オーストラリアの生活費と内訳を徹底解説！

オーストラリアへの留学を検討し始めたとき、学費は調べれば簡単にわかります。一方で、留学先での生活費がどのくらいかかるのかはなかなか把握できないため、「問題なく留学費用が捻出できるだろうか？」と不安に感じる方もいるでしょう。

今回は、オーストラリアへ留学したときの生活費と内訳を詳しく解説します。不安なくオーストラリアへの留学に踏み切れるように、1年間オーストラリアへ留学した場合を想定した収支表をまとめているので、ぜひ参考にしてください。

オーストラリアの生活費は月平均$1,500～2,000（14万〜19万円）

オーストラリアの生活費は、月平均で$1,500～2,000であり、日本円に換算すると14万～19万円程度です（※）。

都市によっても物価が異なり、オーストラリアの留学先として人気な都市を生活費が高い順で並べると、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、ゴールドコースト、アデレード、ケアンズになります。

※2024年1月現在の為替をもとに、1オーストラリアドル＝95円で計算しています

オーストラリアの生活費の内訳（1か月）

ここでは、オーストラリアでの生活にかかる1か月の費用の内訳と相場を紹介していきます。生活費の中には、家賃、食費、通信費、交通費、雑費などさまざまな費用が含まれています。それぞれの費用は、条件により大きく変わるので、ご自身の状況と照らし合わせながら確認してみてください。

宿泊費・家賃：$60～360（約5,700〜34,200円）

ドミトリーでの宿泊やシェアハウスの家賃は、人数によって1人当たりの費用が大きく異なります。ホームステイは平日2食と休日3食の食費が含まれているため食費を抑えられる傾向にありますが、ホストファミリーは郊外に多いので交通費がかかりやすい側面があります。

下記の表は、宿泊先・物件ごとの費用の目安をまとめたものです。

食費：$400～600（約38,000〜57,000円）

食費は人によって金額差が大きく出やすく、自炊ができるか、外食の頻度をどれくらいに抑えるかによって大きな差が出るでしょう。自炊メインで質素な食生活を心掛けた場合の食費は、$400～600（約38,000～57,000円）程度で抑えられるはずです。

一方、外食を頻繁にすれば食費が大きく跳ね上がってしまうため、食費を節約したいなら自炊がおすすめです。自炊するときは食材の購入方法を工夫することで、より食費を節約できます。スーパーの割引商品を購入するのはもちろん、比較的安価に食材を購入できるマーケットに立ち寄るのも有効です。

携帯電話料金：$30～50（約2,900〜4,800円）

日本で使っている携帯電話がSIMフリーであれば、オーストラリアのSIMカードを購入して差せばそのまま使用できます。特別な手続きは不要で、スーパーなどの店頭で販売されているSIMカードを購入するだけです。

短期～中期留学の方には、データ量を使い切るタイプのプリペイド式がおすすめです。使用料金は月々$30～50（約2,900〜4,800円）です。

そのほか、月間・年間契約のポストペイもあります。データ量や海外無料通話料が優遇されていることが多いので、ワーキングホリデーや長期留学の方に向いているでしょう。

オーストラリアは日本と同様に、飲食店や公共施設などのWi-Fi環境が整備されているため、使う場所を工夫すればデータ量が少なくても困りません。携帯電話料金を少しでも抑えたい方は、日常的に利用する施設でWi-Fiを使えそうか確認することも大切です。

交通費：$60～120（約5,700〜11,400円

オーストラリアの交通手段は、主に電車やバス、トラム（路面電車）です。片道15分程度の交通費の目安は、以下の通りです。

・語学学校生で週5回バスを利用した場合：月間$100～120（約9,500〜11,400円）
・専門学生や大学生で週5回バスを利用した場合：月間$50～60（約4,800～5,700円）※学割適用

家賃などの滞在費を抑えるために郊外に住むと、交通費が跳ね上がってしまう点には注意が必要です。住まいを選ぶ際には、語学学校やアルバイト先までの交通費を計算して決めるようにしましょう。

そのほか、住んでいる都市ごとのICカードを活用することでも交通費の節約につながります。一定期間での利用上限額が設定されていて、上限に達したあとは何回乗車しても課金されないICカードなどがあります。どのようなICカードを使えるか、またICカードごとのサービスを確認することが大切です。

その他（交際費など）：$100～350（約9,500〜33,000円）

交際費は1ヶ月あたり$100～350（約9,500〜33,300円）ほど見込んでおきましょう。生活に必須の予算ではないものの、留学先の文化に触れたり、現地で仲良くなった友人と食事をしたりなど、留学生活を充実させるのに欠かせない出費といえます。

観光産業が盛んなこともあり、オーストラリアで外食すると日本より高くつくことがあります。お店によって、ラーメン1杯で2000円ほどかかったり、ビールが1000円以上したりするところもあるためです。

そこで交際費を抑えたい場合は、予算を設定して管理するのがおすすめです。例えば、観光のために使える予算は月間いくらまでと決めることで、使いすぎを防止できます。

また、友人とお酒を飲みに行くときには、ハッピーアワーなどの設定があるお店を選ぶと飲食代を抑えられるので、色々と工夫してみましょう。

交際費を捻出するために普段は自炊して食費を抑えることもひとつです。パンや牛乳など、一つひとつの商品が大きいことから費用が多くかかるように感じるものの、シェアメイトと割り勘すると安く抑えることができます。

なお、オーストラリアでの生活費の節約術は下記の記事でも解説していますので、あわせてチェックしてみてください。

オーストラリアの生活費は始めの数か月分あればOK！

オーストリアへ留学する際に、ある程度の資金を確保しておく必要があります。ただし、「出発前までに必要な資金を貯められるか不安…」という方もいるでしょう。

ワーホリなら現地の生活費をアルバイトで賄うことができるため、留学時の資金にそこまで余裕がなくても差し支えありません。渡航時に用意しておく生活費は、最初の数か月分あれば十分です。

なお、主なアルバイトの平均時給の目安は下記の表の通りです。

【主なアルバイトと平均時給目安】

オーストラリアの留学での収支（1年間）

ここまで解説してきた生活費の情報をもとに、オーストラリアへ語学留学した場合とワーキングホリデーの場合の収支を計算していきましょう。

語学留学

ここでは、平均的な支出を想定し、年間収支を計算しています。なお、アルバイト収入は留学後4か月目から働き始めることを想定して、月給15万円×9か月の135万円で算出しました。

上記の条件で試算すると、年間で約200万円を別途用意しなければならない計算になります。

【語学留学の場合の年間収支例】

オーストラリアの語学留学・英語留学

ワーキングホリデー

ワーキングホリデーの場合、収入をどれくらい見込めるかによって計算が大きく変わります。ここでは、4か月目以降月収20万円×9か月の180万円で試算してあります。なお、生活費などの支出面は平均的な費用を見込んでいます。

上記の条件で試算すると、年間で70万円程度まで最終費用を抑えられる計算となります。

【ワーキングホリデーの場合の年間収支例】

オーストラリアのワーキングホリデー・ビザ申請

まとめ

今回は、オーストラリアへ留学したときの生活費と内訳を解説しました。生活拠点をホームステイにするのか、寮やルームシェアを利用するのかなどによって生活費は大きく変わります。食費も個人差の大きい支出項目のため、一概にいくらかかるとは言い切れません。留学前に生活費を抑えるためのポイントを自分なりに整理しておくことが、お金に困らない留学を成功させるコツです。

オーストラリア留学の生活費や収支に不安がある方は、留学エージェントに相談するのがおすすめです。留学ノウハウがあり、サポート体制も万全な留学エージェントへ相談すれば、現地での生活費節約のコツやお得な情報を得られます。

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