留学にかかる費用は、期間や行き先などによって大きく異なります。費用の目安を知っておけば資金準備の計画が立てやすくなるので、あらかじめチェックしておきましょう。
今回は、短期留学・長期留学・ワーキングホリデーにかかる費用相場や内訳を紹介します。費用を抑えるコツも解説しますので、コスパ良く留学したい方は参考にしてみてください。
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国別の留学費用まとめ
留学にかかる費用は、期間や行き先・学校・滞在スタイル(ホームステイ・シェアハウスなど)によって異なります。ここでは、短期留学・長期留学・ワーキングホリデーの費用相場を国別に紹介します。
短期(語学)留学
短期間(1か月・3か月)の語学留学でかかる費用の目安は、以下の通りです。
行き先 | 1か月 | 3か月 |
アメリカ | 20~80万円 | 40~180万円 |
カナダ | 25~60万円 | 60~125万円 |
オーストラリア | 25~55万円 | 60~120万円 |
ニュージーランド | 20~65万円 | 40~120万円 |
イギリス | 20~75万円 | 60~150万円 |
ハワイ | 25~50万円 | 50~150万円 |
フィリピン | 15~30万円 | 35~70万円 |
マルタ | 25~55万円 | 50~130万円 |
ノルウェー | 20~60万円 | 50~120万円 |
アメリカ・イギリスは物価が高く、ほかの国に比べて高額になる傾向があります。一方、フィリピン・マルタ・ノルウェーは比較的安い料金で留学できることが多いようです。
長期(語学)留学
長期間(1年間)の語学留学でかかる費用の目安は、以下の通りです。
行き先 | 1年間 |
アメリカ | 150~620万円 |
カナダ | 200~450万円 |
オーストラリア | 220~435万円 |
ニュージーランド | 200~300万円 |
イギリス | 220~550万円 |
ハワイ | 250~400万円 |
フィリピン | 125~250万円 |
マルタ | 200~250万円 |
ノルウェー | 160~500万円 |
長期留学は授業料や生活費など、現地でかかる費用が大半を占めます。同じ国でも費用に大きな幅がある理由は、選ぶ学校の質によって費用が大きく変わるためです。
そのため、教師やサポート、教材、設備などの質が高い学校は費用が高くなる傾向があります。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーでかかる費用の目安は、以下の通りです。
行き先 | 1年間 |
オーストラリア | 230万円前後 |
ニュージーランド | 215万円前後 |
カナダ | 200万円前後 |
イギリス | 310万円 |
ワーキングホリデーは年間200〜300万円ほどの費用がかかる傾向にあります。ただし、滞在中のアルバイトが認められているため、フルタイムで働けば1年間で100万円ほどの収入を得られます。
特にオーストラリアは時給2,000円以上と日本の2倍ほどあり、滞在中の生活費をすべてアルバイト代で賄うことも可能です。
留学費用の内訳は?
留学にかかる費用の内訳は、以下の通りです。
・渡航の際に必要な費用
・教育機関に支払う費用
・滞在費用
以下で詳しく解説します。
渡航の際に必要な費用
渡航の際に必要な費用は、以下の2つです。
パスポート発行費用
海外に渡航する際は、必ずパスポートの提示が必要です。パスポートの発行に必要な費用は以下の通りです。
【パスポートの発行費】
・都道府県手数料:2,000円
・国の手数料:10年間有効14,000円、5年間有効9,000円
※申請費用は2024年1月時点の情報です。
出典:「パスポート(旅券)発給申請の手数料」(外務省)
ビザ(査証)申請費用
海外に入国する際には、入国を許可するためのビザが求められます。ビザの申請費は国によって異なり、留学が長期になると費用が高くなることがあります。
アメリカ | ・学生ビザ:185USドル
・ビジネス/観光ビザ:185USドル |
カナダ | ・学生ビザ:150カナダドル
・観光ビザ(スーパービザを含む):100カナダドル ・就労ビザ:155カナダドル |
オーストラリア | ・学生ビザ:1600豪ドル
・ワーキングホリデービザ:650豪ドル |
ニュージーランド | ・学生ビザ(4年まで)375ニュージーランドドル
・ワーキングホリデービザ:420ニュージーランドドル |
イギリス | ・学生ビザ:490ユーロ
・観光/ビジネス/留学ビザ(最長6か月):115ポンド |
※申請費用は2024年9月時点の情報です。
なお、ビザの申請費は頻繁に変わることがあるため、最新の料金は大使館のホームページなどで確認しましょう。
教育機関に支払う費用
現地の教育機関に支払う費用の内訳は、入学金・教材費・授業料です。主な国ごとの費用相場(半年間)は、以下の通りです。
アメリカ
・入学金:20,000円
・教材費:30,000円
・授業料:50~530万円/1年間
イギリス
・入学金:15,000円
・教材費:7,500円
・授業料:134万円/1年間
カナダ
・入学金:13,500円
・教材費:18,000円
・授業料:65~160万円/1年間
学費は大学や専攻科目によって大きく異なります。また支払い方法(全期間・タームごとなど)も学校によって異なるため、それぞれの教育機関の支払いルールを確認しましょう。
滞在費用
滞在費用の内訳は、家賃/宿泊費・生活費用・留学エージェントの利用料金です。以下で、それぞれの費用目安を紹介します。
家賃・宿泊費
滞在先はホームステイ・寮・シェアアコモデーション(シェアハウス)などがあげられます。
家賃や宿泊費は国や滞在期間によって異なりますが、1か月で10〜12万円ほどが相場です。シェアアコモデーションは、ホームステイや寮に比べて安い傾向があります。
生活費用
滞在中は食費・交通費・交際費などの生活費用が必要です。以下で国別の生活費の目安をまとめました。
アメリカ | 10~20万円/1か月 |
カナダ | 5~10万円/1か月 |
オーストラリア | 5〜10万円/1か月 |
ニュージーランド | 5~10万円/1か月 |
イギリス | 7〜15万円/1か月 |
フィリピン | 3~5万円 |
マルタ | 5~10万円 |
アメリカやイギリスは物価が高く、ほかの国に比べて生活費が高くなります。一方、フィリピンやマルタは1か月の生活費が5〜10万円以内に収まる傾向にあります。
留学エージェントの利用料金
留学エージェントに支払う料金の内訳は、出発までの「国内サポート取扱料金」と渡航先での「現地生活サポート」の2つです。
手数料は合計数万円〜30万円が目安ですが、期間や渡航目的によって変わる可能性があります。なお、留学エージェントが提携先の語学学校から手数料を受け取っている場合、利用料が無料の場合もあります。
できるだけ費用を抑えて留学するポイント
留学に興味があるものの、費用がネックになっている方は多いのではないでしょうか。留学費用は工夫次第で節約できるため、以下で紹介する「費用を抑えるポイント」を参考にしてみてください。
授業料の割引制度がある教育機関を選ぶ
3か月以上留学する場合、「長期割引プログラム」や「長期割引制度」などを利用すると1年間で10〜30万円程度節約できる可能性があります。
・長期割引プログラム(Academic Year)
入学日や就学期間などの条件があるものの、年間10〜20万円ほど安くなることがあります。
・授業料の長期割引制度
語学学校で1つのコースを3ヶ月以上まとめて申し込むことで、年間10〜30万円ほどの割引が適用されることがあります。
割引制度を踏まえて教育機関を選ぶときは、あまりにも安すぎないかもあわせて確認することが大切です。格安だと学習環境があまり良くない場合や設備が充実していないことがあるためです。
期間限定キャンペーンを実施している教育機関を選ぶ
教育機関によっては、期間限定の授業料割引キャンペーンを実施していることがあります。
【キャンペーン例】
・新春特別プロモーション
・オフシーズンのプロモーション
条件を満たせば1か月あたり7,000円〜30,000円ほどの割引が適用されるケースもあるため、事前に学校の公式サイトや留学エージェントで確認しましょう。
イブニングコースを選択する
授業の時間帯によって割引を実施している学校を選ぶのもひとつの方法です。
イブニングコース(夜間)はデイコース(昼間)に比べて生徒数が少なく、授業料が割引されることがあります。場合によっては1か月あたり3〜4万円程度節約できるケースもあるため、お得な料金で留学できます。
授業の内容はデイコースと同じで、学習内容に差が生じることはないため安心です。さまざまな仕事がある都市部での留学を考えている人におすすめのコースといえます。
奨学金を利用する
奨学金制度を利用すれば自己負担額が減り、通常より安い料金で留学できます。海外留学の奨学金には、以下の2種類があります。
・日本で募集されている奨学金制度
日本学生支援機構・地方自治体・民間団体が実施し、主に渡航前の方を対象としています。
・現地の教育機関が募集する奨学金制度
現地の教育機関や民間の団体が実施し、主に留学中の方を対象としています。
ただし、奨学金を利用するには年齢・成績・語学力・専攻などさまざまな出願条件が定められています。奨学金制度や条件に関する情報を知りたい場合は、留学エージェントに問い合わせてみましょう。
物価が安い国を選ぶ
留学先の物価が高いと、学校の授業料や現地での生活費などが高額になります。できるだけ留学費を安く抑えるには、物価が安い国を選ぶのもひとつの方法です。
英語圏の中ではカナダやオーストラリア、ニュージーランドなどが比較的物価が安い国といえます。
物価が安い国を選ぶだけでなく、日用品の購入方法も工夫することも大切です。オーストラリアを例に挙げると、水曜日から翌週の火曜日まで特定の商品がセール対象になるスーパーが多くあります。セール中に商品を購入するようにすれば、少しでも出費を抑えられます。
留学エージェントに相談する
留学エージェントに相談すると、予算に合わせた留学プランの提案をしてもらえます。教育機関が実施しているキャンペーンや奨学金制度などのお得な情報が得られることもあるようです。
また、費用に不安がない状態で留学するには、遅くても半年前には計画を立てておく必要があります。スムーズに資金計画を立てるためにも、早めに留学エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。
Mirai Bridgeでは、最低価格でお客様の条件似合った留学プランを提供しています。オーストラリアの学校の正規代理店として学校の情報提供や入学手続きのサポートを行っているため、学校相談料・学校手配料・現地サポート料はすべて無料です。
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まとめ
留学は貴重な経験ができますが、渡航費・授業料・現地での生活費などを合わせると高額な費用がかかります。
できるだけ費用を安く抑えるには物価が安い国を選ぶほか、授業料の割引キャンペーンや奨学金を活用する方法などがあります。
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