語学留学にかかる費用はいくら？費用を抑えるコツや留学費用が安い国もご紹介

語学留学をしたい方にとって、一番ネックになるのがやはり費用ですよね。特に長期滞在を検討している場合、その分の生活費がかかるため、できるだけ留学費用を安く抑えられないか悩んでいる方もいるでしょう。

今回は語学留学にどれくらいの費用がかかるか紹介します。あわせて、留学費用を抑えるコツや留学費用が安い国について解説するので参考にしてみてください。

語学留学ではどんな費用がかかる？

そもそも語学留学でかかる費用の内訳には、どのようなものがあるのでしょうか。

留学にかかる費用は、大きく分けて「渡航前にかかる費用」と「留学先でかかる費用」の2つです。それぞれでかかる費用の詳細は下記の通りです。

●渡航前にかかる費用
・航空運賃
・海外留学保険
・諸手続き費用（パスポート・ビザ申請料など）
・健康診断受診料
・留学エージェントのサポート費用

●留学先でかかる費用
・学校関連費用（入学金または出願費用、授業料金、学校の教材費、現地サポート料金、プログラム参加費）
・滞在費
・交通費
・通信費
・教材費
・食費

渡航前にかかる費用は、原則日本国内で支払いを済ませることになります。そのため、留学前からまとまった金額を確保しておくことが大切です。

【国別】語学留学にかかる費用

語学留学でかかる費用の内訳を紹介しましたが、実際の金額は行く国によって左右されます。

国や地域による物価の差や学費によって必要な金額が異なるため、できるだけ語学留学費用を抑えたい方は、国別に比較して低予算で留学できる国を留学先として選ぶと良いでしょう。

国別の留学費用の目安としては、以下の通りです。

なかでも、最も留学費用が安い国はフィリピンであることがわかります。次いで、マルタやニュージーランドはほぼ金額に差がなく、比較的安い傾向にあります。

一方、アメリカやイギリスはどの期間で比較しても、ほかの国よりも留学費用がかかる傾向にあるようです。

留学先として人気のあるオーストラリアは、中間くらいの費用になります。

語学留学にかかる費用を安く抑える5つのコツ

ここでは、語学留学にかかる費用を安く抑える5つのコツを解説します。

1.物価の安い国や都市を選ぶ

まずは物価の安い国や都市を選びましょう。1か月の滞在費や生活費が安い国を留学先に選ぶだけで、最終的にかかる費用は大きく異なります。

例えば、オーストラリアやニュージーランドは比較的低コストでの留学が可能です。ほかにも、アジア圏の国を選ぶとヨーロッパ圏の国より費用を安く抑えることができます。

逆に、アメリカやイギリスは物価高の影響で滞在費用はかさばりがちです。

物価の安い国を選ぶだけでなく、日用品の購入方法を工夫することも大切です。食品はスーパーのセールや割引対象のものを購入しましょう。衣服も同様に、現地の比較的安価なブランドで購入することがおすすめです。例えば、オーストラリアであれば全土に店舗が展開されているCotton Onなどがあげられます。

2.オフシーズンの時期を狙う

渡航のためにかかる航空運賃は、シーズンによって費用が大きく変動します。そのため、できるだけ語学留学にかかる費用を安く抑えたい場合はオフシーズンを狙うのがおすすめです。

具体的には、4月上旬〜6月中旬（GW除く）、10月上旬〜12月上旬がオフシーズンです。これらの時期には、航空運賃が比較的安くなります。

逆に、年末年始やゴールデンウィーク、夏休みシーズンなどはハイシーズンと呼ばれ、航空運賃が高くなる傾向にあるので注意しましょう。

また、南半球の場合はオフシーズン・ハイシーズンの時期が北半球と異なる場合があるので、事前に確認しておくことが大切です。

3.早割や割引の航空券を購入する

航空運賃はオフシーズンの活用以外にも、航空会社の割引キャンペーンや早割を利用すると安く抑えられます。渡航先によっては、10万円近く渡航費を抑えることもできます。

早割の時期やどのようなキャンペーンを用意しているのかは航空会社ごとに異なります。それぞれの会社のHPで詳細を確認しておきましょう。

4.学割キャンペーンのある学校で学ぶ

長期の留学ほど、学校関連の費用、主に授業料が大きくなる傾向にあります。しかし学校によっては、就学の期間が長ければ長いほど、授業料が割引になるキャンペーンを導入している学校もあります。このキャンペーンは、特に3か月以上の留学で適用になるケースが多いようです。

なかには、期間限定で入学金免除や授業10％オフなどのキャンペーンを行っている学校もあります。

それぞれの学校のHPでキャンペーンの詳細を把握しておきましょう。

5.奨学金制度を活用する

奨学金制度を活用すると、授業料を安く抑えることが可能です。

ただし、奨学金には給付型と貸与型の2種類があることに注意しましょう。貸与型の場合は、留学の期間中にかかる費用は安く抑えられるものの、将来的には全額返済することになるので最終的にかかる費用に変化はありません。

また、奨学金を受けるには学歴や年齢、語学能力などの条件があることがほとんどです。自分が条件に当てはまるか、事前に確認してください。

【必見！】留学費用が安い国4選

ここでは、留学費用を抑えたい方におすすめの国を4つ紹介します。あわせて、それぞれの国の特徴も解説しているので、自分の希望と照らし合わせて留学先を検討してみてください。

オーストラリア

オーストラリアは治安が良く、年間を通して過ごしやすい特徴があります。銃規制を厳しく設けていることから、留学生が巻き込まれる事件も少なく、安全に過ごせる点がメリットです。

留学生に対する教育制度も充実しているので、留学先としても非常に人気があります。日本よりも時給が2倍ほど高いので、滞在中に生活費を稼ぐことができ、留学費用を賄うことも可能です。

オーストラリアの時給については、以下の記事で詳しく解説しています。

オーストラリアの時給はどれくらい？高時給の仕事や探し方もご紹介

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フィリピン

フィリピンはアジアに位置する国ですが、英語が公用語となっています。

フィリピンは物価が安く、ほかの国と比べると生活費の負担もあまり大きくないため、留学費用を比較的安く抑えられる点がメリットです。

また、フィリピンの語学学校はマンツーマンで指導をしている学校が多くあります。丁寧な指導で語学力を磨きたい方には、おすすめの留学先です。

カナダ

カナダは、アメリカやイギリスと比較すると留学費用が割安な国です。多民族国家で移民が多いため、さまざまな文化や価値観に触れる機会があります。

語学以外にも価値観の多様化や視野を広げることを目標に留学に臨みたい方には、おすすめの留学先です。

カナダの英語の発音は、オーストラリアやイギリスと比較し綺麗で発音しやすい特徴があります。そのため、初めての語学留学で英語を勉強する方にとっては学びやすい環境といえます。

マルタ

マルタは、イタリアの南に位置する小さな島国です。ヨーロッパ圏の中でも比較的物価が安いので、留学費用を安く抑えられます。

ほかのヨーロッパ諸国と比較すると日本人が少ないため、英語が上達しやすい環境といえます。

マルタはリゾート地としても有名であり、世界遺産や美しいビーチが揃っているため、留学しつつバカンスも楽しみたい方におすすめの留学先です。

まとめ

語学留学には、どうしても一定以上の費用がかかります。しかし、コツを知っているだけで留学費用は安く抑えられます。できるだけ費用を抑えた上で、語学留学で有意義な時間が送れるようにしましょう。

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