ワーホリ費用を抑えるには?おすすめ7カ国と費用を抑えるコツを紹介

ワーホリを検討してはいるものの、費用面で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。ワーホリにかかる費用は国によって異なり、ポイントを押さえれば費用を抑えることも可能です。

今回の記事では、ワーホリの費用が安い国を7か国紹介し、ワーホリにかかる費用や費用を安く抑えるコツも合わせて解説します。

ワーホリにかかる費用

ワーホリに行く方の多くが、渡航前に100万円以上貯金している傾向にあります。ワーホリで滞在する国や目的、状況によってもかかる費用は異なります。では、ワーホリではどのような費用がかかるのでしょうか。

ここでは、費用の内訳を大きく3つに分けて解説します。

【内訳1】渡航費

渡航費としてかかる費用は主に下記の3つです。

・往復航空券
・ワーホリビザ申請費用
・海外旅行保険

パスポートを持っていない人はパスポートの申請費用もかかります。留学エージェントなどを利用する場合は、利用手数料も発生するでしょう。

航空券は渡航時期や到着する都市、直行便なのか乗り継ぎ便なのかによって、値段に大きく差が生じます。

ワーホリの場合は片道航空券でも渡航が可能です。オーストラリアなどワーホリの延長ができる国へ行く場合や、ほかの国を旅行してから日本へ帰る場合は片道航空券を購入する方も多くいます。

渡航する国や海外旅行保険の種類によっても金額は異なりますが、総額としておよそ30万~50万円が一般的です。

【内訳2】学費

ワーホリ中に語学学校に通うことを予定しているのであれば、学費も予算に組み込んで考えなければなりません。学費の内訳は授業料、入学費、教材費の3つです。費用は国や学校、通う期間によって変わります。

例えば、1週間だけ通うのであれば5万円程度が相場です。3か月通う場合は45万円程度と想定しておくと良いでしょう。基本的に短期は割高で、長期で通うと割引が適用される傾向にあります。

なお、ワーホリでの就学期間に制限が存在する国もあるので注意が必要です。期限がある多くの国では、最長4~6か月までの就学が認められています。

【内訳3】生活費

生活費は主に以下があげられます。

・家賃
・食費
・携帯代
・交通費
・交際費
・雑費 など

滞在する国や生活スタイルによってかかる費用に違いはありますが、1年間でおよそ150万~300万円と考えておくと良いでしょう。

現地での就労を予定していても、すぐには仕事が見つからない可能性もあります。万が一のために当面の生活費を用意しておくことも大切です。

ワーホリの費用が安い国

ワーホリの費用が安い国として英語圏からヨーロッパ、アジアまで7か国紹介します。

各国の渡航費(往復の航空券、ビザ申請料、海外旅行保険)や1年間の生活費の相場についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

1.ニュージーランド

渡航費の相場は約24~56万円、生活費は約156万~176万円です。ワーホリの申請料は無料ですが、その代わり観光税として35ドル(約3000円)が徴収される点には注意が必要です。

ニュージーランドは比較的物価が高く、その分賃金も日本よりも高い傾向にあります。

ニュージーランドの最低賃金は23.15NZD(約2163円)です。東京の最低賃金が1113円なので、約1.9倍です。(2024年4月現在)

また、世界の物価水準の簡易的な指標であるビッグマック指数を見てみると、日本の450円に比べニュージーランドは740円なので、約1.6倍となります。(2024年1月発表時点:1US$=147.86円)

参考:
Our Big Mac index shows how burger prices are changing(The Economist)

就学は最長6か月、就労は1年間認められています。

2.オーストラリア

一般的な渡航費は約31万~56.5万円、生活費は約200~260万円かかります。

就学は最長17週間、就労は同じ雇用主のもとで6か月間、計1年間可能です。オーストラリアの物価は日本と比べて高いですが、賃金も同じくらい高いためアルバイトである程度賄えます。

オーストラリアの最低賃金は23.23AUD(約2382円)です。東京の最低賃金が1113円なので、約2.1倍です。(2024年4月現在)

また、ビッグマック指数を見てみると、日本の450円に比べオーストラリアは750円なので、約1.7倍となります。(2024年1月発表時点:1US$=147.86円)

参考:
Our Big Mac index shows how burger prices are changing(The Economist)

オーストラリアのワーホリについては、こちらもぜひご覧ください。

3.カナダ

渡航費はおよそ30.9万~43.9万円、生活費は約156万~266万円です。

カナダの最低賃金は16.75CAD(約1920円)です。東京の最低賃金が1113円なので、約1.7倍です。(2024年4月現在)

また、ビッグマック指数を見てみると、日本の450円に比べカナダは821円なので、約1.8倍となります。(2024年1月発表時点:1US$=147.86円)

参考:
Our Big Mac index shows how burger prices are changing(The Economist)

就労は週に最長48時間までと決まっていますが、期間に制限はありません。就学は最長6か月可能です。

4.ポーランド

渡航費の相場は約37~65万円、生活費は96万円くらいと考えられます。ワーホリのビザ申請料は無料です。

ポーランドの物価は日本だけでなくヨーロッパ諸外国と比べても安い傾向にあります。その分賃金が安いほか、外国人向けの求人が多くありません。

ポーランドの最低賃金は27.70PLN(約1077円)で、東京の最低賃金は1113円です。(2024年4月現在)

また、ビッグマック指数を見てみると、日本の450円に比べポーランドは734円なので、約1.6倍となります。(2024年1月発表時点:1US$=147.86円)

ポーランドでビッグマックは贅沢品の部類に入るのかもしれません。

参考:
Our Big Mac index shows how burger prices are changing(The Economist)

就学と就労に関する期限は特に決まっていません。

5.ハンガリー

渡航費はおよそ27万~45万円、生活費はおよそ90万円かかります。日本でワーホリの申請をする場合、ビザ申請料は無料です。

ハンガリーは日本と比べると物価が安いため、生活費をかなり抑えられるでしょう。賃金も安い傾向にあります。

ハンガリーの最低賃金は2,061HUF(約658円)で、東京の最低賃金は1113円です。(2024年4月現在)

また、ビッグマック指数を見てみると、日本の450円に比べハンガリーは588円なので、約1.3倍となります。(2024年1月発表時点:1US$=147.86円)ポーランドと同じくハンガリーでもビッグマックは贅沢品の部類に入るのかもしれません。

参考:
Our Big Mac index shows how burger prices are changing(The Economist)

就学と就労の期間を制限する規定はありません。

6.韓国

渡航費は約17万~37万円、生活費は120万円です。ビザ申請料は無料です。

韓国はほかの国と比べて日本からの距離が近く、航空券が安く抑えられるのが特徴です。物価も賃金も日本とあまり変わりません。

韓国の最低賃金は9860KRW(約1120円)で、東京の最低賃金は1113円です。(2024年4月現在)

また、ビッグマック指数を見てみると、日本の450円に比べ韓国は607円なので、約1.3倍となります。(2024年1月発表時点:1US$=147.86円)

参考:
Our Big Mac index shows how burger prices are changing(The Economist)

就学と就労の期間に制限はありません。

7.台湾

渡航費はだいたい17万~29万円、生活費は96万円かかります。ビザ申請料は無料です。

航空券がほかの国と比べて安いのが大きなメリットです。物価と賃金は日本と比べて安く、就労の期間に制限はありません。

台湾の最低賃金は185 TWD(約889円)で、東京の最低賃金は1113円です。(2024年4月現在)

また、ビッグマック指数を見てみると、日本の450円に比べ台湾は353円です。(2024年1月発表時点:1US$=147.86円)

参考:
Our Big Mac index shows how burger prices are changing(The Economist)

就学は最長3か月まで許可されています。

ワーホリの費用を安く抑えるコツ

ワーホリ期間中の費用をなるべく安く抑えたいという方は多いでしょう。渡航時期や滞在先などを見極めることで、ワーホリ費用を抑えることは可能です。具体的なコツを4つ解説します。

旅行のオフシーズンに渡航する

夏や年末年始などのハイシーズンは航空券が値上がりします。特に欧米は、往復の航空券だけでもかなりの費用がかかるため注意が必要です。

費用が高くなるのは航空券だけではありません。語学学校の学費や滞在費も、ハイシーズンではほかのシーズンに比べて料金が割増になる傾向があります。渡航時期は春や秋などのオフシーズンに設定すると良いでしょう。

滞在先をシェアハウスにする

ワーホリの出費で大きな割合を占めるのが家賃です。

滞在先には一人暮らしやホームステイなど複数の選択肢がありますが、費用を抑えるのであればシェアハウスを検討しましょう。複数人と家賃を折半できるため、節約に向いています。

リビングやお風呂場などの共用部分をシェアする場合や、部屋自体をシェアする場合もあります。ただし複数人かつ多国籍な人達と生活をともにすることになるため、ある程度の覚悟は必要です。

なるべく食事は自炊する

アジア圏の一部では外食の方が費用を抑えられる国もありますが、基本的には日本と同様に外食は高くつきます。出費を抑えるのであればスーパーで食材を買って、自炊をするよう心がけましょう。

シェアハウスであれば、ルームメイトと一緒に料理をすることで仲を深めることもできるでしょう。

物価が安い・時給が高い国を選ぶ

物価の安い国であれば、ワーホリ中にかかる全体の出費が抑えられるでしょう。主に日本から近い韓国や台湾は比較的物価が安い国として知られています

オーストラリアやニュージーランドなどは物価が高いですが、その分時給も高く設定されています。都市部であれば仕事探しに困ることもありません。

現在のオーストラリアの最低賃金は約2250円、ニュージーランドの最低賃金は約2110円です。カナダは州によって最低賃金が異なり、ワーホリの人気都市であるバンクーバーは約1840円ですが、チップ文化があるため接客業では頑張り次第で多く稼げるでしょう。

まとめ

費用を抑えてワーホリへ行くのであれば、オーストラリアやカナダ、韓国など、今回紹介した7か国を検討してみてください。物価の安い国や時給の高い国であれば、全体的な出費を抑えてワーホリができます。

滞在先をシェアハウスにする、自炊をするなどの方法でも費用を抑えられます。日本で貯められる金額や現地での支出を見極めて、安くワーホリを実現しましょう。

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