【ステップで解説】ワーホリで使う「英文履歴書」の書き方

ワーキングホリデーで仕事を探すときは、英文履歴書を避けて通ることはできません。英文履歴書と日本の履歴書は書き方が大きく異なるため、きちんと調べて抜けや漏れがないようにしましょう。今回は、ワーホリで使う英文履歴書の書き方を紹介します。

ワーホリで使用する英文履歴書の基本

ワーホリで仕事を探すときに使う英文履歴書はどのようなものなのでしょうか。ここでは、英文履歴書の基本を紹介します。

ワーホリで必要な履歴書=レジュメ

英文履歴書は「レジュメ」と呼ばれるものと、「CV(curriculum vitae)と呼ばれるものの2パターンがあります。

レジュメは学歴や職歴、資格などの要約を書くもので、通常は1〜2ページ程度の分量です。一方でCVは、レジュメの内容よりももっと詳しく職歴や学歴などを書くもので、分量は3~4ページとレジュメよりも少し多くなっています。

ワーホリの仕事探しの場面では、CVではなくレジュメを必要とされることが多いので、レジュメを用意しておけば問題ありません。

英文履歴書を作成するときのルール

英文履歴書は、日本の履歴書と違う点が多いので、書き方のルールを把握しておく必要があります。ここでは、英文履歴書を作成するときのルールを4つ紹介します。

1.顔写真や年齢、性別などは不要
日本の履歴書では最初に目に入る部分ですが、英文履歴書では顔写真や年齢、性別などの情報は不要です。個人情報は名前と連絡先、ビザの情報を書く程度で問題ありません。

2.決まった形式はないが、手書きはNG
英文履歴書には、実は日本の履歴書のような決まった形式はありません。自由に書いても良いことになっていますが、手書きはNGです。パソコンで作成したものを提出しましょう。

3.1~2枚のA4用紙に収める
レジュメを提出する場合は、A4用紙の1~2枚の分量に収めることが大切です。長々と書くものではないので、行間や改行にも気を配りながら、見やすく完結にまとめましょう。

4.学歴や職歴は最新のものから記載
日本の履歴書では、学歴や職歴を古いものから書くのが一般的です。しかし、英文履歴書では、最新のものから書くのがルールとなっています。間違えないように覚えておきましょう。

【6ステップ】ワーホリで使える履歴書の作り方

英文履歴書は具体的にどのように書けば良いのでしょうか。ここでは、ワーホリで使える履歴書の書き方を項目ごとに紹介します。

①個人情報や連絡先(Personal Date / Contact Information)

個人情報はいちばん上に書きましょう。まずは名前を大きく書き、その下に住所や電話番号(090-1234-5678⇒+81)09-1234-5678)、メールアドレスを書きます。箇条書きのように簡単に書けばOKです。住所は、部屋番号、番地、町名、市町村と書き始めて郵便番号で終わるように、日本とは逆に書きましょう。

レジュメは基本的に左詰めで書きますが、個人情報の部分だけは中央揃えにして目立たせても問題ありません。ご自分の名前や住所などがわかりやすくなるように配置することが大切です。

②志望動機(Objective)

志望動機は、なぜこの仕事をしたいのかという熱意を簡潔にまとめて3行程度で書きましょう。特技や資格などと関連付けて書くと説得力が増します。自分にどんなことができるのかを交えて、説得力のある志望動機を書くことが必要です。

③技能と資格(Skills and Qualification)

持っている資格やスキルを箇条書きにしてアピールしましょう。その際に、希望している仕事と無関係の資格は省略しても問題ありません。志望先でも活かせそうな資格については漏れなく書くようにしましょう。

④学歴(Education)

学歴は、最新のものから順に書くのがレジュメの鉄則です。入学年と卒業年も合わせて記入しておくと良いでしょう。大学以上の学歴がある場合、高等学校以前は書かないことが一般的です。ない場合は高等学校から書きましょう。

学歴に大学がある場合は、学部や主な研究テーマなども合わせて書いておきます。部活などで賞を獲った記録などもあればアピールポイントとして記載しましょう。

⑤職歴(Work Experience)

職歴も新しいものから順に書くのが一般的です。これまでに経験した仕事がたくさんある場合は、志望先と関連のある分野の職歴のみを書くという方法もあります。

ただし、経験した仕事が志望先とあまり関係ない場合などはすべて書いた方が良い場合もありますので、臨機応変に対応しましょう。

⑥個人のプロフィール(Personal Profile)

最後は、ここまでの項目で書ききれなかった志望動機や自己アピールを書きましょう。自己紹介を兼ねて、志望動機などと内容が同じにならないように注意しながら書くことが大切です。

レジュメを作成する際のポイント・注意点

英文履歴書を作成するときは、日本の履歴書とは勝手が違うのでいくつか注意しなければなりません。ここでは、英文履歴書を作成する際のポイントや注意点を解説します。

提出前にスペル・文法ミスがないか確認する

日本の履歴書でも、誤字脱字をチェックするのは常識ですが、英文履歴書でも、スペルミスや文法ミスのチェックは必須です。

特に日本人がワーホリで仕事を探している場合には、英語力をアピールすることが大切なので、英語力が不足していると思われないようしっかりと確認しましょう。

スペルミスの確認には、スペルチェッカーを利用するのがおすすめです。スペルチェッカーはインターネット上に無料で提供されているものもあるので、使いやすいものを見つけて使ってみましょう。

同じ動詞を短い間隔で使い回していないか、時制は合っているかなどの確認も必要となります。同じ動詞を使い回すと英語力が乏しい印象を与えてしまうので、避けるのがベターです。

また、時制についても現在の職業についての話題は現在形、過去の職業についての話題は過去形にするなど、きっちり使い分けるようにしましょう。

レジュメを作成するときは、主語は省き、動詞から書き始めるのもポイントです。レジュメには自分のことしか書かないため、「I」は省いても問題ありません。動詞から書き始め、最初の文字は大文字にしましょう。

あくまでも例ですが「Designed flexible training program for in-store employees」「Worked in practical books as an editor」「Received an award as a cook」のように書きます。

職種ごとにレジュメを用意する

レジュメは一枚でも十分ですが、ワーホリ先で希望するポジションや職種によって作り分けるのがおすすめです。

例えば、接客の仕事に応募して、レジュメに「データ入力の仕事の経験があります」など接客と無関係の内容を書いても、接客の仕事を希望している接客経験者の応募者には勝てません。

応募先の職種に合ったレジュメを書くことで、相手に「この人と一緒に働きたい」「きっと即戦力になってくれるだろう」という印象を与えられます。もちろん嘘を書くのはもってのほかですが、応募先に合う内容の文章を考えてレジュメを書くことも大切です。

場合によってはカバーレターが必要なこともある

カバーレターとは応募者から採用担当者に向けた手紙です。自分がいかにそこで働きたいかという情熱を手紙にしてレジュメとセットにして持参します。カバーレターは、志望先から求められる場合と求められない場合があり、必須ではありません。

仮に求められていなくても添付しておくことで、ほかの応募者との差別化を図れたり、自分の熱意が相手に伝わりやすかったりする利点もあります。どうしてもその志望先で働きたい場合は、カバーレターを添付しておくと良いでしょう。

カバーレターには、簡単な自己紹介や志望動機、レジュメに書ききれなかった特技や資格、絶対にここで働きたいというアピール文などを書いておくのが一般的です。

カバーレターが必須ではない志望先なら、カバーレターがなければ受からないというわけではないですが、熱意を伝えるには適しています。ゆとりがある場合は作成しておくと良いでしょう。

カバーレターの書き方は、まず自分の氏名や連絡先を記入し、その下に日付、宛先、担当者名、件名、応募職種、経緯、志望動機、謝辞、結びの言葉の順に書きます。最後に、自筆とタイピングで署名をして一番下に同封書類の案内を書けば良いです。

 

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まとめ

ワーホリで使う英文履歴書は、日本の履歴書と異なる部分がたくさんあります。面接で合格するには英語力も大切ですが、志望動機や自己アピールも非常に大切です。相手に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうことが採用につながるという部分では、日本とも共通しています。

カバーレターなども上手に使いながら、面接のステップへと続く英文履歴書を作りましょう。

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