ワーホリに行きたいと思っても「どのくらいの期間で行ったほうがいいのだろう…?」と悩んでいる方もいるのではないでしょう。ワーホリは基本的に1年以内であれば自由に期間を選べますが、せっかくなら半年以上がおすすめです。
今回は、なぜワーホリの期間は半年以上がおすすめなのか、主な理由と必要な費用を解説します。ワーホリに行きたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ワーキングホリデーの期間は【半年以上】がおすすめ!
ワーキングホリデーの滞在期間は基本的に1年以内となっており、具体的な期間は自由に決められます。
しかし以下3つの点から、短期滞在よりも半年以上の長期滞在がおすすめです。
・語学学校に通う期間を確保するため
・長期で働ける人の方が面接で有利になるため
・ワーキングホリデービザの取得は1ヶ国につき1回のみのため
理由1:語学学校に通う期間を確保するため
半年以上滞在することで、語学学校に通う期間を確保できます。
ワーホリをする人のほとんどが、最初の2〜3か月は語学学校に通って仕事を探すのが一般的です。語学力をアップさせたいなら、4〜6か月間は通うことをおすすめします。
長期間通うことで友達を作りやすく、インプット・アウトプットの機会を増やせるので、語学力向上にもつながります。反対に、英語力があまりない状態で渡航した場合に滞在期間が短いと、渡航前に思っていた経験を十分に得られないケースもあります。
そのほか、語学学校を修了しただけで帰国することにもなり、多様な経験を積むことが難しくなるでしょう。
さらに、ルームシェア先やアルバイト先の探し方、現地での生活など、情報を集める場としても活用でき、より多くの経験を積めるのもメリットです。
理由2:長期で働ける人の方が面接で有利になるため
長期で働ける人の方が、アルバイトの面接で有利なのも理由のひとつです。
アルバイトの求人は長期で働ける人を求めているので、2~3か月程度の短期間では雇ってもらいにくく、現地での働き口探しに苦労しやすくなります。
職種・業種にかかわらず、就労条件として半年以上を掲げている場合もあるため、長期のワーホリの方が仕事を見つけやすく有利だといえます。
アルバイトで稼ぎながら滞在できれば、お金の心配も少なくなり、現地でしかできない体験に挑戦しやすくなるでしょう。
理由3:ワーキングホリデービザの取得はひとつの国につき1回のみのため
ワーキングホリデービザを取得できるのは、ひとつの国につき1回までと限られているため、数少ないチャンスを短い期間で消費してしまうのはもったいないといえます。
ワーホリは短期滞在も可能ですが、3か月以内の滞在であれば、わざわざワーキングホリデービザを発給しなくても問題なく滞在できる国が多くあります。
また、ワーホリの利点は実際に海外で働きながら学べること。学生ビザでも長期滞在は可能ですが、就労できないケースがほとんどです。
そのため、海外での就労経験を積めるワーキングホリデービザは、滅多にできない経験を積める貴重なチャンスでもあります。せっかくワーホリをするのであれば長期滞在するのがおすすめです。
オーストラリアに限っては、セカンドワーキングホリデービザが設けられており、2年目の滞在も可能になります。ワーキングホリデーの期間を延ばすかどうかの判断をするためにも、長期間滞在して貴重な経験を積むことが大切といえます。
ワーキングホリデーの最長滞在期間
ワーホリは基本的に1年以内の滞在となっていますが、国によっては1年以上の滞在ができる場合もあります。
主な国の最大滞在期間と就学期間・就労期間については、下記の通りです。滞在期間が長くなるほど、体験できることは増えるでしょう。
国名 | 最大滞在期間 | 就学期間 | 就労期間 |
オーストラリア | 3年 | 4か月 | 同一雇用主の下では6か月まで |
カナダ | 1年 | 6か月 | 制限なし |
ニュージーランド | 1年3か月 | 6か月 | 制限なし |
イギリス | 2年 | 制限なし | 制限なし |
フランス | 1年 | 制限なし | 制限なし |
ドイツ | 1年 | 制限なし | ひとつの職場で最長6か月 |
スペイン | 1年 | 明記なし | 明記なし |
ノルウェー | 1年 | 3か月未満 | 同一雇用主の下では6か月未満 |
韓国 | 1年 | 制限なし | 制限なし |
中でもオーストラリアとニュージーランドは、一定基準を満たすことで期間の延長が可能です。
国名 | 延長条件 |
オーストラリア | ファームジョブなど、決められた分野の仕事に3か月以上就労する |
ニュージーランド | フルーツのピッキングなど、決められた仕事に3か月以上就労する |
カナダ | ROビザを取得する |
イギリス | 抽選に当選する |
カナダではワーキングホリデービザの延長はできませんが、ワーホリ同様にカナダで働けるROビザがあれば1年間滞在可能なため、実質ワーホリの延長が可能だといえます。
また、イギリスはもともと2年間の滞在が可能ですが、他の国と違って抽選式のため、申請したからといって必ずしも行けるとは限りません。
長期のワーキングホリデーで人気の国3選
長期のワーホリ滞在先として、下記の3か国が人気です。
・オーストラリア
・カナダ
・ニュージーランド
それぞれ人気の理由を解説するので、滞在先選びの参考にしてみてください。
オーストラリア
オーストラリアは最長で3年間滞在できるため、他の国よりも長く滞在できる点が大きな魅力です。
条件を満たす必要はありますが、通常より3倍も滞在できるため、日本では味わえない経験を多く積めます。
主要英語圏と比較しても治安が良く、比較的温暖なので暮らしやすいのも魅力です。特に銃規制が厳しく、留学生が巻き込まれる事件が少ないので、初めて海外に滞在する方でも安心して過ごせます。
日本との時差は1〜2時間程度なので、日本の家族・友人と連絡を取りやすくなっています。
加えて最低賃金が世界トップクラスに高く、アルバイトで稼ぎながら海外生活を楽しめるため、貯金を切り崩す必要がないのもメリットです。
オーストラリアはワーホリの行き先として非常に人気の国となっています。
カナダ
カナダは就労制限がないため、語学学習やスキルアップに専念できるのがメリットです。
アメリカの隣国であることからアメリカ英語を学ぶことができ、ワーホリ制度のないアメリカの代わりに行く人も多い傾向にあります。
また、英語だけでなくフランス語も学べるのも魅力のひとつです。カナダでは英語とフランス語が公用語となっており、2つの言語を同時に習得できます。
加えてワーホリ向けの仕事が多く仕事を見つけやすいため、少しでも費用を節約したい方や仕事を通じて言語を学びたい方にもうってつけです。
治安が良く日本食レストランが多いなど、過ごしやすい環境が整っています。
ニュージーランド
自然に囲まれた環境でのんびり過ごしたい方には、ニュージーランドがおすすめです。
ニュージーランドは人よりも羊の方が多いといわれるほど牧歌的な国で、豊かな自然が広がる落ち着いた環境で過ごせます。
首都のオークランドは語学学校やレストラン、カフェなどが充実しているため、初めの2〜3か月は首都で学び、慣れてきたら自然溢れる環境で日本人観光客向けのガイドとして働くのが定番です。
また、条件を満たせばビザを3ヶ月延長できるので、長期滞在しやすいのもメリットです。
ワーキングホリデーの費用は期間でどう変わる?
ワーホリの費用は、滞在期間が長いほど高額になっていきます。長期滞在したいと思っても、どのくらい費用がかかるのか不安になる方もいるでしょう。
今回はオーストラリアを例に、半年の場合・1年の場合をそれぞれ解説します。
半年:約130~160万円
半年間滞在する場合であれば、約130~160万円が費用の目安です。
費用の内訳としては、以下の通りです。
項目 | 費用 |
片道航空券 | 8~13万円 |
ビザ申請手数料 | 約5万8,000円 |
海外旅行保険 | 12万円 |
語学学校費用 | 約27~40万円 |
生活費 | 75~91万円 |
合計 | 約130~160万円 |
ただし初めは語学留学に集中して、途中からアルバイトする前提であれば約80〜120万円ほどに抑えることも可能です。
1年:約225~280万円
1年間滞在する場合であれば、約225〜280万円が費用の目安です。
費用の内訳としては、以下の通りです。
項目 | 費用 |
片道航空券 | 8~13万円 |
ビザ申請手数料 | 約5万8,000円 |
海外旅行保険 | 24万円 |
語学学校費用 | 約27~40万円 |
生活費 | 148~183万円 |
合計 | 約225~280万円 |
基本的な費用は半年の場合と大きく変わりませんが、滞在期間が延びるほど生活費が大きくなるのがネックです。
アルバイトで稼ぎながらであれば、約120〜180万円ほどに抑えられるので、なるべく働くのがおすすめです。
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まとめ
ワーホリの期間は自由に設定できますが、ひとつの国につき1度しか行けない貴重な機会なので、せっかくなら半年以上の長期滞在がおすすめです。滞在期間が長いほど多くの経験ができ、語学学校にも長く通えます。Mirai Bridgeなら、現地でのアルバイト探しや現地・帰国後の就職も支援します。
手数料は一切無料となっているので、ぜひお気軽にご相談ください。
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