オーストラリアの
専門留学
オーストラリアの専門学校は、多種多様なコースがあり、どのコースも高いレベルが保たれています。
AQF(Australian Qualification Framework)という基準があり、CertificateやDiploma、Advanced Diplomaなどの学位にそれぞれの基準を設け、オーストラリア全土どの専門学校でも同等のレベル、クオリティーとなるようにガイドラインを定めています。
また、TAFEと呼ばれる公立の職業訓練校はオーストラリア全土に多数あり、卒業後に仕事に直結する専門的なスキルを身につけられるように、実践的なカリキュラムが組まれています。
ローカルの生徒と一緒に授業を受け、レポートを提出し、プレゼンをして、試験を受けることになりますので、留学生にとっては、英語力を飛躍的にアップさせる手段としても大変有効です。
授業の一環として、就業経験(インターンシップ)が組まれているコースも大変多いです。
語学学校のレベルよりもさらに上の英語レベルを目指し、そしてスキルや学位、資格も手に入れる。単なる語学留学よりも一歩上をいく留学プランと言えます。
専門留学の特徴
オーストラリアの専門学校は下記のような特徴があります。
- 留学生の受け入れにとても柔軟に対応していて、留学生に対するサポート体制が整っている
- コースの種類が非常に多彩で、あらゆる分野の専門知識習得が可能
- 実地研修(インターンシップ)を組み込んでいるコースが大変多い
- 大学と提携していて、所定のコースを修了することによって大学の2年次から編入できるというケースが多い
- ある特定のコースでは、卒業後所定の条件を満たせば卒業生ビザ(Temporary Graduate Visa)申請が可能で、卒業後に現地で18か月フルタイム就労することができる
専門留学の種類
オーストラリアの専門学校は下記のような種類があります。
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TAFE(テイフ)
通常は、IELTS(アイエルツ)またはTOEFL ibtのどちらかで英語力の証明をします。ほとんどのTAFE・専門学校のコースでは、IELTS5.5(TOEFL ibtで70前後)ほどの英語基準となります。
一部、看護学部などの医療系コースなどの場合、英語基準がIELTS6.5ほどとなる場合があります。
英語力が足りない場合は、TAFEやカレッジ付属英語学校や提携している語学学校にて「進学準備英語コース(EAP)」を受講し、所定の成績で卒業することにより、IELTSやTOEFLのスコア無しで、ダイレクトに進学も可能です。 -
私立カレッジ
TAFE以外には、プライベート(私立)のカレッジがあります。
カレッジの特徴としては、ある特定の分野(例えば、ビジネス系、美容系、デザイン系、IT系など)に特化した学校が多いということです。ですので、ご自身の興味がある分野について集中的に勉強できる環境があると言えます。また、カレッジによっては、留学生を大変積極的に受け入れていて、ローカル学生よりも留学生のほうがはるかに多いという学校も多いです。ですので、留学生の受け入れに対して柔軟に対応してくれるというメリットがあります。
入学条件について
留学生の入学条件として、大きく2つの条件があります。
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英語条件(English Requirement)
通常は、IELTS(アイエルツ)またはTOEFL ibtのどちらかで英語力の証明をします。ほとんどのTAFE・専門学校のコースでは、IELTS5.5(TOEFL ibtで70前後)ほどの英語基準となります。
一部、看護学部などの医療系コースなどの場合、英語基準がIELTS6.5ほどとなる場合があります。
英語力が足りない場合は、TAFEやカレッジ付属英語学校や提携している語学学校にて「進学準備英語コース(EAP)」を受講し、所定の成績で卒業することにより、IELTSやTOEFLのスコア無しで、ダイレクトに進学も可能です。 -
学歴条件(Academic Requirement)
学歴条件は、日本にて教育を受けた方の場合は、基本的には高校卒業以上であれば問題ありません。一部コースでは、高校2年までを修了していれば入学可能という場合もあります。
専門留学の必要書類について
出願のための必要書類は、基本的には
- 願書
- 英語証明(IELTSスコアなど)
- 学歴証明(過去の学校証明)
- パスポートコピー
などになります。願書にミスがあったり、必要な書類が揃っていないなどで、合否判定に悪影響がでたり、審査が長期化してしまったり、というリスクもあります。
弊社では、10年以上のキャリアを持つ専門スタッフが、願書作成を無料代行、必要書類をご案内していますので、お気軽にご相談ください。
専門留学の費用
学校・コースによって大きな差がありますが、日本円で平均1年60~150万円ほどとなります。
その他、学生ビザ申請者は、留学生健康保険(OSHC)の加入が義務となります。OSHCの料金は、シングルで平均$500~600(年)ほどです。
大学編入について
将来的に大学進学をお考えの場合、TAFEやカレッジを経由して大学2年次へ編入するという方法を取ることにより、期間を大幅に短縮、そして学費も大幅に節約できる可能性があります。
また、大学進学の英語基準(通常IELTS6.5前後)よりもTAFE・カレッジ進学の英語条件(通常IELTS5.5)のほうが低いケースがほとんどですので、進学準備のための英語コース期間も大幅に短縮できる(その分、英語子コースの学費も抑えられる)というメリットもあります。
TAFEF・カレッジ経由での大学編入が可能かどうか?も含めてアドバイス可能ですのでご相談ください。
大学進学までの道のり
大学進学までの一般的なルートは下記の通りです。(IELTSやTOEFLなどで所定のスコアをお持ちであれば、下記英語コースは不要です。)
- ※英語コースの期間は、その方の英語力次第、上達度次第で変わってきます。
- ※このルートが可能な学部は限られていますが、期間、学費を大幅に縮小することができます。
人気学部・専攻について
学部 | コメント |
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Business(ビジネス) | ビジネスの基礎を広く浅く学ぶコース。経理・財務の基礎、マーケティングや人材管理の基礎、そして経済学や経営学の基礎についても学ぶ。まが、基本的なIT活用術やプレゼンテーションの方法などにも触れていく。 |
Marketing(マーケティング) | Marketingは学んだことが基本的にはすぐ活かせるという面では非常に即効性の高いコース。営業やマーケティング経験者におすすめ。 |
Accounting・Finance(会計、財務) | M経理、会計の基礎、そして国際会計基準についても学んでいきます。最低限の経理はできるレベルになりますので、実用的なコースであると言える。また、Diploma以上の学位を取得することによって、大学の会計学部へ2年次より編入可能というケースも多く、そのまま大学進学→大学卒業後に国際公認会計士(CPA)を目指すという学生も多い。 |
Management(マネージメント) | ここ最近、Project Managementなどのコースも増加している。企画立案、コスト管理、リスク管理、人材管理など、マネージメント全般を学んでいく。将来的にマネージャー職を目指す方、また経営の基礎を学びたい方などに最適。 |
International Trading(国際貿易) | 地理的にもメルボルンまたはシドニーのTAFEやカレッジで質の高い国際貿易のコースを開講している。国際貿易の基礎や世界の貿易事情、物流や輸出入の工程、そして国際貿易に関わる法規関連に至るまで、幅広く学んでいく。 |
IT | ITに興味はあるが専門的には学んだことがない、または、ITの実務経験はあるが体系的に学んだことがない、という方におすすめ。オーストラリア国内でのキャリアアップはもちろん、英語が出来るITパーソンは日本でも重宝される。 |
Nursing(看護学) | オーストラリアは、医療福祉の先進国のひとつ。TAFEやカレッジのDiplomaを取得して、英語条件をクリアすれば、オーストラリアの看護協会に「准看護士」(Enrolled Nurse)として登録することが可能。また、Diploma以上の学位を取得することによって、大学の看護学部1年次を免除、2年次より編入することも可能。 |
Aged Care(老人介護) | オーストラリアも今後ますます高齢化が進むという状況で、介護系職種の需要は高まるばかりです。オーストラリアで世界最新の福祉について学び、また、実地研修では実際に介護施設などでの就労経験を積むことも可能。将来的に大変有望なコースのひとつ。 |
Children Services(チャイルドケア) | 日本と違い、オーストラリアでは人口は増え続けている状況で、チャイルドケアの順番待ちをしている「待機児童」は問題になっている。最低でもCertificate III以上の学位を取得することによって、現地のチャイルドケア施設でも就労の可能性がある。日本でも、「英語のできる幼稚園教諭」は今後ますます必要とされる人材。 |
Remedial Massage(リメディアルマッサージ) | イギリス発祥、オーストラリアでは大変普及している「西洋式治療用マッサージ」。Diploma以上の学位を取得することによって、オーストラリアでプライベート保険の適用が受けられる可能性もあり、実用度が高い資格のひとつ。 |
Naturopathy(自然療法) | 日本ではまだ認知度が低いが欧米諸国では広く認められている。ホメオパシーやアロマセラピーなども、この自然療法のなかの一つ。これから日本でも期待ができる資格のひとつ。 |
Cookery(調理) | 西洋料理の基本を広く学ぶコース。単に料理だけではなく、パンやお菓子、デザートに至るまで、実践的に学んでいく。コースの後半では、実際に実務経験を積んでいく。Certificate III以上の学位を取得することにより、最低限Cook(調理師)として必要な資格を得ることができる。現地にてビジネスビザなどに繋がりやすいコースのひとつ。 |
Vehicle Mechanical Technology(自動車整備) | 車社会オーストラリア。自動車整備の需要は常に安定していて、人手不足の状況が続いている。今後は、電気自動車などが増加傾向にあるということで、電気系を専門とした自動車整備のコースも開始されている。 |
TESOL(英語教授法) | 英語を母国語としない人向けの英語教授法。日本の中高校教師や塾、英会話学校講師の方が学ぶケースが多くなっており、世界共通語とも言える英語の教え方を学びながら、自分の英語力も伸ばせる学位。短いもので12週程度のコースもあり。 |
Hospitality Management(ホスピタリティーマネージメント) | オーストラリアのホスピタリティーは世界的にもレベルが高い。外国人観光客も急増している日本で、2020年東京オリンピックに向けて、ますます需要が高まるホテル業界やホスピタリティーのプロフェッショナルを目指す。Diploma以上の学位を取得後、大学編入を目指す人も多い。 |
Tourism(観光学) | オーストラリアの観光学は世界的にも最先端と言われている。日本ではまだ「学部」として確立されていないが、観光業が盛んなオーストラリアでは一般的な学科。単なる旅行手配ではなく、観光業界のビジネス全般を扱うので、観光業界や周辺業界の経験者の更なるキャリアアップに最適。 |
専門留学のビザについて
専門留学のためのオーストラリアのビザは、学生ビザとなります。
語学+専門学校+大学など、パッケージで一気に長期の学生ビザを取得することも可能です。
弊社では、TAFE・カレッジの学校手配だけではなく、入学許可証(COE)発行手続きや学生ビザ申請サポート、健康診断のご案内まで無料サポート可能ですのでご安心ください!
専門留学 Q&A
- 入学のための条件はありますか?
- 留学生の入学審査には、大きく分けて学歴条件と英語条件の2つになります。ほとんどのTAFE・カレッジでは、日本の高校卒業以上で学歴条件をクリアすることができます。
もし英語力が足りないという場合は、TAFEやカレッジ付属の英語学校にて所定のコースを修了することによって、IELTSやTOEFLなどのスコア無しでもダイレクトに入学が可能となります。 - 入学試験や面接などはありますか?
- いいえ、留学生の場合は、上述の通り学歴&英語条件をクリアすることが基本で、入学試験や面接などはありません。一部、定員が非常に少ない特殊な学部などの場合、面接や論文の提出などが求められるケースがあります。
- EAPとは何ですか?
- EAPとは、English for Academic Purposesの略で、「進学準備英語コース」です。一般英語コースで中級以上のレベルに達すれば、このEAPへ進学することができます。一般英語コースとは違って、アカデミックな内容となり、TAFEやカレッジに進学後に困らないように、レポートの書き方やプレゼンテーションやディスカッションの方法などについても学んでいきます。このEAPを所定の成績で卒業することによって、IELTSやTOEFLなどのスコア無しでもダイレクトにTAFEやカレッジへ進学が可能となります。
- 入学日は決まっていますか?
- TAFEの場合は、1年に2回(2月と7月)が入学日となっており2学期制となっていますが、私立のカレッジの場合は、1年に4回または毎月入学日を設定しているような学校も多いです。
- 準備期間としては、どのくらいの期間が必要ですか?
- 基本的には、ご自身のスタート希望の6ヶ月前にはご相談ください。
その後、具体的な学校選び、コース選びをして、どんなに遅くともスタート予定の4か月前には出願手続きを開始、オファーレター発行、学費お支払い、入学許可証(COE)発行などの手続きを経て、スタート2か月前には学生ビザ申請&健康診断受診となります。※もし英語力が満たせずに、TAFEやカレッジの前に英語コースを受講するという場合は、その英語コース期間も逆算してプランを立てる必要があります。早め早めの準備を心がけましょう。
- 出願した後に審査にはどのくらいの時間がかかりますか?
- 一般的には1~2週間程度が平均的です。しかし、人気コースなどになると数週間以上かかるケースも珍しくありません。また、単位免除の審査も行うという場合は、さらに長期化するケースもあります。
- 専門留学中にアルバイトをすることは可能ですか?
- オーストラリアでは、学生ビザ保持者の就労が認められていて2週間で48時間まで就労が可能となっています。学校がホリデー中は、フルタイムで就労が可能です。
最高のプランを最少の費用でご案内します。
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