「英語ができないけどオーストラリアで仕事はできる?」と悩んだら

オーストラリアでワーホリをする際、生活費を賄うために仕事探しをする必要があります。しかし、英語力に自信がないと、現地で生活できるのか、仕事が見つかるか不安な方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は英語ができない方でも、安心して働けるおすすめの仕事や、オーストラリアのワーホリで必要な英語力の目安についてご紹介します。

英語が話せなくてもオーストラリアでのワーホリはできる?

英語ができなくてもオーストラリアでのワーホリ自体は可能です。ワーホリのビザは年齢などの条件を満たせば、英語力に関係なく申請できるからです。

オーストラリアは、人口の約半数(49%)が海外生まれ、もしくは両親のどちらかが海外生まれといわれるほど移民の数が多いです。公用語は英語であるものの、第一言語を英語にしていない人が非常に多いため、英語が話せない人に対して比較的寛容な傾向があります。

そのため、英語をあまり話せなくても問題なく、ワーホリをできるといえます。実際に、オーストラリアでワーホリを経験した方は「英語が伝わらなくて苦労した」というより「100%伝えられているか分からないけど、親身に聞いてくれて嬉しかった」と感じることが多いようです。

とはいえ、現地で生活するなかで、アルバイトの履歴書や賃貸などの契約書を閲覧・作成することもあるため一定の英語力があると安心できるでしょう。

オーストラリアのワーホリで必要な英語力とは

オーストラリアのワーホリを開始してから滞りなく仕事が始められるように、最低限必要な英語力を身につけておきましょう。とはいえ仕事によって求められる英語力は違います。オーストラリアのワーホリで必要な英語力の目安は、以下の通りです。

・TOEIC600点(≒英検2級)
・TOEIC730点(≒英検準1級)

まずはTOEIC600点を取得し、高校の英文法をひと通り把握しているレベルを目指しましょう。洋画を字幕なしで半分ほど理解できるようになっていれば問題ありません。このレベルの英語力が身についていると、現地でも支障なく仕事ができます。

学習時にわからないことは円滑に質問できるようになり、職場の同僚とのコミュニケーションも楽しめるようになるでしょう。TOEIC650点ほどのレベルだとローカルレストランのキッチンで働くことも見込めます。

また、TOEIC730点以上を取得しており、英字新聞や英語ニュースが理解できるレベルになっていると、仕事や生活をするうえで安心して過ごせるでしょう。

TOEIC750点くらいのレベルになると、ローカルレストランのホールでの接客もできるようになります。このレベルになっていると仕事探しから実際の業務まで、心配なくこなせます。

TOEIC800点は英語ニュースの理解はもちろん、洋画を字幕なしですべて把握できるレベルです。ただし現地では英会話が必要になるため、どのレベルであってもスピーキング力とリスニング力はしっかりと強化しておくことが大切です。

オーストラリアで英語力がなくてもできる仕事例

英語を勉強しても英会話に自信がもてないという方は少なくありません。ここからは英語をあまり使わなくてもできる仕事を紹介します。

日本食レストランの調理スタッフ

オーストラリアには、日本人に馴染みのある日本食レストランもたくさんあります。日本食レストランのスタッフ同士が日本人であれば、自然と日本語を使う頻度が高くなるため英語をほとんど話さずに働けます。

調理スタッフであれば英語で接客する必要がないので、英会話に自信がなくても心配ありません。またオーナーやマネージャーも日本人が担当するケースが多く、面接も日本語で実施される場合もあるようです。日本人がまわりにいる環境であれば、困ったときのサポートを得やすいでしょう。

ホテルの清掃スタッフ

ホテルの清掃スタッフは勤務開始時に英語で仕事の説明を受ける以外、ほとんど会話をしないため英語力が求められません。

ホテルの清掃スタッフはひとりで黙々と仕事ができるため、英語力に自信がなくても安心して働けます。主な業務は部屋の掃除やベッドメイキングなどであり、英語で接客する機会もほぼありません。

また、観光シーズン前などに求人が増える傾向にあるため、時期が合えば比較的仕事に就きやすいのもポイントです。ただし、ほかのスタッフやお客様と接する機会が少なくなるため、英語を勉強したい方は物足りなさを感じてしまうかもしれません。

ファーム(農場)ジョブ

オーストラリアのワーホリには、羊や馬などの家畜の世話、野菜や果物の収穫から梱包まで、畜産物の加工などを担当する仕事もあります。これらはファームジョブと呼ばれる仕事で体力さえあれば、英語力がなくても働けます。

ファームジョブではワーホリの受け入れ経験がある雇い主も多く、英語ができなくてもある程度は理解してもらえる環境です。

また、ファームで3か月以上働き、一定条件を満たせばセカンドビザを取得してワーホリを1年間延長できるようになります。

【現実】英語ができない状態で仕事を探すデメリット

英語をあまり使わなくてもいい仕事は複数あります。ただし、英語がわからない状態のままでは、希望の職種に就けない可能性もあるでしょう。

ここからは英語が得意でない方が仕事を探す際のデメリットを紹介します。

仕事が見つかりにくい

ワーホリで働くにはある程度の英語力が必要です。英会話が成り立たないと仕事探しにつまずきやすく、現地での就職が難しくなってしまいます。特にワーホリの求人は接客を必要とする仕事が多いため、基本的な英会話ができるレベルが求められます。

英語をあまり使わない仕事もありますが、このような環境では日本で働いている状況と変わりありません。仕事の選択肢を広げるためにも、英語力は身に付けておいた方が良いでしょう。

より時給が高い仕事に就けない

2024年1月時点において、オーストラリアの最低賃金は23.23豪ドルであり、日本円に換算すると約2,230円です。(※1豪ドル=96円で換算)

東京都の最低賃金は1,072円なので、時給の差は2倍以上あることがわかります。一般的な職種でも高い時給を得ることができます。とはいえ、オーストラリアは日本に比べて物価が高いため、収入が少ないと現地での生活が苦しくなってしまいます。

そこで、余裕を持って生活するには、より時給が高い職種に就くことが必要です。ある程度の英語力で従事可能な日系のお土産屋さんで約2,688円に対して、ハイレベルな英語力が必要とされるレセプショニストは約2,880円と時給に差があります。

オーストラリアの時給については、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

職種によって求められる英語力が異なることで、より時給が高い職種に就くことが困難な場合があります。

出典:「Minimum wages increase from 1 July 2023」(Fair Work Ombudsman)
出典:「報道発表資料」(厚生労働省)

仕事をクビになる場合がある

採用され、希望の職種に就けたとしても、英語力が十分でないことでコミュニケーションに支障が生じることがあります。

例えば、カフェやレストランなどで接客をする場合、お客様から注文を取ったり、上司の指示を正確に理解したりする必要があります。あまり高いレベルの英語力が求められないファームジョブにおいても、オーナーの指示を聞いて内容を把握することが必要です。

このような場面で英語がわからず意思疎通がうまくできないと、トラブルを招く原因になりかねません。職場によっては、業務をスムーズに進められないことからクビにされることも考えられます。英語力不足が原因で解雇されないためにも、職場で業務をするにあたって必要最低限の英語を学んでおくことも大切です。

知り合いが日本人ばかりになる

英語に苦手意識があると、必然的に日本人が多い職場やコミュニティーに属することになりやすいです。日本人が多い環境で働いていると、英語を使う機会が減ってしまい、英語力が身に付きにくくなります。

日本語が通じる安心感はありますが、他国出身の仕事仲間や現地のお客様などと英語で話す機会が失われてしまいます。

英語ができない方は、現地で語学学校に通うのがおすすめ!

オーストラリアでワーホリをするなら、ある程度の英語力を身に付けておいた方が安心です。職種によって求められる英語力は違いますが、英語ができないと仕事探しが難しくなってしまいます。

そのため、英語力に不安があるなら、渡航後は語学学校に通うのがおすすめです。英語力を高められるだけでなく、職探しのサポートも受けられます。また、語学学校に通いながら現地の情報収集ができるので、日常英会話ができる方も活用しているケースがあります。

ゴールドコーストとブリスベンのおすすめ語学学校がまとめられていますので、ぜひこちらもご覧ください。

ゴールドコーストとブリスベンのおすすめ語学学校一覧

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まとめ

英語ができなくてもオーストラリアでのワーホリは可能です。とはいえ英語力が低いと、現地での生活や仕事で困る場面が多いので、まずはTOEIC600点以上の英語レベルを目指しましょう。英語ができなくても日本食レストランやホテルの清掃スタッフなどであれば働けますが、仕事の選択肢は減ってしまいます。

仕事に就けたとしても不安が増してしまったり、英語力の向上が見込めなかったりするなどのデメリットもあります。そのため、仕事を始める前に現地の語学学校へ通い、英語で円滑にコミュニケーションが図れるよう学んでみるのもおすすめです。

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