ワーホリ(subclass 417)取得に語学能力の証明は不要なため、英語が話せなくても渡航自体は可能です。
しかし「ビザ取得」と「生活」は別問題。英語力が低いと仕事や住まい探し、職場での指示理解などで苦労しやすく、求人の選択肢も狭まります。
本記事では、英語力ゼロでワーホリに行く現実と、渡航前後でできる効果的な対策を解説します。
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英語ができなくてもオーストラリアのワーホリには行ける

オーストラリア大使館の案内では、Working Holiday visa(subclass 417)について、日本からの申請者に「実用的な英語力があること」の証明を求めていないと明記されています。
つまり、英語力を証明するテストの点数が低いことを理由に、ワーホリそのものを諦める必要はありません。
ただし、大使館もオーストラリアの文化・社会の中で生活できる程度の英語力を身につけることを推奨しています。
ビザに必要な英語力と、生活に必要な英語力は別
英語力を考えるときは、次の2つを分けて考えるとわかりやすくなります。
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項目 |
英語力の考え方 |
|---|---|
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ワーホリビザを取得する |
日本国籍者のsubclass 417では英語力証明は不要 |
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現地で生活・仕事をする |
聞く・話す・読む力があるほど選択肢が広がる |
「TOEIC○点がなければワーホリできない」という公式ルールはありません。
むしろ現地では、テストの点数よりも、相手の質問を聞き取る、自分の希望を伝える、わからないときに聞き返すといった実践的な英語力が重要です。
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英語ができないままワーホリに行くと困りやすい5つの場面

1. 仕事探し
英語力の影響を最も感じやすいのが仕事探しです。
オーストラリアで仕事を探す際は、英文レジュメの作成、求人への応募、電話やメッセージでの連絡、面接、トライアルなど、複数の場面で英語が必要になります。
仕事の経験が十分にあっても、採用担当者の質問が理解できなかったり、自分の経験を説明できなかったりすると、選考で不利になる可能性があります。
逆に、完璧な英語でなくても、勤務可能日や経験、働きたい理由を簡潔に伝えられるだけで応募できる求人は増えていきます。
あわせて読みたい: オーストラリアで仕事をするには?仕事の探し方や注意点を解説
2. 職場での指示・安全確認
接客をしない仕事でも英語がまったく不要とは限りません。
清掃、キッチン、倉庫、ファームなどでも、勤務開始時間、担当場所、作業手順、衛生、安全に関する指示を理解する必要があります。
わかったふりをするより、聞き取れないときに確認する習慣をつけることが重要です。
渡航前に少なくとも次のような表現は、考えずに口から出るようにしておきましょう。
- Could you say that again, please?(もう一度言ってもらえますか?)
- Could you speak more slowly, please?(もう少しゆっくり話してもらえますか?)
- Could you show me how to do it?(やり方を見せてもらえますか?)
- Do you mean this one?(これのことですか?)
- I’m sorry, I didn’t understand.(すみません、理解できませんでした)
3. シェアハウス・住まい探し
家探しでは、家賃だけでなく、bond、入居日、退去条件、光熱費、最低滞在期間、ハウスルールなどを確認します。
英語が苦手だからと内容を理解しないまま決めると、入居後のトラブルにつながることがあります。
契約内容が理解できない場合は、翻訳ツールを使うだけでなく、不明点をそのままにせず確認しましょう。
4. 病院・銀行・携帯などの生活手続き
ワーホリ生活では、銀行口座、TFN、携帯電話、病院、交通機関などを利用します。
最近はオンラインで完了する手続きもありますが、トラブル時は電話や対面での説明が必要になることがあります。
日常会話だけでなく、自分の氏名・生年月日・住所・症状・困っていることを短く伝えられる力があると安心です。
5. 「現地にいるだけ」では英語が伸びにくい
ワーホリに行けば自動的に英語が話せるようになるわけではありません。
日本人だけのシェアハウスに住み、日本語中心の職場で働き、休日も日本人の友人と過ごしていれば、オーストラリアにいても英語を使う時間は少なくなります。
英語力を伸ばしたいなら、意識的に英語を使う環境を作る必要があります。
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英語が苦手でも比較的挑戦しやすい仕事
![ワーホリで仕事!オーストラリアの日本食レストラン[ジャパレス]ってどう?|みなみかぜブログ](https://minamikaze-blog.com/wp-content/uploads/2020/03/japanesechef.jpg)
英語初心者でも仕事がまったくないわけではありません。ただし、以下はあくまで「接客職などに比べて会話量が少ない傾向がある仕事」です。
英語が不要と考えるのではなく、最低限の業務指示や安全確認は理解できるようにしておきましょう。
日本食レストランのキッチン・洗い場
日本人スタッフが多い店舗では、ホールよりもキッチンや洗い場のほうが英語を使う機会が少ない場合があります。
ただし、職場によってはスタッフが多国籍で、指示がすべて英語というケースもあります。
応募前に「日本食レストランだから日本語だけで働ける」と決めつけないことが大切です。
清掃・ハウスキーピング
ホテルやオフィスなどの清掃は、接客時間が比較的少ない仕事の一つです。
一方で、作業内容、時間、清掃基準、備品の扱いなどを理解する必要があるため、仕事で使う基本語彙は覚えておきましょう。
ファーム・パッキングなど
農場での収穫・選別・梱包などは、接客業より会話量が少ない求人もあります。
ただし、ファームなら必ず英語不要というわけではありません。作業方法や安全面の指示を理解する必要があります。
また、セカンド・サードワーホリを目的にする場合は、仕事の種類だけでなく、地域や雇用条件がHome Affairsのspecified work要件を満たすかを働き始める前に確認してください。
あわせて読みたい: オーストラリアのファームジョブはどれだけ稼げる?仕事の探し方や注意点も解説
英語力が低くても「安く雇ってよい」わけではない
英語初心者が知っておきたいのが、オーストラリアの最低賃金と労働者の権利です。
2026年7月1日から、National Minimum WageはA$26.44/時、A$1,004.90/週です。これはawardやenterprise agreementの対象外となる成人従業員に適用される全国最低賃金で、casualの場合は25%のloadingを含めてA$33.05/時です。
ただし、オーストラリアでは多くの労働者がindustry awardなどの対象となり、職種、年齢、雇用形態、勤務時間帯によって最低賃金が異なる場合があります。
つまり、「英語ができないから最低賃金より安くても仕方ない」ということはありません。 ビザ保有者や外国人労働者にもオーストラリアの職場法が適用されます。
給与が不自然に低い、給与明細が出ない、無給トライアルが長時間続くなど、不安がある場合はFair Work Ombudsmanの情報を確認しましょう。
あわせて読みたい: オーストラリアの時給はどれくらい?高時給の仕事や探し方もご紹介
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英語できない人は語学学校に行くべき?
英語に強い不安がある人は、ワーホリの最初に語学学校へ通う方法があります。
語学学校のメリットは、単に文法や単語を学ぶことだけではありません。
- 毎日英語を話す環境を作れる
- 多国籍の友人を作りやすい
- オーストラリア英語のスピードや発音に慣れやすい
- 学校によっては英文レジュメや面接のワークショップがある
- 生活に慣れてから仕事探しを始められる
ワーホリで学校に通えるのは最大4か月
Working Holiday Maker visaにはcondition 8548があり、オーストラリア国内でのstudyまたはtrainingは、1つのワーホリビザにつき最大4か月に制限されています。
「まず半年間語学学校へ通ってから働こう」といったプランは、ワーホリビザではそのまま組めないため注意してください。
4か月を超えて本格的に英語を学ぶことが主目的なら、学生ビザなど別の選択肢も含めて検討する必要があります。
語学学校を比較する: 現地在住カウンセラー厳選!オーストラリアの語学学校
現地で英語を伸ばす5つの方法

英語を使う時間を毎日決める
「今日は英語を勉強する」ではなく、「毎日30分英語で会話する」「買い物では必ず一度店員に質問する」など、具体的な行動に落とし込みましょう。
多国籍の友人を作る
国籍の違う人同士では、英語が共通言語になりやすくなります。
語学学校、シェアハウス、趣味のコミュニティなど、英語を話す必要がある環境を意識的に選びましょう。
日本語環境の仕事でも英語を使う機会を増やす
最初は日本食レストランなどからスタートしても問題ありません。
慣れてきたら、英語で接客するシフトに挑戦する、同僚と英語で話す、次のローカルジョブに応募するなど、段階的に環境を変えていきましょう。
仕事探し自体を英語練習にする
求人を読む、レジュメを直す、店舗に問い合わせる、面接を受ける。これらもすべて実践的な英語学習になります。
落ちた応募も無駄ではありません。聞かれた質問や答えられなかった内容をメモし、次の面接までに練習しましょう。
間違いを恐れず、確認する
ワーホリで求められるのは「ネイティブのように話すこと」ではなく、必要な情報をやり取りすることです。
わからないときに黙るより、聞き返したり言い換えたりする力を身につけましょう。
まとめ|英語ができないから諦める必要はない。ただし準備は必要

英語ができない状態でも、オーストラリアのワーホリに行くこと自体は可能です。
ただし、英語力が低いほど、仕事探し、住まい、契約、職場のコミュニケーションなどで選択肢が狭まりやすくなります。
出発前には、難しい英語を完璧にすることより、次の4つを優先しましょう。
- 簡単な自己紹介ができる
- わからないときに聞き返せる
- 面接の基本質問に答えられる
- 仕事が決まるまでの生活費を用意する
英語に不安が大きい場合は、ワーホリの最初に語学学校へ通い、英語・生活・仕事探しの準備期間を作る方法もあります。
オーストラリアのワーホリ事情まとめ!ビザ申請条件・仕事も徹底解説もあわせて確認すると、渡航準備の全体像を整理できます。
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