オーストラリアに留学するときには、滞在期間に関わらずビザを取得する必要があります。かつては紙の書類で申請する必要がありましたが、現在はオンラインでの申請が可能です。
アメリカ・イギリス・カナダなど、ほかの留学人気国と比べてもわかりやすいビザ申請制度が整っているのですが、どのように申請したら良いのかわからない方もいるでしょう。
今回は、オーストラリアのビザを申請する方法や、申請が却下されたときの対応などについて解説します。
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オーストラリアで申請できるビザ
オーストラリアのビザにはいくつか種類があり、渡航前に申請可能なものと渡航後に申請できるものに分かれます。まずは申請のタイミング別に、ビザの概要を解説します。
留学前に申請できるビザ
オーストラリアに留学する前に申請できるビザは、「観光ビザ」「学生ビザ」「ファーストワーキングホリデービザ」の3種類です。それぞれの概要をみていきましょう。
観光ビザ
観光ビザ(Electronic Travel Authority)は、オーストラリアに旅行に行く際に取得するビザです。3か月以内であれば、就学も認められています。有効期限は1年ですが、1回の渡航の滞在可能期間は最長3か月です。
サブクラス | 601 |
有効期限 | 1年 |
最長滞在期間 | 3か月 |
申請料金 | $20(約2,000円)※ETA使用料 |
申請場所 | オーストラリア国外 |
※2024年2月時点
参考:「Subclass 601 Electronic Travel Authority」(Australia Government)
学生ビザ
学生ビザ(Student visa)とは、オーストラリアの学校に3か月以上就学する場合に取得するビザです。CRICOS認定校に通うこと、一定の出席率や成績を維持することなどの条件があります。
サブクラス | 500 |
有効期限 | 最長5年(コースによって異なる) |
最長滞在期間 | 最長5年(コースによって異なる) |
申請料金 | $710(約69,000円) |
申請場所 | オーストラリア国内/オーストラリア国外 |
※2024年2月時点
参考:「Subclass 500 Student visa」(Australia Government)
ファーストワーキングホリデービザ
ファーストワーキングホリデービザ(First Working Holiday visa)は、1年間オーストラリアで就業・就学・観光できるビザです。対象者は18~31歳未満の人で、就業は1ヶ所あたり半年までの上限が定められています。
サブクラス | 417 |
有効期限 | 1年 |
最長滞在期間 | 1年 |
申請料金 | $635(約62,000円) |
申請場所 | オーストラリア国外 |
※2024年2月時点
参考:「Subclass 417 First Working Holiday visa」(Australia Government)
留学後に申請できるビザ
オーストラリア留学後に申請できるビザは、セカンド・サードワーキングホリデービザと卒業生ビザです。これらのビザの概要もみていきましょう。
セカンド・サードワーキングホリデービザ
セカンド・サードワーキングホリデービザ(Second・Third Working Holiday visa)は、2回目・3回目のワーキングホリデーに行く際に取得するビザです。
ファーストと同じく対象者は18~31歳未満の人で、オーストラリア国内・国外のどちらからでも申請できます。
サブクラス | 417 |
有効期限 | 1年 |
最長滞在期間 | 1年 |
申請料金 | $635(約62,000円) |
申請場所 | オーストラリア国内/オーストラリア国外 |
※2024年2月時点
参考:「Subclass 417 Second Working Holiday visa」「Subclass 417 Third Working Holiday visa」(Australia Government)
卒業生ビザ
卒業生ビザは、オーストラリア国内の学校を卒業後、一定期間オーストラリアに滞在するためのビザです。
18か月の短期滞在が認められる「Temporary Graduate visa」や、学位を取得するなど所定の条件を満たした人が取得できる「Post-Study Work stream」などがあります。Temporary Graduate visaの概要は以下の通りです。
サブクラス | 485 |
有効期限 | 18か月 |
最長滞在期間 | 18か月 |
申請料金 | $1,895(約184,000円)~ |
申請場所 | オーストラリア国内 |
※2024年2月時点
参考:「Subclass 485 Temporary Graduate visa」(Australia Government)
【4STEP】観光ビザの申請方法(ETA)
ここからは、ビザを申請する流れを紹介します。まずは、観光ビザの申請方法からみていきましょう。
STEP1:申請条件を確認
ビザを申請する前に、申請条件を確認しておきしょう。オーストラリアの観光ビザの申請条件は以下の通りです。
・対象となるパスポートをもっている
・観光や親族訪問など、所定の目的のための一時滞在である(就学は3か月以内なら可・就労は不可)
・1渡航あたり3か月以内の滞在である
・健康要件を満たしている
・犯罪で有罪判決を受けていない
より詳しい条件については、オーストラリア政府が公開している条件を確認しましょう。
参考:「Subclass 601 Electronic Travel Authority(資格)」(Australia Government)
STEP2:アプリ「AustralianETA」をインストール
条件を確認したら、オーストラリアのビザ申請用アプリ「AustralianETA」をインストールします
【ダウンロードサイト】
・iOS:AustralianETA
・Android:AustralianETA
STEP3:申請
続いて、アプリ上の案内に沿って申請手続きを進めましょう。手続きの際には以下のものが必要です。
・メールアドレス
・パスポート写真ページのデータ
・本人確認用の写真
・クレジットカード(申請料AUD20の支払い用)
STEP4:申請完了
アプリ上で申請が完了すると、登録したメールアドレスに結果が届きます。ただし、最大12時間程度かかるケースもあるため、結果が届かないときも少し待ってみましょう。
【5STEP】学生・ワーキングホリデービザの申請方法
続いて、学生ビザとワーキングホリデービザの申請方法を解説します。
STEP1:申請条件を確認
学生ビザ・ワーキングホリデービザを申請するときも、まずは申請条件の確認から始めましょう。
【学生ビザの申請条件】
・6歳以上である(そのほかの年齢要件も満たしている)
・学業のための一時滞在である
・認定校のコースに登録し、就学の証明書類を用意している
・英語スキルの要件を満たしている
・健康要件を満たしている
・海外留学生用保険に加入済みである
・犯罪歴がないなど、定められた人物要件を満たしている
・滞在に必要な資金を用意している
・オーストラリアの価値観を尊重し、法律を守ることを誓うことに同意する
【ワーキングホリデービザ(ファースト)の申請条件】
・対象となるパスポートをもっている
・ワーキングホリデーの対象年齢である
・過去にワーキングホリデービザで入国したことがない
・英語スキルの要件を満たしている
・健康要件を満たしている
・犯罪で有罪判決を受けていない
・所定の保険に加入済みである
・滞在に必要な資金を用意している
・オーストラリアの価値観を尊重し、法律を守ることを誓うことに同意する
セカンド・サードのワーキングホリデービザの申請条件は上記と異なります。より詳しい条件については、オーストラリア政府が公開している条件を確認しましょう。
参考:「Subclass 500 Student visa(資格)」「Subclass 417 First Working Holiday visa(資格)」(Australia Government)
STEP2:Immiアカウントを作成
学生ビザやワーキングホリデービザは、「ImmiAccount」というオンラインシステム上で申請します。ImmiAccountのサイトにアクセスし、「Create an ImmiAccount」から必要事項を登録してアカウントを作成しましょう。
STEP3:申請
ImmiAccountへの登録を済ませたら、必要なビザを申請します。すべて英語で入力する必要があるので、間違えないよう慎重に作業を進めましょう。
【学生ビザの申請】
ImmiAccountにログインし、「New application」をクリックする
2.「Student」をクリックし、「Student visa(500)」を選択する
3.表示された規約の内容を確認して同意する
4.申請書の必要事項を入力する
5.必要書類をアップロードして提出する
【ワーキングホリデービザの申請】
1. ImmiAccountにログインし、「New application」をクリックする
2.「Work & Holiday」をクリックし、「First Working Holiday visa(417)」を選択する
3.学生ビザと同様の流れで申請手続きを進める
STEP4:申請料金の支払い
申請手続きが完了したら、申請料金を支払いましょう。料金は2024年2月時点で学生ビザが710AUD(約69,000円)、ワーキングホリデービザが635AUD(約62,000円)です。以下の支払い方法が利用できます。
・クレジットカード
・PayPal
・UnionPay
・BPAY
支払いが完了しビザが発行されると、登録したメールアドレスに結果が届きます。ImmiAccount上でも確認可能です。
オーストラリアのビザが申請できない場合は?
オーストラリアのビザを申請して却下された場合は、再申告手続きを行いましょう。却下の理由の大半は、必要書類の提出漏れや必要事項の記入漏れであるためです。あらためて申請内容を確認し、再度手続きを行いましょう。
納得できない理由で却下された場合は、正当性の申し立てができる場合があります。しかし、英語での手続きが複雑で難しいので、留学エージェントなど専門家の手を借りるのがおすすめです。
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まとめ
オーストラリアのビザにはいくつか種類があります。就学、ワーホリなど、目的に応じて必要なビザを取得しましょう。ビザの申請手続きはすべて英語になるので、難しい場合は専門家の手を借りるのがおすすめです。
「Mirai Bridge」では、無料でビザ取得を中心とした各種手続きや現地到着後のサポートを行っています。最適なプランをご案内しますので、まずはお気軽にご相談ください。
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