オーストラリアの物価は高い?留学前に見るべき費用を解説

オーストラリアの物価は、日本と比べると高く感じる場面が多いです。特に外食、家賃、カフェ、交通費、日用品などは、留学やワーホリで現地生活を始めた人が「思ったより高い」と感じやすい費目です。

ただし、すべての費目が一律に高いわけではありません。スーパーで買う肉・乳製品・パン・パスタなどは、買い方によって日本より割安に感じることもあります。つまり、オーストラリアの物価は「高い・安い」で単純に判断するよりも、何にお金がかかり、どこを調整できるかを分けて考えることが大切です。

この記事では、オーストラリアの物価を日本との違い、費目別の特徴、留学前に見るべきポイントに分けて解説します。

なお、月ごとの生活費や年間収支を詳しく知りたい方は、オーストラリアの生活費と内訳もあわせて確認してみてください。

オーストラリアの物価は日本より高い?

結論からいうと、オーストラリアの物価は日本より高く感じやすいです。特に日本の外食チェーン、コンビニ、ドラッグストアの価格に慣れていると、現地のランチ代や日用品の価格に驚くことがあります。

オーストラリアの労働基準を監督する政府機関Fair Work Ombudsman」の規定によると、
2025年7月1日以降、21歳以上の最低時給(National Minimum Wage)は24.95豪ドル(日本円で約2,844円*)に設定されています。
*(1豪ドル=114円

さらに、有給休暇などの手当てがない代わりに時給が割増される「カジュアル契約」で働く場合は、25%のローディング(上乗せ)が適用されるため、最低時給は31.19豪ドルとなります。

  • 一般の最低時給(21歳以上): 24.95豪ドル24.95豪ドル(約2,844円)

  • カジュアル勤務の最低時給(25%上乗せ): 31.19豪ドル(約3,556円)

このように、現地の物価は高いものの、法律で定められた最低賃金もしっかりと高く設定されているのがオーストラリアの特徴です。

そのため、旅行者のように日本円の貯金だけで生活する場合と、現地で働きながら生活する場合では、物価の感じ方が変わります。

ただし、留学初期からすぐに安定した仕事が見つかるとは限りません。最初の数か月は、仕事の収入をあてにしすぎず、家賃・食費・交通費を払える準備資金を用意しておく方が安心です。

参照元:

Fair Work Ombudsman: https://www.fairwork.gov.au/employment-conditions/awards/award-and-agreement-free-wages-and-conditions

物価を見るときは「生活費」と分けて考える

「オーストラリアの物価」を調べていると、生活費の月額目安や年間費用の情報も多く出てきます。ただ、物価と生活費は少し意味が違います。

物価は、商品やサービスの価格のことです。たとえば、ランチ1食、コーヒー1杯、シャンプー1本、バスの運賃などが物価にあたります。

生活費は、それらを1か月の暮らしに積み上げた金額です。家賃、食費、交通費、通信費、交際費などを合計したものが生活費です。

見るもの

判断できること

物価

外食、食材、日用品、交通運賃

日本と比べて何が高いか

生活費

家賃、食費、交通費、通信費の月額合計

1か月にいくら必要か

留学費用

学費、ビザ、航空券、保険、生活費

渡航全体でいくら必要か

本記事では、費目ごとの物価感に絞って解説します。生活費の総額を知りたい場合は、オーストラリアの生活費と内訳を参考にしてください。

費目別に見るオーストラリアの物価

オーストラリアで高く感じやすい費目と、工夫しやすい費目を分けると、次のようになります。

費目

物価の感じ方

留学前の考え方

外食

日本より高く感じやすい

毎日外食前提にしない

スーパー食材

商品によっては抑えやすい

自炊できる環境を選ぶ

家賃

生活費への影響が大きい

都市・立地・部屋タイプで比較する

交通費

通学距離で差が出る

家賃だけでなく移動費も見る

通信費

比較的見通しを立てやすい

SIMフリー端末を準備する

日用品

日本より高く感じるものがある

持参するものと現地購入を分ける

娯楽・交際費

使い方で大きく変わる

月ごとの上限を決める

ポイントは、外食と家賃をどう管理するかです。食費は自炊で調整しやすい一方、家賃は契約後にすぐ変えにくいため、渡航前から都市や滞在方法を慎重に考えておきましょう。

外食は高め。自炊できるかで食費は変わる

オーストラリアで物価の高さを感じやすい代表が外食です。カフェのコーヒー、ランチ、レストランでの食事は、日本の感覚より高く感じることが多いでしょう。

日本では、コンビニや牛丼チェーン、定食屋などで比較的安く食事を済ませられます。一方、オーストラリアでは人件費が高いこともあり、外食が続くと食費が一気に上がりやすくなります。

ただし、スーパーで食材を買って自炊する場合は、食費を調整しやすくなります。肉、パン、パスタ、乳製品、冷凍食品などは、容量が大きい商品を選んだり、セールを利用したり、シェアメイトと分けたりすることで、1食あたりの負担を抑えられます。

留学前に考えておきたいのは、「安い食材があるか」よりも「自炊しやすい生活にできるか」です。キッチンを使いやすい滞在先か、学校やアルバイトのあとに無理なく料理できるかで、食費は大きく変わります。

家賃は物価以上に生活への影響が大きい

オーストラリアで生活費を大きく左右するのは家賃です。物価というと食品や日用品をイメージしがちですが、留学生やワーホリの予算では、住居費のインパクトが最も大きくなりやすいです。

家賃は、主に次の条件で変わります。

  • 都市
  • 中心部からの距離
  • 学校や職場までのアクセス
  • オウンルームかシェアルームか
  • ホームステイ、学生寮、シェアハウスのどれを選ぶか
  • 光熱費やインターネット代が含まれるか

たとえば、シドニーやメルボルンの中心部は家賃が高くなりやすい傾向があります。一方、ブリスベンやゴールドコーストなどは、暮らし方によって費用を調整しやすいケースがあります。

ただし、「この都市なら必ず安い」とは言い切れません。同じ都市でも、中心部に近い部屋、駅やトラムに近い部屋、人気エリアのオウンルームは高くなりやすいです。家賃だけを見て郊外に住むと、交通費や移動時間が増えることもあります。

滞在方法ごとの費用感を知りたい方は、オーストラリアでのホームステイにかかる費用も参考にしてください。

交通費は「家賃の安さ」とセットで見る

交通費は、住む場所と通学・通勤距離で変わります。家賃を抑えるために郊外へ住むと、交通費が増えたり、移動時間が長くなったりすることがあります。

特に留学初期は、学校に通いながら生活に慣れ、アルバイト探しも進める時期です。家賃だけを優先して不便な場所を選ぶと、移動の負担が大きくなり、結果的に生活の満足度が下がることもあります。

住まいを選ぶときは、次の3つをセットで見ましょう。

  • 1週間の家賃
  • 学校までの交通費と移動時間
  • アルバイト先を探しやすいエリアか

交通費を含めて考えると、少し家賃が高くても学校や仕事に近い場所の方が、生活全体では楽になる場合もあります。

通信費・日用品は準備で差が出る

通信費は、家賃や食費ほど大きな差は出にくい費目です。SIMフリーのスマートフォンを日本から持っていけば、現地でプリペイドSIMやモバイルプランを選びやすくなります。

一方、日用品は日本より高く感じるものがあります。歯ブラシ、歯磨き粉、化粧品、生理用品、常備薬など、使い慣れたものがある場合は、渡航時にある程度持参すると安心です。

ただし、すべてを日本から持っていく必要はありません。荷物が増えすぎると移動が大変になるため、次のように分けると準備しやすくなります。

日本から持参しやすいもの

現地購入でよいもの

常備薬*、コンタクト用品、使い慣れた化粧品、歯ブラシ

シャンプー、洗剤、タオル、キッチン用品、消耗品

留学生活では、最初から完璧にそろえようとするより、最初の1〜2週間に必要なものを持っていき、生活に慣れてから現地で買い足す方が現実的です。

*日本から持っていける薬の量は限られています。

オーストラリアの物価|都市によって物価の感じ方は変わる

オーストラリアの物価は、都市によっても感じ方が変わります。特に差が出やすいのは家賃です。

シドニーやメルボルンは都市規模が大きく、学校や仕事の選択肢が多い一方で、住居費が高くなりやすい傾向があります。ブリスベンやゴールドコーストは、都市の便利さと暮らしやすさのバランスを取りやすいと感じる人もいます。

オーストラリア政府が公式に運営する留学情報ポータルサイトStudy Australiaも、生活費は住む場所やライフスタイルによって変わるため、Cost of Living Calculatorで概算を確認するよう案内しています。同ツールの費用はあくまで目安で、2023年11月更新の概算であることも明記されています。

つまり、物価を調べるときは「オーストラリア全体の平均」だけでなく、「自分が住む都市」「通う学校の場所」「選ぶ滞在方法」をセットで見る必要があります。

都市選びで迷っている方は、オーストラリア留学でおすすめの都市を参考にしてください。
ゴールドコーストでの暮らしに興味がある方は、ゴールドコースト留学のメリット・デメリットもあわせて読むと、生活イメージをつかみやすくなります。

参照元:

Study Australia: https://www.studyaustralia.gov.au/en/life-in-australia/living-and-education-costs.html

最低賃金が高くても、油断しすぎない

オーストラリアは最低賃金が高い国として知られています。現地で働ける場合、収入を得ながら生活費を補える可能性があります。

ただし、最低賃金の高さだけで「生活費は心配ない」と考えるのは危険です。理由は次の通りです。

  • 渡航直後にすぐ仕事が見つかるとは限らない
  • 英語力や経験によって応募できる仕事が変わる
  • 勤務時間が希望通りに入るとは限らない
  • 家賃や外食費も高くなりやすい
  • 学生ビザの場合は就労時間のルールを確認する必要がある

ワーホリの場合も、学生ビザの場合も、最初は生活基盤を整える時間が必要です。現地収入を見込む場合でも、渡航前に数か月分の生活費を用意しておくと安心です。

留学全体の予算を見たい方は、オーストラリア留学の予算・費用で、学費・ビザ・航空券・滞在費なども確認しておきましょう。

物価が高いオーストラリアで節約するコツ

オーストラリアで物価の高さに振り回されないためには、我慢だけでなく、生活の設計を工夫することが大切です。

自炊しやすい住まいを選ぶ

食費を抑えたいなら、自炊できる環境はとても重要です。キッチンが使いやすいか、冷蔵庫に十分なスペースがあるか、スーパーに行きやすい場所かを確認しましょう。

セールや大容量商品を活用する

スーパーでは、セール品や大容量の商品をうまく使うと食費を抑えやすくなります。肉やパン、冷凍食品などは、シェアメイトと分けたり、冷凍保存したりすると無駄を減らせます。

家賃だけで住まいを決めない

家賃が安くても、交通費や移動時間が増えすぎると負担になります。学校、アルバイト先、スーパー、交通機関へのアクセスをまとめて見ましょう。

外食は予算を決めて楽しむ

外食を完全に避ける必要はありません。友人との食事やカフェでの時間も、留学生活の楽しさの一部です。ただし、毎日外食にすると食費が上がりやすいため、週に何回まで、月にいくらまでと決めておくと安心です。

都市選びの段階で生活費を相談する

物価の不安は、都市選びの段階でかなり変わります。シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコーストなど、それぞれ生活費・学校・仕事探しのしやすさが違います。

「どの都市が安いか」だけでなく、「自分の目的と予算に合う都市はどこか」を考えることが大切です。

オーストラリアの物価についてよくある質問

オーストラリアの物価は日本の何倍くらいですか?

一概に何倍とは言い切れません。外食や家賃は日本より高く感じやすい一方で、スーパーの食材は選び方によって抑えられるものもあります。日本より高い費目と、工夫しやすい費目を分けて考えるのがおすすめです。

オーストラリアで生活費が高くなりやすい費目は何ですか?

特に大きいのは家賃です。次に、外食、交通費、交際費などが生活費に影響しやすいです。自炊を増やし、学校や職場に通いやすい住まいを選ぶことで、負担を抑えやすくなります。

自炊すれば食費は安くなりますか?

全体的な体感としては、日本の「約1.5倍〜2倍」が目安です。

ただし、費目によって価格差が非常に激しいのが特徴です。たとえば、人件費が高いため外食やカフェ、都市部の家賃は日本の2倍以上になることが珍しくありません。マクドナルドの価格を比較する「ビッグマック指数」で見ても、オーストラリアは日本の約1.6〜1.8倍の価格です。

一方で、スーパーで買える自炊用の食材(お肉、パスタ、乳製品など)は、大容量のものを選べば日本とほぼ同じか、安く抑えられるものもあります。「日本より高い費目(外食・家賃)」と「工夫して抑えられる費目(自炊)」を分けて生活設計をするのがおすすめです。

物価が安めの都市を選べば安心ですか?

都市だけで判断するのは危険です。同じ都市でも、中心部か郊外かオウンルーム(個室が確保されている)かシェアルームか、学校までの距離はどうかで生活費は変わります。都市の平均ではなく、自分の住み方で比較しましょう。

最低賃金が高いなら、生活費は現地収入でまかなえますか?

人によりますが、現地到着後、仕事が決まるまでに約1.5ヶ月〜2ヶ月かかるケースが多く、その間の生活費として最低3ヶ月分(100万〜150万円程度)の資金を準備しておくことが推奨されます。
オーストラリアは最低賃金が高い一方で、仕事探しには英語力や経験、タイミングが関係します。英語力が乏しいと、最低賃金を下回る条件でしか雇ってもらえない「労働搾取」に合う可能性もあります。

渡航直後の生活資金をしっかり用意し、最低賃金が守られている職場(ローカルジョブや優良なジャパレスなど)を確保できれば、現地収入のみで十分に豊かに暮らすことができます

オーストラリア留学ならMirai Bridge

オーストラリアの物価は、日本と比べて高く感じる場面が多くあります。特に外食、家賃、交通費、日用品は、留学生活の中で負担を感じやすい費目です。

一方で、スーパーでの買い物や自炊、シェア生活、都市選びを工夫すれば、すべての費用が一方的に高くなるわけではありません。大切なのは、「オーストラリアは高い」とまとめて考えるのではなく、どの費目が高く、どこなら調整できるのかを分けて見ることです。

オーストラリアの物価は、平均だけでは判断しにくく、都市・住まい方・外食頻度で大きく変わります。

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ゴールドコーストやブリスベン、シドニーなどの現地感もふまえながら、予算に合う都市選びや生活設計を相談できます。

物価や生活費に不安がある方は、早めに全体像を整理しておくのがおすすめです。
初心者向け「オーストラリア留学完全ガイド」こちらも参考になります。
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