留学に憧れを抱いているものの、「英語が話せないと留学は難しいのだろうか……」と不安を感じる方も多いでしょう。結論として、英語力がなくても留学に行くことは可能です。
今回は、英語が話せない状態で留学する場合のポイントやおすすめの留学先などを解説します。
英語を話せない方も語学留学なら可能！
英語が話せない状態で留学すると、「ホストファミリーや友人との会話が成り立たない」「授業の内容がわからない」などで、何かと苦労するのは間違いないでしょう。
しかし、語学留学であれば、英語が話せなくても問題ありません。語学学校は英語を学ぶために通うところであり、そもそも英語が話せない人が来る前提で環境が整えられています。
英語力ゼロの人向けの初心者クラスも用意されているので、授業の内容が理解できず困ることもありません。英語力ゼロで留学すると、事前知識がない分ネイティブに近い英語が身につきやすいなどのメリットもあります。
学校だけでなく、留学先によっても英語を話せなくても苦労しづらくなります。例えば、移民が非常に多いオーストラリアは、公用語が英語であるものの、第一言語を英語にしていない人が非常に多く、英語が話せない人に対して寛容な傾向があります。
留学に必要な英語力は？
留学のパターンとして「語学留学」「ワーキングホリデー」「専門・大学進学」などがありますが、それぞれ必要とされる英語力が異なります。
留学先や入学する学校などよっても変わるため一概にはいえませんが、各留学方法に必要な英語力の目安を解説します。
語学留学の場合
語学留学は、英語が話せない人でもチャレンジできます。語学学校には英語力ゼロの人向けの初心者クラスから、ネイティブレベルの英会話力の習得を目指す上級者クラスまで用意されています。
自分のレベルに合ったクラスを選べば、授業の内容がまったく理解できず置いていかれることもないでしょう。
選ぶレベルが高くなるほど、日本人の割合が少なくなります。自然に英語を使う環境となるため、より早い段階での英語力の上達を見込めます。
ワーキングホリデーの場合
ワーキングホリデーは、留学先で働きながら学校に通ったり観光したりと、自由に海外生活を楽しめるビザ制度です。
現地で働けるので、留学費用に不安がある方にはおすすめの制度ですが、就労先でのコミュニケーションが必要なため、TOEIC600点以上の英語力があることが目安となります。
日本食レストランや農場、清掃などの仕事であれば、あまり英語が話せなくても働くことができます。とはいえ、英語力が高いほど仕事探しがスムーズに進むため、英語力を身に付けておくことは重要です。
仕事を通して英語力を身に付け、徐々に高いレベルの英語力が必要とされる職種にステップアップするのも良いでしょう。
専門・大学進学の場合
専門学校や大学進学を目的に留学する場合に必要とされる英語力の目安は、TOEIC800点以上です。留学先によって異なるものの、英語の読み書きや英会話ができない状態では授業の内容が理解できないので、それなりの英語力が求められます。
語学学校や大学準備コースで必要な英語力を身に付けたあとに入学する方法もありますが、その分費用がかさみます。
専門学校への留学をお考えの方は、弊社スタッフが厳選したゴールドコースト・ブリスベンの専門学校一覧もぜひご覧ください
【留学前】英語力ゼロでも留学を成功させるコツ
英語力ゼロでも留学はできますが、やはり英語が話せる人よりも留学先で苦労する可能性は高くなります。留学を成功させるためにも、日本にいる間に準備を整えておきましょう。
ここでは、英語力ゼロでも留学を成功させるコツを紹介します。
短期留学ではなく長期留学にする
英語力ゼロで留学する場合は、長期留学することを検討しましょう。1か月程度の短期留学だと、現地での生活に慣れようと頑張っている間に留学期間が終わり、英語力が身に付くところまでたどり着かないことが多いためです。
また、滞在期間が短いと留学を終えた後にどれくらいの英語力が身に付いているか確かめることが難しくなります。
長期間滞在し、英語ばかりの環境に身を置くことで、自然に英語力が向上していくでしょう。
初めての留学で、長期間滞在するのが難しい場合は、一度短期留学に行って留学そのものに慣れたうえで長期留学を始めるのもひとつです。予算やスケジュールを考慮して自分に合った計画を立ててみてください。
留学先の情報を収集しておく
英語が話せないと、現地で学校周辺の環境や治安、施設などの情報を集めるのが難しくなります。日本にいる間に少しでも留学先の情報を集めておきましょう。
可能であれば、留学を予定している国に滞在したことがある人や、入学予定の学校で学んだ経験がある人に話を聞くのがおすすめです。
今はインターネットでさまざまな情報を調べられますが、実際にその場所に滞在していた人からリアルな話を聞くと、留学後の生活のイメージが湧きやすくなります。
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中学レベルの英語と定番フレーズを身に付けておく
英語力ゼロでも留学はできますが、多少なりとも話せたほうが留学後の生活が楽になります。中学レベルで良いので、単語や文法、定番のフレーズなどを身に付けておくのがおすすめです。
実はネイティブ話者でも、日常会話ではそれほど多くの単語や難解な文法を使っていません。そのため、中学レベルの英語を理解していれば、それなりにコミュニケーションが取れます。
また、ある程度の単語やフレーズを覚えておくと渡航時のトラブルを回避しやすくなります。空港で質問されたときに、何を聞かれているかまったくわからないより、少しでもわかる状態のほうがスムーズに入国できる可能性が高くなるでしょう。
【留学中】英語力ゼロでも留学を成功させるコツ
英語力ゼロの人が留学を成功させるには、現地での過ごし方も重要です。留学で英語力が向上するのは、英語漬けの生活が続くからです。
「間違ったら恥ずかしい」などと考えてあまり話さないと、なかなか英語力が向上しません。間違えて当然というマインドで、積極的に話しましょう。
また、海外で日本語が通じる人に出会うと安心するものですが、日本人同士で固まって過ごしたり、家にこもったりしていると英語に触れる機会が減ってしまいます。
学校に通うだけでなく、イベントに参加したり家でも勉強したりして、自ら英語に触れる機会を増やすことを意識しましょう。
英語を話せない方におすすめの留学先
英語が話せない人が留学しやすい国も存在します。とくに以下の3ヶ国は、英語力ゼロの人が留学するのにおすすめです。
・カナダ
・フィリピン
・オーストラリア
これらの国がおすすめの理由を解説します。
なお、おすすめの留学先について詳しくは下記の記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
「留学におすすめの国はどこ？各国のメリット・デメリットまとめ」
カナダ
さまざまな人種が集まる多国籍国家のカナダは、留学生を受け入れる体制が整っています。語学学校もたくさんあり、自分に合う学校を選べるため、英語力ゼロの人でも留学しやすい国です。
また、カナダは英語とフランス語が公用語なので、留学先によってはフランス語も学べます。さまざまな文化に触れたい、フランス語も話せるようになりたいと考えている方におすすめの留学先です。
フィリピン
フィリピンの第一言語はフィリピン語ですが、英語も公用語として広く使われています。物価が安く、ほかの国よりも留学費用を抑えやすいため、語学留学先として人気です。
日本からの距離が近く、日本人スタッフ在籍の語学学校もあるので、英語力ゼロの人の留学先にも向いています。フィリピンの語学学校はマンツーマンレッスンを取り入れているところが多いので、集中的に英語を学べる点も魅力的です。
オーストラリア
オーストラリアも英語力ゼロの人の留学先におすすめです。教育水準が高く、質の高い授業が受けられるため、英語力向上が期待できます。
比較的治安も良く、温暖な気候でゆったりと暮らせるのも魅力です。日本との時差が小さいので時差ボケしにくく、日本にいる家族や友人と連絡が取りやすいメリットもあります。
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現地生活のサポート体制も充実しているため、安心して留学生活を送れます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
海外の語学学校には英語初心者向けのクラスを用意しているところがたくさんあるため、英語力ゼロの人であっても語学留学なら可能です。
とはいえ、多少なりとも英語を理解できたほうが留学先での生活が楽になります。中学レベルで良いので、単語や文法、定番のフレーズなどを覚えておくのがおすすめです。
また、カナダやフィリピン、オーストラリアなど、留学生の受け入れ体制が整っている国に留学すると、英語力が向上しやすくなります。「英語力ゼロでの留学に不安がある」、「手続きの進め方がわからない」といった場合は、留学エージェントに相談してみましょう。
