23豪ドル、または週38時間あたり882.80豪ドル(税引前)

豪ドル$1=95円で計算すると、オーストラリアの時給は約2,213円です。日本でアルバイトするより稼ぎやすいため、貯めたお金で1周旅行(ラウンド)をする人も多くなっています。

出典:
令和5年度地域別最低賃金改定状況」(厚生労働省)
Minimum wages」(FairWork ombudsman)

理由3:多国籍なので異なる文化・価値観に触れやすい!

オーストラリアは多国籍の人がお互いの文化を認め合い共存しています。そのため、住んでいるだけでさまざまな文化や価値観に触れられるのも人気の理由です。

例えば、韓国国籍の人に本場韓国式バーベキューの食べ方やお酒の飲み方を教えてもらったり、中国国籍の人に小籠包や餃子のタネの作り方・包み方を教えてもらったりしたというエピソードもあります。日本と近い国であってもなぜか日本では触れることのない文化に触れられるのは新鮮です。

日常会話のなかですらも、文化の違いに関して新しい発見ができます。さまざまな国籍の人と関わることで多様な価値観を知ることができ、視野を広げるきっかけにもなるでしょう。

理由4:最長3年間滞在できる!

通常、ワーホリの期間は1年間です。しかし、オーストラリアには「セカンドワーキングホリデー」「サードワーキングホリデー」制度があり、最長3年間滞在できます。

・セカンドワーキングホリデー
オーストラリア政府の指定労働先で88日間以上の就労証明を提出すれば2年目のビザを取得可能

・サードワーキングホリデー
セカンドワーキングホリデー期間中にオーストラリア政府の指定労働先で最低6か月以上の季節労働を行ったことを証明する書類を提出すれば取得可能

最大3年まで延長できる制度は、ほかの国にはないオーストラリアだけの魅力です。

オーストラリアのワーキングホリデービザの条件

オーストラリアのワーホリビザを取得する条件は、以下の通りです。

・18歳~30歳(渡航時に31歳になっていても問題ありません)
・子どもを同伴しない
・心身ともに健康である
・過去にオーストラリアのワーホリビザで渡豪したことがない
・生活費を賄うための資金を持っている(5,000豪ドル+帰国時の航空券を購入できる資金2,000豪ドル=7,000豪ドル以上が目安)
・オーストラリア国外からビザを申請する

ワーホリビザはオーストラリア移民省ウェブサイトからオンラインで申請できます。

なお、ビザが取得できたら1年以内に渡豪する必要があります。ワーホリビザは、オーストラリア入国日から1年間有効です。

オーストラリアのワーキングホリデーにかかる費用

オーストラリアのワーホリで必要な費用の目安は、1年間の滞在で250〜306万円です。

【内訳】
・ビザ費用:$635(約60,325円)
・語学学校の学費(6か月):$7,640(約725,800円)
・航空券:往復100,000円~160,000円
・海外留学保険:180,000円~250,000円
・生活費:$18,000~24,000(約1,710,000円~2,280,000円)

※豪ドル$1=95円で計算

なお、現地でアルバイトをすれば1週間で平均$400ほど(約38,000円)の収入を得られます。豪遊せず質素な生活を送る場合、ほぼすべての生活費をアルバイトで補うことも可能です。

詳しい費用は以下の記事で解説していますので、あわせて参考にしてみてください。

【2024年最新】オーストラリアのワーホリ費用を紹介

オーストラリアのワーホリで必要な英語力は?

オーストラリアのワーホリを検討する際、どれくらいの英語力が必要か気になる方も多いのではないでしょうか。

現地の語学学校では英語力に応じたクラスに振り分けられるため、「まったくわからず授業についていけない」といった心配はありません。

ここでは語学学校の4つのレベルについて解説します。

Pre Intermediate

Pre-Intermediate(中級下レベル)は、簡単な日常会話ができる英語レベルです。相手の言っていることを理解し、自分の言いたいことも6〜7割程度伝えられますが、文法や語彙はまだ限定的なため細かい表現は難しいです。

【語学資格に例えた場合の英語力】
・TOEICスコア:450~650
・IELTSスコア:4~5.5
・英検:準2級
・ケンブリッジ英検:KET

Intermediate

Intermediate(中級)は、ほとんど問題なく日常会話が話せる英語レベルです。普段よく触れるトピックであれば自信を持って会話でき、自分から話題を膨らませることも可能です。

ただし、ビジネスや政治など普段あまり触れない専門的な話題になると会話についていけなくなることがあります。

【語学資格に例えた場合の英語力】
・TOEICスコア:650~750
・IELTSスコア:5.5~6
・英検:2級
・ケンブリッジ英検:PET

Upper Intermediate

Upper-Intermediate(中上級)になると会話のバリエーションが増え、伝えたいことが自然と口から出てきます。自分の考えや社会問題などに関する深い内容もスラスラ話せるようになります。海外生活での問題も自分で解決できるようになり、ネイティブに囲まれた環境でのアルバイトも可能です。

【語学資格に例えた場合の英語力】
・TOEICスコア:750~800
・IELTSスコア:6~6.5
・英検:準1級
・ケンブリッジ英検:FCE

Advanced以上

Advanced(上級)以上は、ほぼネイティブに近いレベルの英語力です。専門性の高い論文の読み書きができ、永住権の取得も目指せます。ビジネスレベルの英語力があるため、さまざまな種類のアルバイトに従事可能です。

【語学資格に例えた場合の英語力】
・TOEICスコア:850~990
・IELTSスコア:6.5~7
・英検:1級
・ケンブリッジ英検:CAE/CPE

おすすめの語学学校一覧

オーストラリアのワーホリで働ける仕事例

ワーホリではアルバイトで生活費やお小遣いを稼ぎながら滞在するのが一般的ですが、職種によって求められる英語力レベルが異なります。

また、同じオーストラリア国内でも滞在するエリアによって、勤務先や従事できる職種が異なります。

都市 特に多い勤務先
シドニー レストラン、カフェ、美容室
ゴールドコースト レストラン、カフェ、クリーナー
メルボルン カフェ、日本食レストラン、ハウスピーキング
ケアンズ お土産屋さん、ツアーガイド
パース カフェ、キッチンハンド、運送業
アデレード クリーニング、ハウスキーピング、ファーム、ワイン工場

ここでは、オーストラリアのワーホリで従事する方が多い仕事の例や必要な英語力を解説します。

ファームジョブ【難易度:★☆☆☆☆】

ファームジョブ都市部から離れた果樹園や農場で働く仕事で、作物の収穫や箱詰め、枝切りなどが主な作業内容です。

ピッキング(収穫)は野外作業が多いため体力が必要ですが、パッキング(梱包)は軽作業が中心のため女性も挑戦しやすくなっています。

雇用主からの作業説明や同僚と協力する際に英語でのコミュニケーションが必要ですが、簡単な日常会話で対応できるケースが多いようです。語学学校のレベルでいうと、Intermediate以上あれば問題なく働けます。

飲食店・カフェ店員(ローカル)【難易度:★★☆☆☆】

ローカルの飲食店やカフェの店員もワーホリ中のアルバイトとして人気があります。接客の仕事内容は注文の受付・料理の運搬・テーブルの片付け・レジでの精算、清掃などです。

接客の仕事はUpper-Intermediate(中上級)以上の英語力が求められますが、皿洗いや調理手伝いなどのキッチンハンド(キッチンスタッフ)ならIntermediate(中級)レベルでも可能です。

日本食レストランの店員【難易度:★★☆☆☆】

オーストラリアの主要都市には多くの日本食レストランがあります。オーストラリアでワーホリをする際に、日本食レストランで働く人も多くいます。

仕事内容は日本と同様、注文の受付や料理の運搬、テーブルの片付け、レジ清算など接客やキッチンでの調理補助です。

オーナーや同僚と日本語で話せることもありますが、お客さんはほとんど現地の人たちのためIntermediate(中級)以上の英語力が求められます。

ホテルスタッフ【難易度:★★★☆☆】

ホテルスタッフの仕事内容は、フロントでの接客や客室のベッドメイキングなどがメインです。

ホテルスタッフの仕事をする場合はUpper-Intermediate(中上級)程度の英語力が求められます。清掃の仕事でもお客さんと話す機会が多く、オーナーや同僚とのコミュニケーションで英語を使用します。

ネイリスト【難易度:★★★★★】

日本で同業種の勤務経験があれば、ワーホリ中にネイリストとして働くことも可能です。経験や資格がなくても研修を受ければネイリストとして働けるケースもありますが、この場合は技術力よりも英語力が求められます。

お客さんが希望するデザインを細かく聞き取ったり料金・サービス内容の説明をしたりするため、Upper-Intermediate(中上級)以上の英語力が必要です。

オーストラリアのワーホリなら「ゴールドコースト留学.com」が無料サポート!

オーストラリアはワーホリの滞在先として人気が高く、日本では味わえない貴重な体験ができます。しかし、出発前にしっかり準備しなければ「英語力が向上しない」「仕事が見つからない」と失敗してしまうかもしれません。

だからこそ、1年前から資金面の計画を立て、遅くとも3か月前には具体的なプランを立てて準備する必要があります。

ゴールドコースト留学.comでは、ワーホリで失敗しないためのプラン作り・現地到着後のサポートを提供しています。

サポート料は基本無料で、オーストラリア滞在歴10年以上のベテランスタッフが長年の経験、知識に基づいて適切なアドバイスを行っています。

主なサポート内容としては、以下の通りです。

・ビザ申請サポート
・語学学校の入学手続き
・銀行口座の開設
・交通機関の利用方法
・ホームステイする際の注意点
・家探しの方法
・現地のアルバイト探し

面倒な手続きの時間や手間を省きたい方・安心してワーホリをしたい方はお気軽にご相談ください。

まとめ

オーストラリアは治安の良さや最低賃金の高さなどからワーホリの行き先として非常に人気です。最長3年まで延長できるため、長期滞在を検討している人にも向いています。ワーホリを検討している人はビザの条件・費用・アルバイトで必要な英語力を把握し、出発前にしっかり準備しましょう。

ゴールドコースト留学.comなら、手数料無料で各種申請手続きや現地生活のサポートを受けられます。

無料カウンセリングも承っていますので、オーストラリアでのワーホリを検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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