カナダのCo-op留学とオーストラリアのTAFE留学は制度が異なります。
Co-opは学業と就労実習がセットになったプログラムで、有給実習と学習を一体で経験したい人に適しています。一方、TAFEは公立の職業教育機関で、実習が標準で組まれているわけではなく、専門スキルや職業資格の取得を重視する人に向いています。有給・無給の条件や卒業後の就労可否は選択するコースごとに異なります。
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オーストラリアTAFE留学とカナダCo-op留学の違い
| 比較項目 | オーストラリアTAFE留学 | カナダCo-op(コープ)留学 |
| 制度の正体 | 州政府が運営する「公立の職業訓練学校」 | カリキュラムに「お仕事体験(実習)」が組み込まれた教育プログラム |
| 対象の国 | オーストラリア | カナダ |
| 主な通い先 | 各州・準州の公立校(TAFE) | カナダ政府に認められたカレッジ(DLI登録校)など |
| 学べる内容 | IT、ビジネス、観光・ホテル、調理、保育、介護・看護、建築、電気技術など | ビジネス、マーケティング、IT、ホスピタリティなど |
| お仕事体験(実習) | コースによる(看護や保育など一部のみで、全員必須ではない) | プログラム修了に必須(必ず実習が含まれる) |
| 実習中のお給料 | 有給の場合も無給の場合もある | 有給の場合も無給の場合もある |
| 普段のアルバイト | 授業期間中は2週間で48時間まで/長期休み中は制限なし | 条件を満たせば授業期間中は週24時間まで/長期休み中はフルタイム可 |
| 実習に必要な許可 | 学生ビザのルールと学校・実習先の条件を確認 | 条件を満たした上で「Co-op就労許可証」の取得が必要 |
| 取得できる資格 | オーストラリアの統一基準(AQF)に基づく修了証(Certificate、Diploma等) | 各学校・プログラムに応じた修了証(Certificate、Diploma等) |
| 現地学生との割合 | 学校・選ぶコース・キャンパスによって異なる | 学校・選ぶコース・都市によって異なる |
| 卒業後の就労ビザ | 卒業生ビザ(subclass 485等)の対象か、年齢・英語力・コースを個別確認 | ポスト・グラデュエーション就労許可(PGWP)の対象校・条件かを個別確認 |
| 向いている目的 | オーストラリアで職業資格や専門スキルをしっかり身につけたい人 | カナダで「勉強」と「お仕事実習」をセットで体験したい人 |
最も大切なのは、「TAFEは学校の種類」「Co-opは実習がついた学び方の仕組み」という違いです。単に国名だけで選ぶのではなく、自分が学びたい具体的なコース名、もらえる資格、実習の条件、ビザのルール、総費用などを比べて選ぶことが大切です。
参照元:
・Government of Canada – Work off campus as an international student
・Australian Government Department of Home Affairs – Check visa conditions (Condition 8105)
・Government of Canada – Work as a co-op student or intern
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オーストラリアのTAFE留学とは

TAFE(Technical and Further Education)とは、オーストラリアの州政府が運営する「公立の職業訓練学校」のことです。
仕事ですぐに使える実践的なスキルや知識を習得することに重点を置いた教育を行っています。
学べる分野は非常に幅広く、IT、ビジネス、観光・ホテル、調理、保育、介護・看護、デザイン、建築、自動車整備、電気技術など多様です。ただし、学べる専門コース、留学生を受け入れているか、キャンパスの場所、入学時期などは校舎や地域ごとに異なります。
取得できる資格には、基礎から応用までレベルに応じた修了証明(Certificate I〜IV、Diploma、Advanced Diplomaなど)があります。
大学編入の仕組み(単位認定など)を用意しているコースもありますが、TAFEを卒業すれば無条件で大学編入できるわけではありません。提携状況、選ぶ専攻、学校での成績、英語力、認められる単位数などを事前にしっかり確認することが大切です。
TAFEは「働くことが必須の留学」ではない
TAFEは職業訓練の学校なので、看護・保育・介護・調理など、国家資格や業界ルールで実践が不可欠な分野では実習(work placement)が含まれることがあります。
すべてのコースに仕事体験(実習)が組み込まれているわけではありませんが、一方で、教室での講義やプロジェクト課題が中心のコースもあります。
実習(work placement)がある場合も、有給とは限りません。次の点をコースページ、学生ハンドブック、offer、実習規定で確認しましょう。
-
実習が単位取得に「必須」か「自由参加」か
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必要な実習時間(週数)
-
実習先を学校が用意してくれるか、自分で探す必要があるか
-
実習が無給か有給か
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無犯罪証明(Police Check)、子供と接するための適正チェック(Working with Children Check)、予防接種、専用の保険や作業着・道具などの事前準備が必要か
-
実習の時間が、ビザで定められた「就労時間の上限」に含まれるかどうか
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学生ビザで働ける時間制限(ルール)
オーストラリアの学生ビザでは、授業が行われている期間中に働ける時間は「2週間(14日間)で合計48時間まで」と決められています。学校の公式な夏休みや冬休みなどの期間中は、時間の制限なく働くことができます。
(※研究型の大学院生には別の規則がありますが、一般的なTAFE留学はこの「2週間で48時間」のルールが適用されます)
なお、「2週間」の計算方法は自分で自由に14日間を選ぶのではなく、「月曜日から始まる14日間」で計算されます。アルバイトのシフトを組む際は、政府(Department of Home Affairs)の基準や自分のビザ情報(VEVO)を必ず確認してください。また、学校のコースが正式に始まる前に働くことは法律で禁止されています。
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参照元:
・Australian Government Department of Home Affairs – Subclass 500 Student visa conditions
・Australian Government Department of Education – CRICOS / 各州TAFE留学生規定
カナダのCo-op留学とは
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カナダで「Co-op留学」と呼ばれているのは、「学校での授業(座学)」と「お仕事体験(就労実習)」がセットになった教育プログラムのことです。学べる分野は幅広く、ビジネス、カスタマーサービス、デジタルマーケティング、IT、ホスピタリティ(観光・接客)など、学校によってさまざまなコースが用意されています。
ただし、「Co-opコース」を選べば誰でも自動的に実習で働けるわけではありません。実習で働くための許可証(Co-op work permit)を入手するには、カナダ移民局(IRCC)が定める以下の条件をすべて満たす必要があります。
-
有効な学生ビザ(Study Permit)を持っていること
-
「コース修了のために実習が必須である」という証明書を学校から発行してもらうこと
-
実習の期間が、コース全体の50%以下であること
-
語学学習のみ、一般教養のみ、他のコースへの準備コースなど、対象外のプログラムではないこと
また、通う学校はカナダ政府に認定された学校(DLI: Designated Learning Institution)である必要があります。さらに、将来「卒業後就労ビザ(PGWP)」の取得を考えている場合は、ただDLI校に通うだけでなく「その学校と選ぶコース自体がPGWPの発行対象になっているか」を入学前の段階で必ず確認してください。
Co-op実習は必ず有給ではない
日本の留学紹介サイトなどでは「Co-op=有給インターン」と紹介されることがよくあります。しかし、政府の制度上、Co-op就労許可証(Co-op work permit)は「カリキュラムに必要な実習を行うための許可」であって、給与が出ることを保証する制度ではありません。
実習中にお給料が出るか(有給か無給か)、学校が実習先を用意してくれるか自力で探すかなどは、学校やプログラムによって大きく異なります。入学契約を結ぶ前に、以下のポイントを書類や契約書で必ず確認しましょう。
-
実習が「有給」か「無給」か
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実習先を学校が手配(保証)してくれるか、自分で探して応募するスタイルか
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自分の希望する業界で実習ができるか
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実習をスタートするために必要な学校での成績、出席率、英語力
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履歴書の添削、面接対策、求人紹介などのサポート範囲
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万が一、実習先が決まらなかった場合の代替レッスンや返金ルール
アルバイトとCo-op実習は別に考える
カナダでは、一定の条件を満たす留学生は授業期間中でも「学外で週24時間まで」アルバイトをすることが認められています。
また、夏休みや冬休みなどの学校の公式な長期休み中であれば、フルタイムで働くことも可能です。
この「普段のアルバイト(学生就労)」と「学校の単位を取るためのCo-op実習」は、ビザの仕組みとして全く別のルールになります。
「授業期間中のアルバイト」「Co-opの実習期間」「長期休み中のアルバイト」をごちゃ混ぜにせず、自分に発給された学生ビザ(Study Permit)とCo-op就労許可証(Co-op Work Permit)に記載されている条件をしっかり確認して行動しましょう。
どちらが向いている?目的別の選び方

オーストラリアTAFE留学が向いている人
- 職業資格や実務スキルを体系的に学びたい
- Certificate、Diploma、Advanced Diplomaなど、取得資格を明確にしたい
- 調理、保育、介護、看護、トレード、ITなど特定分野が決まっている
- 実習施設や業界との接点を重視したい
- TAFEから大学へのpathwayも比較したい
- オーストラリアの永住得取得を目指したい
カナダCo-op留学が向いている人
- カナダで座学と就労実習を一つのプログラムとして経験したい
- ビジネス、マーケティング、IT、ホスピタリティなどで海外就労経験を作りたい
- 英文履歴書や面接を含め、実習先探しにも主体的に動ける
- 希望校のDLI・PGWP対象状況を自分でも確認できる
- 実習が無給または希望職種以外になる可能性も含めて予算を組める
- カナダの永住権主六を目指したい
費用は「学費-想定収入」ではなく総額で比較する

カナダのCo-op(コープ)留学もオーストラリアのTAFE(テイフ)留学も、選ぶ学校、コース、住む都市、留学期間によって費用が大きく変わります。特定の学校を決めずに「Co-opは○○万円」「TAFEは○○万円」と一括りの金額で決めてしまうと、実際の予算と大きくズレてしまう危険があります。
見積もりを作る際は、最低でも以下の項目を「同じ期間」「現地通貨」の条件でそろえて比較しましょう。
アルバイトや実習で得られる収入は「もし稼げたら生活費の一部に充てる」程度に考えておくのが安全です。出発前の段階では「仕事が決まらない期間(無収入の期間)があっても生活できるだけの資金」を用意しておきましょう。
アルバイトや実習収入は「得られたら生活費の一部に充てる」程度に置き、出発時点では仕事が決まらない期間も生活できる資金を用意しましょう。為替変動もあるため、現地通貨で総額を作ってから、複数の為替水準で日本円換算する方法が安全です。
なお、オーストラリアの専門学校(TAFE含む)の費用詳細については、Mirai Bridgeのオーストラリア専門学校の費用も参考にできます。
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参照元:
・Government of Canada – Pay your fees (IRCC)
・Australian Government Department of Home Affairs – Subclass 500 Visa Fees / Australian Government Department of Health and Aged Care – OSHC
よくある質問

Q. Co-op(コープ)留学とTAFE(テイフ)留学はどちらが稼げますか?
一概に「どちらが稼げる」と比べることはできません。Co-op留学でも実習が「無給」の場合がありますし、希望通りの職種や欲しい勤務時間が必ず保証されるわけではないためです。 また、TAFE留学中のアルバイトも、ビザで定められた働ける時間の上限(2週間で48時間)、本人の英語力、住む地域、過去の職歴、現地の求人状況によって収入が変わります。 「いくら稼げるか」という収入面だけで判断するのではなく、学費・生活費・実習の条件を含めた全体の予算(総額)で比較することが大切です。
Q. Co-op留学なら必ず現地企業で働けますか?
必ずしも働けるとは限りません。実習先(インターン先)の探し方や決まり方は、学校やプログラムによって大きく異なります。学校が就職サポート(履歴書添削や面接対策など)を提供してくれても、採用までを完全に保証してくれるとは限りません。 「過去にどんな企業で実習実績があるか」だけでなく、「学校がどこまで保証・手配してくれるのか」「万が一実習先が決まらなかった場合にどうなるのか」を、入学前にしっかり確認しておきましょう。
Q. TAFE留学ではオーストラリア現地の学生と一緒に学べますか?
現地のオーストラリア人学生と一緒に学ぶ機会はあります。ただし、クラス内の学生の割合(留学生と現地学生の比率)は、通うTAFE、キャンパス、選ぶコース、入学する時期によって大きく異なります。 「現地学生が〇割いる」と一括りに決めてしまわず、志望するコースの具体的な状況を事前にお問い合わせ等で確認するのが確実です。
Q. TAFEにもインターンシップや実習はありますか?
実習があるコースもありますが、すべてのコースにあるわけではありません。保育、介護、看護、調理など、現場での実践が不可欠な分野では実習(work placement)がカリキュラムに含まれることがあります。 実習が「単位取得に必須か」「有給か無給か」「実習先を学校が手配してくれるか」「実習に入るための事前審査(無犯罪証明や予防接種など)があるか」は、コースごとに確認が必要です。
Q. 卒業後に現地の就労ビザや永住権を取れますか?
どちらの留学を選んでも、卒業すれば自動的に就労ビザや永住権がもらえるわけではありません。
カナダの卒業後就労許可(PGWP)や、オーストラリアの卒業生ビザ(Temporary Graduate visa / Subclass 485)などを取得するには、通う学校、選ぶコース、取得する資格のレベル、就学期間、申請時の年齢、英語力、対象となる職種などの厳しい条件をクリアする必要があります。 両国の移民ルールは変更が非常に多いため、必ず政府の最新公式情報や有資格のビザ専門家(移民コンサルタントや弁護士)に相談して確認してください。
Q. 英語力が低くても入学できますか?
入学に必要な英語力は、学校、コース、学ぶ分野によって大きく異なります。 また、仮に入学用の英語基準(TOEICやIELTSなど)をクリアして入学できたとしても、実際の専門授業や現地企業での実習・面接では、より実践的な英語力が求められます。
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まとめ|オーストラリアで永住権取得を目指した留学ならMiraiBridge

カナダCo-op留学とオーストラリアTAFE留学の最大の違いは、Co-opが「就労実習をカリキュラムに含むプログラム」で、TAFEが「職業教育を提供する公立教育機関」であることです。
カナダで学習と就労実習を一体で経験したいならCo-op、オーストラリアで職業資格や専門スキルを体系的に学びたいならTAFEが候補になります。ただし、どちらも有給実習、希望職種、卒業後の就職、ビザを保証する制度ではありません。
比較するときは、広告上の「働ける」「就職につながる」だけで判断せず、正式なコース名、資格、実習条件、就労上限、総費用、卒業後の制度を公式情報で確認しましょう。
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