海外留学の種類とは?自分に合ったスタイルを選ぶために

海外留学をしたいと考えているものの、どのようなスタイルで留学をすべきか、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。留学の目的は人それぞれであるため、一回きりの経験を無駄にしないよう、自分に合った留学プランを決めることが大切です。

今回は、海外留学の種類や特徴について紹介します。あわせて種類別におすすめの人も解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

海外留学の種類

海外留学には次のような種類があります。

・交換留学
・認定留学
・語学留学
・休学留学
・クロス留学
・海外インターンシップ
・ダブルディグリー
・ワーキングホリデー
・海外ボランティア
・オンライン留学

それぞれの特徴や向いている人を解説します。

交換留学

交換留学は、所属する大学が協定を結んでいる海外の大学へ留学することです。期間は半年から1年が目安になります。

なお、「交換」と名はつくものの、必ずしも相互に留学生を受け入れているわけではありません。留学先には制限があり、特定の学部のみ交換留学を認める大学もあります。

留学中の単位は認定されることが多く、通常は4年間で卒業可能です。現地の学生と一緒に学べるメリットがある反面、交換留学生に選ばれるには、大学側が要求する一定の成績や英語力を満たす必要があります。英語圏への留学であればTOEFLのスコアが重視されることもあります。

交換留学は私費留学よりも費用が安くなる傾向にあるので、留学費用を抑えたい人に向いています。

また、協定する大学へ留学することになるため、所属の大学でサポートを受けながら留学したい人にもおすすめです。

認定留学

認定留学は、所属する大学の承認を受けた海外の大学に留学することです。交換留学と比べて留学する大学を自由に選択しやすい分、費用もかかります。

認定先の大学で取得した単位は、所属する大学の単位に換算されるため、4年で卒業を目指せる方法です。

認定留学は、交換留学先である協定校以外に留学したい人におすすめの方法です。協定校の留学と比べて費用がかかるため、費用面で余裕がある人に向いています。

語学留学

語学留学は、現地の語学学校や大学付属の語学センターに留学することです。1週間程度からの短期プログラムや、1年単位の長期のプログラムがあります。

プログラムが始まる前にクラス分けテストが実施され、自分に合ったレベルに割り振られるのが特徴です。

語学学習に特化した留学であるため、基礎から英語を学びたい人に向いています。また、将来的に認定留学や交換留学を考えており、英語力を身につけたい人にもおすすめです。

休学留学

休学留学は、所属する大学に籍を置いたまま休学し、半年から1年程度海外の大学に留学することです。大学の留学制度を利用せずに留学エージェントを通して留学するため、希望する条件で留学しやすいメリットがあります。

休学留学中に海外で取得した単位は認定されないため、休学した分、卒業が延びる点には注意しましょう。

休学留学は、交換留学や認定留学のように留学先が制限されないことから、自由に留学プランを組みたい人に向いています。

また、帰国後は所属する大学に復学するため、就職活動に大きな影響はありません。就職前に語学力を伸ばしたい人にも向いています。

クロス留学

クロス留学は、専門の言語と第二外国語の2つを同時に学ぶための海外留学です。第二外国語を母国語とする国や地域の大学に留学して、第二外国語と専門言語の同時習得を目指します。

クロス留学を実施している大学は限られる点には注意が必要です。特定の大学の国際学部や外国語大学などに限定されます。

クロス留学は、2ヶ国語を同時に学びたい人に向いています。限られた大学生活で効率良く語学力を高めたい人にもおすすめです。

海外インターンシップ

海外インターンシップは、海外の企業でインターンとして経験を積める方法です。職場体験ができるため、現場で使われる実践的な英語を身につけられます。

インターンの期間は、数週間程度の短期のものから、1年を超える長期のものまでさまざまです。無給がほとんどですが、給料が発生するプログラムもあります。

海外インターンシップでは、海外のビジネススタイルを経験できることから、グローバルなキャリアを考えている人やビジネス英語を習得したい人に向いているでしょう。また、アルバイトではなく、海外でオフィスワークをしたい人にも向いています。

ダブルディグリー

ダブルディグリーは、所属する大学と協定を結ぶ海外の大学に、1年以上留学して学位取得のプログラムを修了する方法です。日本の大学に所属しながら海外の大学の学位も取得するため、2つの学位を短期間で取得できます。

通常、学位を2つ取得する場合、決められた期間まで在籍する必要があります。大学であれば4年制が一般的なため、8年の在籍が必要になるでしょう。

しかし、ダブルディグリーを利用すれば、8年在籍しなくても短期間で両方の学歴を得られます。留学費用を抑えたい人、高度な語学力がある人に向いています。

ワーキングホリデー

ワーキングホリデーは、二国間または地域間の取り決めにより長期の滞在を認める制度です。青少年が休暇目的で協定を結ぶ国や地域に滞在して、就労や就学することを認めています。

ワーキングホリデーでは利用できる年齢が定められており、国や地域にもよりますが、おおむね18~30歳が対象です。2023年8月1日時点において、日本は29の国や地域と制度を実施しています。

日本からワーキングホリデーで滞在できる代表的な国は、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどです。

ワーキングホリデーは、観光、就学、就労を比較的自由にできる制度です。語学力の向上だけでなく、仕事も旅行もバランス良く楽しみたい人や海外に長期間滞在したい人に向いています。

なかでも、オーストラリアのワーキングホリデーなら、より長期間滞在することができます。ほかの国とは異なり、オーストラリアにはワーキングホリデーの期間を延長可能な「セカンドワーキングホリデービザ」や「サードワーキングホリデービザ」が設けられています。海外での生活をより長く経験したい方に向いているといえます。

出典:「ワーキング・ホリデー制度」(外務省)

海外ボランティア

海外ボランティアは、海外で活動するボランティア団体に合流して活動する方法です。短期のプログラムがメインで、発展途上国などで活動するのが主流です。語学学習が目的ではないため、コミュニケーションとしての語学が中心になります。

学費がかからないことから、海外ボランティアは留学費用を抑えたい人に向いています。また、介護や教育などの支援が中心のため、福祉系のキャリアを考えている人におすすめです。

オンライン留学

オンライン留学は、日本にいながら、海外の大学の授業にオンラインで参加する方法です。大学の協定校や民間サービスなどでオンライン留学ができます。

現地に滞在しないため、留学コストを抑えられるのがメリットです。ただし、現地の文化を肌で感じられないデメリットはあります。また、時差があるため、リアルタイムでの参加が難しい場合があることにも注意しましょう。

留学コストを抑えつつ、英語学習のみに集中したい人におすすめの留学方法です。また、オンラインであれば現在のライフスタイルを維持しつつ参加しやすいことから、まとまった期間を留学に充てられない人にも向いています。

目的を明確にして海外留学のスタイルを決めよう

ここまで留学の種類を紹介してきましたが、どの留学が自分に合っているかは留学の目的で変わります。

例えば、語学力を身につけたいなら、語学力が向上するようなプランが選択肢として考えられるでしょう。異文化交流が目的なら現地で文化を体験できるプランが適しています。

ほかにも、永住権を獲得したいと考える場合、獲得に必要とされる条件である英語力や学歴などをも満たせる内容の留学プランを選ぶといったものです。

留学の目的を明確にしたうえで、目的に合った留学方法を検討することが大切です。

まとめ

留学と一口にいっても、その種類は豊富にあります。まずは留学で何を成し遂げたいのか、目的を明確にしてから留学の方法を考えていきましょう。

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