ブリスベンは、オーストラリアの中でも大きい都市です。留学先にブリスベンを選んだ場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。今回は、ブリスベンに留学するメリットとデメリット、ブリスベン留学にかかる費用について紹介します。
オーストラリア第三の都市・ブリスベンの基本情報
ブリスベンは、オーストラリアのクイーンズランド州の州都で、シドニーとメルボルンに次ぐ第三の都市として知られています。人口は約260万人です。
市内中心部にはブリスベン川が流れており、この川を中心に発展しています。街の中では、バスやフェリー、電車などの公共交通機関が発達していますが、キックボードや自転車を使う人も多いです。
市内には観光スポットが多く、徒歩で観光地をめぐることができるので、街の歴史や文化を気軽に体験できるのも特徴です。
出典:「Brisbane Population 2024」(Population Australia)
ブリスベンへ留学するメリット
ここでは、ブリスベンに留学するメリットを紹介します。
【メリット1】年中温暖な気候で過ごしやすい
ブリスベンは年間を通して晴天率が高いことで有名です。年中温暖な気候なので過ごしやすく、冬(6~8月)でも平均最高気温20℃を超えることが多いため、寒いのが苦手な人におすすめできます。日本に比べると年間の晴れの日の数も多く、年中薄着で過ごすことも可能です。
オーストラリアの土地は広く、地域によっては夏の暑さが厳しいところもあるので、年中温暖で過ごしやすい気候なのはブリスベンの大きなメリットです。
【メリット2】教育機関が充実している
オーストラリアは、教育水準が高いことで知られています。なかでも、ブリスベンは語学学校や専門学校、大学といった教育機関が充実しており、勉強するには絶好の環境です。
教育機関の激戦区であるため、各々が他校よりも高い水準の教育を提供しようと努力しています。そのため、真剣に英語を学びたい人に適した語学学校が集っています。
また、教育機関のなかにはおしゃれで機能的な図書館もたくさんあり、勉強する場所に困らないのもメリットです。
【メリット3】ほかの大都市と比べて物価が安い
ブリスベンは、大都会であるシドニーやメルボルンと比べると、程良く田舎で物価が安いのがメリットです。オーストラリアは全体的に日本よりも物価が高いものの、ブリスベンは都市のなかでも安い傾向にあるため、少しでも留学費用を抑えたい人にはおすすめです。
家賃も比較的安いところが多く、毎月の生活費を抑えることも可能です。
なお、物価は安いものの、アルバイトなどの時給は高いため、十分な生活費をまかなうことができます。
【メリット4】都会と田舎の両方の魅力を味わえる
ブリスベンには、都会的な町並みがある一方で、自然豊かなスポットがあるのもメリットです。例えば、ブリスベン川付近にはブリスベンシティボタニック・ガーデンという植物園があり、たくさんの花や植物を楽しむことができます。
ビルが立ち並ぶ洗練されたビジネス街の一面もありますが、植物園以外にも、緑あふれる癒し系スポットが街中にたくさんあります。田舎の穏やかさを感じたい人にもおすすめです。
【メリット5】アウトドア系のアクティビティが盛んである
ブリスベンでは、アウトドア系のアクティビティが盛んです。ブリスベン川でカヌーやカヤックを体験できるので、アウトドアが好きな人にはおすすめの魅力的な地域です。
また、ブリスベンの中心地から足をのばせば、ゴールドコーストやサンシャイン・コーストなどの人気のリゾート地へ日帰りで行けるのも大きなメリットです。滞在中にオーストラリアならではの壮大な自然を体験してみるのも良いでしょう。
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ブリスベンへ留学するデメリット
ここでは、ブリスベンに留学するデメリットを紹介します。
【デメリット1】中心部の規模が小さく、退屈に感じやすい
ブリスベンは公共交通などの利便性には優れていますが、シドニーやメルボルンと比べると規模が小さいのがデメリットです。大都市の空気が好きな人には、少し物足りなさを感じるかもしれません。
また、ビジネスマンが多い都市なので、ショッピングには向いていないのもデメリットです。ショッピングを趣味としている人は、退屈だと感じる場合もあります。
【デメリット2】紫外線が強い
オーストラリアは紫外線が強い地域が多いのですが、ブリスベンも日差しが強い日が多い地域です。温暖で過ごしやすいのはメリットですが、気候が良いぶん、紫外線が強くなってしまうのです。
ブリスベンに留学するなら、日焼け止めや帽子で徹底的に日焼け対策をしなければなりません。
現地で日焼け止めなどを調達することも可能です。ただし、肌に合わないこともあるため、留学前に普段から使用しているケア用品を持参することをおすすめします。
【デメリット3】仕事先がなかなか見つからない
ブリスベンは、オーストラリア第三の都市といえども、シドニーやメルボルンと比較すると、求人が比較的少ないのがデメリットです。留学してそのまま働きたい方や、ワーキングホリデーを考えている方は、仕事を見つけるのに苦労するかもしれません。
また、ローカルでの仕事に就くには、高いレベルの英語力が必須です。履歴書にスペルミスがあったり、うまく話せなかったりすると不採用になるケースもあるので、留学前にある程度の英語力を身に付けておく必要があります。
ブリスベン留学に向いている人
ブリスベンへの留学に向いているのは、英語を真剣に学びたい人です。ブリスベンには教育水準が高い語学学校や大学がたくさんあるので、一流の教育を受けたいという向上心が高い人にはぴったりでしょう。
語学学校のなかには、母国語禁止制度を設けているところもあるため、語学力を高めるために必要な環境に身を置くことができます。
また、物価もほかの都市に比べれば安いため、費用を抑えて長期留学したい人にも向いています。交通費に関しても「GoCard」という交通カードを10回使うと、以降の利用料が無料になるため、移動することが多い方でも出費を抑えられます。
ブリスベン留学にかかる費用
ブリスベンに留学する場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここではおおまかな費用を紹介します。
出発前にかかる費用
出発前にかかる費用としては、以下の通りです。
・語学学校:$1440(約13万7,000円)
・ビザ申請費用(学生ビザ):$710
・海外留学保険:10,000~15,000円
・留学生健康保険(OSHC):$50~60(保険会社による)
・健康診断料金(日本国内で受診する場合):22,000~27,000円
留学前は、航空券のみならず各種保険や健康診断などの諸費用がかかります。
海外留学保険とは、海外で留学する人を対象とした保険で、現地で病気やケガに遭った際に補償を受けられます。こちらは任意ですが、万が一のときのために加入しておくことをおすすめします。
一方、留学生健康保険(OSCH)は学生ビザで滞在する際に加入が義務付けられている保険です。
原則として日本国籍の場合、健康診断は不要ですが、学生ビザ申請時に健康診断の必要があると判断された際は、健康診断料金を求められることがあります。
到着後にかかる費用
到着後にかかる費用として最も大きいものは滞在費(家賃)です。どこに滞在するかによって大きく異なるのでさまざまな滞在方法を比べてみましょう。
【滞在先ごとの費用】
滞在先 | 費用 |
バックパッカードミトリー(4~6人部屋) | $60~80(1泊) |
ホームステイ(1人部屋、平日2食、週末3食) | $330~360(週) |
語学学校学生寮(2~3人部屋) | $180~280(週) |
シェアハウス(1人部屋) | $200~300(週) |
また、滞在中にかかる生活費は以下の通りです。
・携帯電話料金:月$30~50
・生活費:月$1,500~2,000
上記費用は質素な生活をした場合の費用です。現地で遊んだり旅行をしたりするとさらにかかる可能性があるので、予算を立てて節約しながら生活する必要があります。
まとめ
ブリスベンは、オーストラリア第三の都市として知られています。選りすぐりの教育機関があるので、ハイレベルな教育を受けたい方におすすめです。紫外線が強い環境ではありますが、年中温暖な気候なので過ごしやすいでしょう。
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