パース留学が気になるとき、まず知りたいのは「自分に合う都市か」「実際に生活できるか」という点ではないでしょうか。シドニーやメルボルンほど最初の候補に挙がりやすい都市ではありませんが、落ち着いた環境と学びやすさを重視する人にとって、パースは非常に有力な選択肢です。
一方で「費用は抑えられるのか」「学校や仕事の選択肢は十分か」「住まいは見つかるのか」といった懸念もあるでしょう。そこでこの記事では、2026年5月20日時点の公式情報をもとに、パースの基本情報からメリット・デメリット、費用目安、他都市との違いまでを整理しました。
パース留学が自分に合うかを判断しやすいよう情報をまとめましたので、ぜひ都市選びの参考にしてください。
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パース留学|基本情報

比較に入る前に、まずはパースがどんな都市かを短く整理します。
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項目 |
概要 |
|---|---|
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位置 |
西オーストラリア州の州都。東海岸主要都市とは生活圏が大きく異なる |
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時差 |
日本より1時間遅い |
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気候 |
地中海性気候で、夏は乾燥しやすく冬は比較的穏やか |
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学びの環境 |
大学、TAFE、語学教育など学び方の選択肢がある |
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制度面 |
将来のチャンスが広がる「地方指定エリア」* |
パースは、西オーストラリア州の州都です。
オーストラリア政府の留学生向け公式情報サイトStudy Australiaでも、学びの選択肢や海辺のライフスタイルを持つ都市として紹介されています。
東海岸の大都市とは異なる生活圏のため、複数都市を移動する留学よりも、パースという街に腰を据えてじっくりと生活や学習環境を整えたい方に特におすすめです。
また、パースはオーストラリア政府が指定する「地方指定エリア(Category 2)」に該当します。この地域で大学や専門学校(TAFEなど)を卒業し、学位を取得した留学生には、以下のような大きなメリットがあります。
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卒業後の就労ビザが長くもらえる: シドニーなどの大都市に比べ、現地で働きながら実務経験を積む期間を、大都市よりも長く確保できます。
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永住権への道がより有利: 地方地域での学習・就労実績は、将来的にオーストラリアでの永住権を目指す際に、ポイント加算などでプラスに評価されます。
そのため、「単に英語を学ぶだけでなく、現地で就職を目指したい方」や「将来的にオーストラリアへの移住(永住権)も視野に入れて計画的に留学したい方」には、パースは非常に戦略的で魅力的な選択肢となります。
※ビザの条件や滞在期間は、政府の方針により変更されることがあります。最新の正確な情報は、オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)の公式サイトや、専門の移民エージェントにて必ず最新状況を確認してください。
参照元(最終確認: 2026年5月20日)
- Study Australia「Western Australia (Perth)」
- Department of Home Affairs「Regional postcodes」
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「パース留学の詳細ページ」
パース留学のメリット

落ち着いた環境で学習と生活を両立しやすい
パースは、東海岸の大都市と比べると生活のテンポが比較的ゆるやかです。街の規模が大きすぎないため、通学、買い物、休日の過ごし方などの生活導線を作りやすい点が魅力です。
英語学習に集中したい人や、留学中に生活リズムを崩したくない人にとっては、落ち着いた環境そのものがメリットになります。
都市機能と自然のバランスが取りやすい
パースには、学校、公共交通、ショッピング施設、学生支援などの都市機能があります。一方で、ビーチや公園など自然を感じられる場所にもアクセスしやすく、勉強だけでなく生活面の満足度も重視しやすい都市です。
「平日は学校に通い、休日は自然の中でリフレッシュしたい」という人には向いています。
国際学生向けの支援を利用しやすい
西オーストラリア州における留学生支援の専門機関StudyPerthが運営する「Student Hub」では、留学生が現地で安心して生活し、将来の目標に近づけるよう、以下のようなサポートを無料で提供しています。
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学習・作業環境: 自習室として利用できるだけでなく、安定したネット環境、PC、印刷機が揃っており、課題作成や履歴書の準備に役立ちます。
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生活・メンタルサポート: 慣れない海外生活での悩み相談や、賃貸・労働問題などの専門的な法律相談窓口も案内しています。
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キャリア支援: 現地でのアルバイトやインターンシップの探し方、履歴書の書き方など、働くための実践的なアドバイスが受けられます。
つまり、「勉強から、生活のトラブル、仕事探しまで、学校の外でも頼れる専門家がいる」ということです。初めての留学では、困ったときに相談先があるかどうかも重要です。学校以外の支援先が見えやすい点は、パース留学の大きな安心材料になります。
地域指定の対象地域として確認しやすい
パースはオーストラリア政府の地域指定エリアに該当するため、卒業後の滞在や将来の進路を考える際、計画を立てやすいのが特徴です。
留学を検討する段階で、「将来的にこのエリアで学んだ実績がどう評価されるのか」という制度の枠組みを確認できることは、都市選びの安心材料になります。将来を見据えた留学プランを練りたい方にとって、明確な指針がある点はパース留学の大きな強みです。
パース留学のデメリット・注意点

東海岸の主要都市と距離がある
パースは西オーストラリア州に位置しており、シドニー、メルボルン、ブリスベンなどの東海岸主要都市とは生活圏が異なります。
休暇のたびに他都市へ気軽に移動したい人や、東海岸の都市を中心に旅行や仕事探しを考えている人には、距離がデメリットになることがあります。
パースでの家探しは「早めの行動」が必要
パースでは現在、借りられる物件の数が非常に少なく、多くの人が住まいを探しているため、競争率が高い状態が続いています。実際、2026年3月時点の空室率はわずか2.0%と、理想とされる水準(2.5〜3.5%)を下回っており、物件を見つけるのが難しい時期があるのが現実です。
「現地に行ってから探せばいいや」と渡航直前に動き出すと、選択肢がほとんど残っておらず、焦ってしまう可能性があります。そのため、最初の住まいは出発前に日本から手配しておくのが鉄則です。
まずは学生寮やホームステイなど、確実に確保できる場所を早めに予約し、パースに到着して生活が落ち着いてから、じっくりと次の住まいを探すのが最も安心で賢い方法です。
参照元:
REIWA「Perth vacancy rate」
求人や学校の選択肢は東海岸より限られる場合がある
パースにも語学学校、専門学校、大学、アルバイト先はあります。ただし、学校数や求人の幅では、シドニーやメルボルンのような大都市のほうが選択肢が多い場合があります。
「できるだけ多くの学校から選びたい」「仕事の選択肢を最大化したい」という人は、他都市も含めて比較したほうが安心です。
パース留学に向いている人
パース留学が合いやすいのは、次のような人です。
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向いている人 |
理由 |
|---|---|
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落ち着いた都市で学びたい人 |
超大都市ほど慌ただしくなく、生活リズムを整えやすい |
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都市機能と自然環境の両方を重視したい人 |
学校や生活インフラがありながら、海や公園にもアクセスしやすい |
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東海岸以外も比較したい人 |
シドニー、メルボルン、ブリスベンとは違う生活圏を検討できる |
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卒業後の滞在も視野に入れたい人 |
パースは地域指定の対象地域として確認しやすい |
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生活環境も含めて学校を選びたい人 |
学校、住まい、交通、仕事のバランスで判断しやすい |
反対に、学校数の多さ、求人の幅、都会らしい刺激を最優先したい人は、シドニーやメルボルンのほうが合う場合があります。
パースは「何でもある大都市」というより、「必要な都市機能がありつつ、落ち着いて生活しやすい都市」と考えると、自分に合うか判断しやすくなります。
パース留学|費用の目安

パース留学の費用は、学校の種類、滞在方法、通学期間、生活スタイルによって大きく変わります。ここでは、語学留学を想定した主な費用項目を整理します。
1豪ドル=114円
| 項目 | 費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 語学学校 | 週 600豪ドル~750(約7万~9万円) | 期間・コースにより変動 |
| 専門学校(TAFE等) | 年 13,000〜25,000豪ドル(約130〜250万円) | 公立・私立や専攻により異なる |
| 大学・大学院 | 年 36,000〜52,000豪ドル(約360〜520万円) | 学部・専攻により差が大きい |
| 滞在費(家賃) | 月 8万〜16万円 | シェアハウス〜ホームステイの目安 |
| 生活費(食費・交通費等) | 月 7万〜12万円 | 自炊・外食の頻度により変動 |
| 航空券(往復) | 約10万〜20万円 | 渡航時期により大きく変動 |
| 保険・ビザ関連費 | 約7万〜23万円 | 保険種別・ビザ種類による |
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パース留学中の生活

交通
パース中心部では、公共交通を使って通学や買い物をしやすいエリアがあります。中心部では無料CATバスも利用できるため、生活圏をうまく選べば移動負担を抑えやすいです。
一方で、郊外に住む場合は通学時間や交通費が増えることがあります。家賃だけで滞在先を決めず、学校までの移動時間も含めて確認しましょう。
住まい
主な滞在方法は、ホームステイ、学生寮、シェアハウスです。初めての留学では、最初の数週間から数か月はホームステイや学生寮を利用し、現地に慣れてからシェアハウスを探す方法もあります。
住宅探しは時期や空室状況に左右されるため、渡航前から候補を確認しておくと安心です。
仕事・アルバイト
学生ビザで働く場合は、就労条件を確認する必要があります。飲食店、カフェ、小売、清掃、ホテル関連などの仕事が候補になりますが、求人状況は時期や英語力によって変わります。
パースは東海岸の大都市より求人の幅が限られる可能性もあるため、仕事を重視する人は、学校の立地、住むエリア、英語力の準備まで含めて考えましょう。
パース留学|学校選び
パースには、語学学校、専門学校、TAFE、大学などの選択肢があります。学校を選ぶときは、授業料だけでなく、目的、通学エリア、サポート体制、進学や就職とのつながりも確認することが大切です。
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確認したい点 |
見るべきポイント |
|---|---|
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留学目的 |
英語力向上、進学、資格、キャリア準備など |
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コース内容 |
一般英語、IELTS対策、進学英語、専門コースなど |
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立地 |
住まいから通いやすいか、中心部へのアクセスは良いか |
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サポート |
日本語サポート、進学相談、仕事探し支援など |
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費用 |
授業料、教材費、入学金、滞在費との総額 |
学校を具体的に比較したい場合は、学校一覧ページで候補を確認し、自分の目的に合うコースを絞り込むのがおすすめです。
具体的な学校候補を見たい方は、パースの語学学校一覧を見るを確認してください。
💡パースの語学学校について知りたい方は▼
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パースと他都市の比較・早見表
パースを選ぶべきか迷う場合は、シドニー、メルボルン、ブリスベンと比較すると判断しやすくなります。
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都市 |
特徴 |
向いている人 |
|---|---|---|
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パース |
西海岸の落ち着いた都市で、自然と都市機能の距離が近い |
大都市すぎない環境で、比較的ゆったり学びたい人 |
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シドニー |
学校・仕事・生活の選択肢が多い大都市 |
選択肢の多さ、都市の便利さ、進学やキャリアを重視する人 |
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ゴールドコースト |
ビーチや自然を感じやすいリゾート都市 |
初めての留学で生活環境のイメージを持ちやすい場所を選びたい人 |
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ブリスベン |
都会すぎず落ち着きもあるバランス型の都市 |
生活費と利便性のバランスを重視する人 |
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メルボルン |
カフェ文化やアート、教育機関が充実した大都市 |
学びの選択肢と文化的な刺激をどちらも重視したい人 |
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アデレード |
コンパクトで落ち着いた雰囲気があり、生活しやすい都市 |
費用を抑えながら静かな環境で学びたい人 |
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ケアンズ |
温暖な気候と自然、観光業が特徴の小規模都市 |
海外生活に慣れやすい環境や自然に近い暮らしを重視する人 |
パースは、学校数や求人の幅で東海岸の大都市に劣る場合があります。一方で、落ち着いた生活環境、自然との距離、地域指定の確認しやすさは強みです。
「都会で選択肢を最大化したい」のか、「落ち着いた環境で学習と生活を整えたい」のかによって、合う都市は変わります。
💡オーストラリア都市比較について詳しく解説▼
「オーストラリア留学の都市比較記事」
パース留学|パースを選ぶ前に確認したいこと
パース留学を検討する際は、次の点を確認しておきましょう。
- 留学目的は英語学習、進学、キャリア、ワーホリ準備のどれか
- 学校数よりも自然や生活環境を重視したいか
- 住まい探しを早めに進められるか
- 他都市と比較したうえで、パースを選ぶ理由があるか
この5つを整理すると、パースが自分に合うか判断しやすくなります。
まとめ:パース留学は落ち着いた環境で学びたい人に向いている

パースは、シドニーやメルボルンのような大都市とは違い、落ち着いた環境で学習と生活を両立しやすい都市です。都市機能と自然のバランスがあり、国際学生向けの支援や地域指定の面でも確認しやすい特徴があります。
一方で、東海岸の主要都市と距離があること、住宅探しに早めの準備が必要なこと、求人や学校の選択肢が大都市より限られる場合があることは注意点です。
パース留学が合うかどうかは、費用だけでなく、生活環境、学校、仕事、他都市との違いを含めて判断することが大切です。
パースが自分に合うか迷っている方は、シドニー、メルボルン、ブリスベンなど他都市も含めて比較しながら検討しましょう。
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