【2026年版】オーストラリア・モナシュ大学の入学条件と進学方法を分かりやすく解説

モナシュ大学は、メルボルンを拠点とする世界トップクラスの総合研究大学です。ビジネスや工学、薬学、医学、教育など幅広い分野で国際的に高い評価を得ています。

日本からの進学には、直接入学のほか、Monash Collegeのパスウェイ(準備コース)を経由するルートなど、多様な選択肢があります。本記事では、基本情報や入学条件、英語要件、学生ビザの手続きまで、公式情報に基づきわかりやすく解説します。

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モナシュ大学の基本情報

Australian Universitys: Monash University

項目

内容

正式名称

Monash University

日本語表記

モナシュ大学

所在地

オーストラリア・ビクトリア州メルボルン周辺

設立

1958年

大学種別

Australian University / 公立総合大学

所属

Group of Eight(Go8)加盟大学

主なオーストラリア国内キャンパス

クレイトン、コールフィールド、パークビル、ペニンシュラなど

学べる分野

芸術・デザイン・建築学部、人文学部、ビジネス・経済学部、教育学部、工学部、情報技術学部、法学部、医学・看護・保健科学部、薬学・薬科学部、理学部の10学部

ランキング目安

Monash公式ではQS World University Rankings 2026で世界36位と掲載

学校詳細

学校詳細はこちら

モナシュ大学は、オーストラリアの名門研究大学グループ「Group of Eight(Go8)」の一員です。本拠地であるクレイトン(Clayton)キャンパスをはじめ、メルボルン近郊の複数のキャンパスで幅広い分野を学べます。

また、大学が運営する「Monash College」では、正規の学位課程に進むための準備コース(パスウェイ)が充実しています。そのため、直接入学の基準を満たしていない方でも、基礎的な英語力や学習スキルを整えるコース(Foundation Year、Diploma、語学コースなど)を経由することで、希望する学部へ進学するルートがしっかりと用意されています。

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モナシュ大学の入学条件について

モナシュ大学の入学条件は、学位レベル、コース、専攻、出身国、過去の学習歴によって変わります。公式のEntry requirementsページでは、必要条件として次の項目が示されています。

確認項目 初心者向けの解説
年齢条件 原則17歳以上であること(コースにより異なる場合があります)。
学力条件 学部なら高校卒業程度、大学院なら大学卒業程度の成績や修了資格が必要です。
英語条件 IELTSやTOEFLなどの公式スコアが必要です。学生ビザ申請時の条件とは別に確認しましょう。
前提科目 数学や理科など、大学で学ぶために「高校で履修しておくべき科目」が指定されることがあります。
追加条件 専攻により面接、作品集(ポートフォリオ)、健康診断や実習のための適性検査が必要な場合があります。

日本の高校卒業資格や大学での履修歴は、モナシュ大学側で審査されます。公式のOverseas qualificationページでは、海外の最終年中等教育修了や海外大学での学習歴は審査対象になり、データベースに国・資格が出ない場合でも出願して結果を提出できると案内されています。

つまり、「日本の高校卒業なら必ず直接入学できる」「評定平均が何点なら全コースに入れる」とは言い切れません。志望コースごとに、必要な学力条件、英語条件、前提科目、追加条件を確認する必要があります。

モナシュ大学の英語要件

モナシュ大学では、英語が第一言語でない学生は、英語要件を満たす必要があります。公式のEnglish language requirementsページでは、IELTS、TOEFL iBT、TOEFL Essentials、PTE Academic、Cambridge C1/C2、STAT Written Englishなどが案内されています。

モナシュ大学の英語要件は、全てのコースで一律ではありません。「コース(専攻)」ごとに定められた要件を満たす必要があり、大きく分けて「Level A(一般的)」から「Level E(高度)」まで区分されています。

一般的な最低英語スコアの目安は次の通りです。

要件レベル IELTS (Academic) 目安 主な該当コース例
Level A Overall 6.5 (各6.0以上) Arts, Business, IT, Scienceなど
Level B Overall 7.0 (各6.5以上) Education, Lawなど
Level C Overall 7.0 (各7.0以上) Medicine, Nursing, Pharmacyなど

※上記は一般的な目安であり、年次やコース改定により変更される可能性があります。

具体的なコース別要件の例

専攻分野によって求められる英語力は以下のように異なります。

  • ビジネス・IT・理系コース (Level A)
    最も多くのコースがこの区分に該当します。IELTS 6.5 (各6.0以上) のスコアがあれば直接入学の申請が可能です。

  • 教育学・法学コース (Level B)
    将来、教育現場や法務で働く専門性を考慮し、より高いコミュニケーション能力が求められます。IELTS 7.0 (各6.5以上) が基準となることが一般的です。

  • 医学・看護・薬学コース (Level C)
    患者の命に関わる医療現場では、極めて高い英語力が必須です。多くの医療系コースでは IELTS 7.0 (各7.0以上) を下限としており、Medicine (MBBS) などの人気かつ高難度のコースでは、さらに高いスコアや追加の英語テスト(ISAT等)が求められるケースもあります。

重要な注意点:大学要件と学生ビザ要件

読者が最も混同しやすいのが「大学の入学要件」と「学生ビザ(Student visa subclass 500)の申請要件」の違いです。

  • 大学の要件: 入学審査のための学術的な英語力(IELTSなど)。

  • ビザの要件: オーストラリア政府(Department of Home Affairs)が定める、ビザ発給のための基準。

    • Study Australia によると、ビザ申請時にも英語力の証明が求められます。大学の要件を満たしていても、ビザ申請時の条件を満たせなければ渡航できない可能性があるため、必ず両方の最新情報を確認してください。

英語力が足りない場合の選択肢

規定のスコアに届かない場合は、無理に出願するのではなく、大学直営の Monash College が提供する「Monash English」を検討してください。

  • パッケージ入学: 英語コースを修了することを条件に、本課程の入学許可を同時に得る「パッケージ・オファー」を組める場合があります。これにより、学生ビザの申請も一貫して行えるため、多くの留学生が利用する効率的なルートです。


参照元:

Monash University: English language requirements
Study Australia: Student visa subclass 500
Monash College: English Language Programs

※出願時は必ず Course Finder にて、志望するコースの最新ページを開き、「Entry requirements」セクションで現在の正確な英語要件を確認してください。

モナシュ大学への進学・留学方法一覧

モナシュ大学は、公式パスウェイが充実しています。日本から進学する場合、主なルートは次の通りです。

進学方法

向いている人

到達先

直接入学

高校・大学の成績と英語条件を満たしている人

Monash Universityの学部・大学院

Monash University Foundation Year

高校卒業後、大学1年次入学前に準備したい人

Monash University学部1年次

Monash College Diploma

Year 11/12相当から専門分野に近い内容で進みたい人

Part 2修了後、条件を満たせば関連学士課程2年次など

Monash English

学力条件は近いが英語要件に届かない人

Foundation、Diploma、Monash University進学前の英語準備

Monash Advanced Preparation Program

大学進学直前の追加準備が必要な人

対象学位への進学準備

日本・他国の大学から出願

既に大学・専門学校で学習歴がある人

学部編入、単位認定、大学院進学など

重要なのは、パスウェイを「遠回り」とだけ考えないことです。モナシュ大学はレベルが高く、いきなり学部に入ると英語・レポート・プレゼン・試験・グループワークで苦戦することがあります。FoundationやDiplomaを使うことで、英語とアカデミックスキルを整えながら進学しやすくなる場合があります。

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モナシュ大学|進学・留学方法の詳細

ルート1:高校卒業後に直接学部へ出願する

高校成績、前提科目、英語条件を満たしている場合、Monash Universityの学士課程へ直接出願できます。

  • 向いている人: 高校成績が高く、IELTS 6.5相当以上の英語要件を満たし、志望専攻と前提科目が明確な人。

  • 注意点: 医学・看護・薬学・教育・法学・工学などは条件が非常に細かいため、必ず各コースの要件を確認してください。

ルート2:Foundation Yearから学部1年次へ進む

大学1年次に入る前の準備課程です。高校卒業後すぐに大学の授業に入るのが不安な人や、英語・アカデミックスキルを整えたい人に向いています。

  • ポイント: 修了後、所定の成績と前提科目を満たせば進学が可能です。希望する学位ごとの進学条件(destination scoreやsubject prerequisites)を必ず確認しましょう。

ルート3:Diplomaから関連学士課程へ進む

専攻分野に近い内容をMonash Collegeで学び、条件を満たせば関連学士課程の2年次へ進めるルートです。

  • 向いている人: ビジネス、エンジニアリング、IT、理系など志望分野が決まっており、学部2年次からの編入を目指したい人。

  • 注意点: 医学、薬学、法学、教育など一部の学部は対象外のため、他ルートとの比較が必要です。

ルート4:TAFE(専門職業技術教育)から編入する

TAFEで「Diploma」や「Advanced Diploma」を修了し、その学習内容を単位として単位認定(Credit Transfer)を受けるルートです。

  • 向いている人: 実践的なスキルを先に身につけたい人や、TAFEと大学の提携プログラムを利用して効率的に学位取得を目指したい人。

  • 注意点: 編入の可否はシラバス等に基づいた個別審査です。TAFEでの専攻と大学での志望専攻が密接に関連している必要があり、入学には別途英語要件などの基準も満たす必要があります。

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ルート5:Monash Englishから進む

学力条件は満たしているものの英語力が不足している場合、Monash Englishで英語力を補強します。

  • 注意点: 英語コースを経由しても、学力条件や前提科目が免除されるわけではありません。本課程とのパッケージが可能か、学生ビザ申請時の要件とあわせて確認しましょう。

ルート6:日本の大学・専門学校から編入する

すでに日本の大学等で学んでいる場合、その履修歴を使って出願できます。

  • 注意点: 単位認定は入学保証ではなく個別審査です。シラバスや授業内容、成績評価の情報が求められるため、早めに書類を準備しましょう。

ルート7:日本の大学卒業後に大学院へ進む

日本の大学を卒業済みの場合は、大学院へ直接出願します。

  • ポイント: 分野によって学士号の専攻一致、GPA、職歴、英語スコアが重要です。研究課程を希望する場合は、指導教員の選定や研究計画書の準備が必要になるため、余裕を持った計画が不可欠です。

直接入学が難しい場合の進学方法

Monash University Foundation Year(MUFY)

Foundation Yearは、留学生が大学の学部課程へスムーズに進むための準備コースです。修了後はモナシュ大学の全10学部への進学ルートが開かれます。

Foundation Yearには、StandardとExtendedがあります。

プログラム

期間・概要

2026年費用

Foundation Year Standard

大学1年次入学を目指す標準的な準備課程。英語を含む科目を履修

約470万

Foundation Year Extended

追加準備期間を含むルート。Standardより時間をかけて準備

約640万

※Standardコースはドックランズ(Docklands)キャンパスで実施され、例年2月と8月に入学時期が設定されています。英語は必修科目であり、将来の学部専攻に合わせて必要な科目を履修します。

入学条件の目安(日本の高校生向け)

Foundation Yearへの入学には、高校の成績基準が設けられています。

  • 高校2年生修了の方: 選択するコース(Intensive, Standard, Extended)によって必要な評定平均が異なります。

  • 高校3年生卒業の方: 卒業資格があれば、より柔軟なルートで進学が可能です。

※これらはあくまで目安です。出願時期やコースの改定によって変動するため、必ずMonash College公式サイトにある最新の「Country specific entry requirements(国別入学条件)」のPDFを必ずご確認ください。

Monash College Diploma

Monash College Diplomaは、将来学びたい分野がすでにある程度決まっている方に最適な進学ルートです。大学の専門課程に近い内容を先に学ぶことで、条件を満たせばモナシュ大学の学部2年次へ編入できる可能性があるプログラムです。

1. プログラムの仕組み(Part 1 と Part 2)

学歴に応じて、以下の2段階からスタートします。

区分 対象レベル 期間 修了後の進路
Diploma Part 1 高校2年終了程度 9か月 Part 2へ進学
Diploma Part 2 高校卒業程度 9〜12か月 モナシュ大学の学部2年次へ編入のチャンス

※工学(Engineering)系のコースは12か月かかる場合があります。

2. 学べる分野

芸術、デザイン、ビジネス、工学、IT、理学、教育など、幅広い専門分野から選択可能です。

3. 入学条件の目安(日本の高校生向け)

最終学歴によって、スタート地点が異なります。

  • 高校2年生修了の方: Part 1からのスタートが一般的です。

  • 高校3年生卒業の方: Part 2からスタートできる可能性が高く、ビジネスやエンジニアリング系など、専攻によって必要な評定平均(成績)が定められています。

※これらは公式の目安です。最新の基準については、Monash College公式のJapanページにて、必ず最新のPDFで確認してください。

4. 2026年 費用の目安(分野別)

コースの専門性や期間によって費用は異なります。

分野 Part 1 費用目安 Part 2 費用目安
Arts(芸術) A$35,900 A$40,000
Business(ビジネス) A$41,700 A$46,000
Engineering(工学) A$39,100 A$44,500
IT(情報技術) A$38,500 A$44,000
Science(理学) A$37,800 A$43,300

参照元:
Monash College: English Language Programs
Monash College: English Dates and Fees
Monash University: Course Finder

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モナシュ大学の学費と奨学金

モナシュ大学の学費は、大学で学ぶ専門コースごとに異なります。モナシュ大学の公式ページでは、1年間に受講する標準的な単位数(48単位分)を基準にした、1年あたりの授業料が表示されています。

Monash Collegeのパスウェイ費用は、2026年時点で次の目安があります。

コース 日本円目安(112円計算)
Foundation Year Standard 約473万円
Foundation Year Extended 約639万円
Diploma of Arts (Part 1 / Part 2) 約402万〜448万円
Diploma of Business (Part 1 / Part 2) 約467万〜515万円
Diploma of Engineering (Part 1 / Part 2) 約438万〜498万円
Diploma of IT (Part 1 / Part 2) 約431万〜493万円
Diploma of Science (Part 1 / Part 2) 約423万〜485万円
Introductory Academic Program 約25万円

 奨学金について

モナシュ大学では留学生向けに奨学金制度を用意しています。代表的なものとして「Monash International Merit Scholarship」があります。

  • 対象: 日本を含むすべての国の留学生

  • 内容: 学位取得までの期間中、年間A$10,000(約112万円相当)が支給されます(上限額や期間はコースにより異なります)。

  • 選考: 成績優秀者を対象とした選考が行われます。

【重要】
奨学金の支給額、対象コース、年間枠、成績維持の条件などは非常に細かく設定されており、年度によっても変更される可能性があります。また、日本国籍の方も申請可能です。最新の応募要項や期限については、必ずモナシュ大学の奨学金公式ページにてご確認ください。

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留学エージェントを介して進学計画を立てることには、主に以下の3つのメリットがあります。

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モナシュ大学は、Go8加盟の最高峰大学であり、進学には複数のルートが存在します。しかし、最適な道を選ぶには学力・英語力・予算などを複合的に整理する必要があり、非常に複雑です。

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