「英語を流暢に話せるようになりたい」「海外の友達を作りたい」など、留学に対する考えは人それぞれです。せっかく留学するのであれば、現地でしかできない、もしくは学べないことに挑戦したいですよね。では、実際に留学する人はどのような目的を持っているのでしょうか。
今回は、留学の目的を明確にすべき理由に触れながら、目的別におすすめの留学プランを紹介します。留学を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
留学前に目的を明確化する重要性
留学をする際には、事前に留学の目的を明確にしておく必要があります。それはなぜなのでしょうか。理由を3つ解説します。
最適な留学プランを選ぶため
何を目的に留学するのかによって、留学の種類や留学先、期間などが異なります。
例えば、語学の上達を目的として留学したいのであれば語学留学、特定の専門分野を学びたいなら大学留学です。
もし英語の語学留学を目的とするのであれば、アメリカやオーストラリアなどが留学先としてあげられます。目的をはっきりさせることで、最適なプランを選べるでしょう。
留学中の行動指針を明確化するため
留学の目的を明確にすることは、「留学中にどのように過ごすのか」といった行動指針を立てるのに必要不可欠です。
例えば、1年間の留学中にある資格をアメリカで取ることを目的とします。そのためには資格の勉強のほか英語の勉強も欠かせません。毎日どれくらい勉強して、いつまでに資格を取るのかなど、目標を達成するための行動がはっきりします。
ブランク中の理由づけができる
履歴書において留学期間中はいわばブランクとなります。
もちろん、留学時に学んだことや経験を履歴書などに記載しても良いでしょう。しかし、「何を目的に留学したのか」「留学で何を学んだのか」などが明確になっていないと、面接時に問われても答えることができません。
留学の目的がしっかりしていれば、就活時や進学時の面接でもブランクの理由について説明することが可能です。
留学する主な目的4つ
ここからは留学する主な目的4つについて、具体的に解説します。
語学力向上のため
留学での目的で一番ポピュラーなのが語学力の向上です。
日本でも語学を勉強することは可能ですが、普段の生活では英語を話す機会が少ないことから、上達に時間がかかりやすい傾向にあります。
語学をマスターしたいのであれば、現地の人と触れ合いながら学ぶのがおすすめです。留学する国が同じであってもエリアによって特徴が異なります。そのため、日本人がどれくらいいるかなどを事前に確認して、習得したい言語を日常的に使える環境に身を置くことが大切です。
専門知識を学ぶため
学びたい分野の本場が海外にある場合、専門性を極めるために留学する人もいます。例えば、クラシック音楽であればヨーロッパ、バスケットボールであればアメリカなどです。
海外で専門知識を学ぶことで資格取得につながったり、キャリアチェンジに役立ったりすることもあります。海外で学べば自然と語学力もアップするため、将来のビジョンをより明確に考えられるでしょう。
ただし、専門知識を学ぶために専門学校や大学へ留学するには一定以上のレベルの英語力を身に付けておくことが必要です。目安としてはTOEIC800点以上となります。十分な英語力がない場合、まず英語力の向上から始めましょう。
異文化交流のため
異文化交流は、留学の大きな目的のひとつとしてあげられます。留学中に現地の友達を作りたいと考えている方もいるでしょう。
異文化交流は人脈を広げるだけでなく、自身の視野を広げることにも役立ちます。海外の文化を知り、さまざまな価値観に触れることは大きな学びです。異文化交流で実際にアウトプットすることで語学力も身に付けられます。
例えば、オーストラリアのように多国籍国家であれば、日常のなかでさまざまな国籍の人から各国の風習や習慣を見聞きすることができます。
キャリアの選択肢を広げるため
留学中に語学力を高めることで、キャリアの選択肢が広がります。英語が話せれば外資系企業や海外にある企業への就職なども視野に入れることが可能です。
語学だけでなく、留学中に培った経験や能力もキャリアアップに活用できます。海外で広がった視野や価値観は、自信をもつことにもつながります。
留学先として人気のあるオーストラリアを例に挙げると、アルバイトやインターンシップを通して人脈を広げておくことが有効です。
あわせて留学後のキャリアを見越した活動も行いましょう。実際に、日本でのキャリアを考えている方は海外大学卒業者用の就職フォーラムに参加しています。
一方、オーストラリアでのキャリアを考えている方においては、ビザの問題を解消するために永住権を取得可能な留学プランを組む必要があります。永住権の獲得に加え、現地での就職につながるような職種について勉強することも大切です。
【目的別】選ぶべき留学プラン
留学にはさまざまな選択肢があります。留学の目的を達成するためには、自身に適した留学プランを見つけることが大切です。
ここでは、目的別に選ぶべき留学プランについて紹介します。
1.語学留学・休学留学・オンライン留学・クロス留学【語学力向上のためなら】
語学力の向上を目的とする留学プランには、下記4つが適しています。
語学留学
語学留学では、海外の語学学校で語学を学びます。初心者向けから上級者向けまで幅広いレベルに対応しており、日常会話からビジネス用の語学を学べるコース、試験に特化したコースなどさまざまです。
滞在期間は選択するコースや国ごとに取得できるビザによっても異なります。自由度が高いため、学生から社会人まで多くの人が選びやすいプランといえます。より多い年齢層は、大学生世代です。近年は、社会人の語学留学が増えており、30歳前後の方も多い傾向があります。
休学留学
休学留学とは、大学を休学して海外留学することです。留学とはいうものの、休学中に海外の大学で学ぶだけでなく、インターンシップを受けたりワーキングホリデーをしたりして過ごすこともできます。
社会人になってから留学したいとなると、会社を辞めることも避けられません。しかし休学留学であれば、大学という戻る場所を確保したまま、働き始める前に語学力を磨くことができます。
在籍している大学を休学したうえで留学する方法であるため、この形式で留学するのは大学生となります。
オンライン留学
オンライン留学とは、日本にいながら海外の語学学校やプログラムに参加することです。通常の海外留学のように渡航費や宿泊費などがかからないため、費用を抑えられます。
留学をしてみたいものの、仕事や家庭の事情でまとまった時間を取るのが難しい方にとって、おすすめの留学スタイルといえます。そのほか、留学先での生活への不安や心配が大きな方にとっても安心できる留学方法です。
クロス留学
大学によっては、通常の留学以外にクロス留学というプログラムが用意されています。クロス留学とは、主専攻言語が英語である場合に、第二外国語として学んでいる言語を母国語としている国へ留学することです。
例えば主専攻言語が英語、第二外国語がドイツ語であればドイツ語圏へ留学することになります。一度の留学で2つの言語を学べるのは大きなメリットといえるでしょう。
ただし、在籍している大学にプログラムがなければクロス留学はできません。そのため、クロス留学をするには大学入学時にしっかりと確認しておくことが大切です。
2.交換留学・認定留学【専門知識を学ぶなら】
専門知識を学ぶなら、交換留学と認定留学がおすすめです。
交換留学
在籍大学と提携している海外の大学へ留学できるのが交換留学です。現地では自分の専攻分野を学ぶことができ、交換留学で得た単位は日本の大学にも換算されます。専門分野とともに語学力の向上も期待できます。
交換留学は人数に制限があることから、学内で審査を通過する必要があります。審査では、留学時点での語学力がどれくらいあるかを確認されます。そのため、ある程度語学力のある学生が選択できる留学スタイルです。
認定留学
日本の大学に籍を残したまま、大学が承認した海外の大学で勉強することを認定留学といいます。交換留学と大きく違うのは、留学先を自分で自由に選べることです。海外の大学で取得した単位は日本の大学でも換算できるため、4年間での卒業も可能です。
ただし、海外の大学で単位を取得するのは非常に困難なこともあり、思うように単位をとれないこともあります。
3.海外ボランティア・語学留学【異文化交流のためなら】
異文化交流をしたいのであれば、下記2つが最適なプランとして考えられます。
海外ボランティア
現地の人と交流したいのであれば、海外でのボランティアがおすすめです。ボランティアは環境保護活動や介護サポートなど多岐にわたります。ボランティアを通して海外の文化を深く体験することで、自分自身の視野を広げることができるでしょう。
語学留学
語学力向上におすすめの語学留学は、語学を磨くだけでなく異文化交流にも向いています。語学学校にはさまざまな国の人たちが集まるため、多様な価値観に触れるきっかけにもなります。
同じ国に滞在する外国人として、現地での生活に役に立つ情報を共有することもできるでしょう。多国籍国家であれば、日常生活で触れられる価値観や独特の風習も多くなります。日本国内ではなかなか出会えない貴重な経験を積むことができます。
4.海外インターンシップ・ワーキングホリデー・ダブルディグリー【キャリアの選択肢を広げるなら】
キャリアの幅を広げるために留学プランは下記3つが考えられます。
海外インターンシップ
海外企業でインターンシップをして実践的な経験や高い語学力を身に付けることで、キャリアの選択肢が広がります。日本の外資系企業への就職のほか、海外企業への就職も視野に入れることが可能です。
海外での経験を通して、キャリアアップを目的とした人が多く参加する傾向があります。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーとは、異文化交流を目的に、日本と協定を結んでいる国や地域に最長1年間まで滞在できる制度です。滞在中は就学と就労が認められています。現在29の国と地域との間でワーキングホリデーの制度を導入しています。
自分で働き口を見つけ経験を積めば、将来のキャリアにも役立つでしょう。
オススメ:ワーホリに行かなかったら後悔する理由5つ
ダブルディグリー
大学が協定を結んでいる海外の大学で1年以上勉強し、同レベルの学位を修了することで日本と海外の大学両方の学位を取得することができるのがダブルディグリーです。
海外の大学の学位を持っていれば、日本のみならず海外での就職でも大きなメリットとなるでしょう。
あくまで在籍校の協定先への留学となるため、学生向けの留学スタイルとなります。
まとめ
海外留学は語学力の向上やキャリアアップなどさまざまなチャンスにつながります。自分の目的を明確にし、最適な留学プランを見つけましょう。
語学留学をするのであれば、留学エージェントに相談するのもひとつの方法です。留学エージェントでは、一人ひとりの目的や予算を踏まえて、最適なプランを提案してくれます。
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