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オーストラリアで「教師になる」というキャリア
オーストラリアでは、教員は国家資格として制度化されており、大学で定められた教員養成課程を修了したうえで、州ごとの教育委員会に登録する仕組みになっています。
留学生であっても、オーストラリアの大学や大学院で教育学を学ぶことで、現地で教師として働くための登録申請資格を得ることが可能です。教育分野で海外キャリアを築きたい方にとって、制度が明確な点は大きな魅力といえるでしょう。
まず知っておきたい全体像
- 教員資格は州ごとに管理されているが、大学課程は全国共通の基準で認定
- 学士(Bachelor of Education)または修士(Master of Teaching)が主な進学ルート
- 教員登録時には高い英語力と適性試験が求められる
- 幼児・初等・中高・特別支援など、教育段階ごとに専門が分かれる
オーストラリアの教育段階と教員の種類
オーストラリアの学校教育は段階ごとに明確に区分されており、取得する教員資格も異なります。
- Early Childhood:未就学児を対象とした幼児教育
- Primary:小学校(Year 1〜6)
- Secondary:中学・高校(Year 7〜12)
- Special Education:特別支援教育
教師になるまでの基本ステップ
1.教員養成課程への進学
教員を目指すには、各州の教育委員会が認定する大学・大学院で教育課程を修了する必要があります。
- 学士課程:通常4年(準備課程経由の場合は+1年)
- 修士課程:2年(非教育系学士からの進学が可能)
2.仮登録(Provisional Registration)
大学修了後、州の教育委員会に申請し、仮登録を行います。この段階で、教育現場で教えることが認められます。
登録時には、英語力や基礎学力を確認する試験が課されるのが一般的です。
3.本登録(Full Registration)
一定期間の実務経験を積んだ後、正式な教員登録へ移行します。州をまたいだ免許の切り替えが可能な点も、オーストラリアの特徴です。
教育系コースの入学条件
教育学部は他分野と比べて英語要件が厳しく設定されています。
- Bachelor of Education:IELTS 7.0〜7.5目安
- Master of Teaching:IELTS 7.5(S/L 8.0、R/W 7.0)が一般的
多くの大学でIELTS免除は認められておらず、出願時点でスコアを満たしていることが求められます。
中学・高校教師(Secondary)を目指す場合
中高教育では、教える教科の専門性が重視されます。通常、2つの教科分野を選択し、学士での専攻内容と関連づける必要があります。
- 英語・外国語(日本語を含む)
- 数学・理科・環境科学
- 体育・芸術・音楽
- 人文・社会科学・IT
オーストラリアで日本語教師を目指す進路
日本語は主に中学・高校教育で教えられており、日本語教師を目指す留学生も一定数います。
学士課程から目指すルート
- 高校卒業 → Foundation → Bachelor of Education
- 高校卒業 → Diploma → Bachelor of Education
比較的低いIELTSスコアから段階的に進学できるため、留学生にとって現実的な選択肢とされています。
大学院レベルで日本語教育に関わるケース
大学によっては、日本語母語話者として履修が認められる場合もあります。ただし、Teaching資格取得後に学校側の判断で日本語担当として採用されるケースも多く、進路は一つではありません。
教育分野で人気の専攻
- Early Childhood Education
- Primary Education
- Secondary Education
- TESOL(英語教育)
- Special Education
留学生に選ばれている大学の例
教育学部は州教育委員会との連携が重要なため、実習環境や認定状況も大学選びのポイントになります。
- University of Queensland
- Deakin University
- University of Melbourne
- Griffith University
- Curtin University
教員登録時に求められる要件
教員登録では、学位修了だけでなく、英語力と適性の両方が確認されます。
- IELTS Academic 7.5(S/L 8.0、R/W 7.0)
- Numeracy and Literacy Test 合格
- 無犯罪証明・健康診断
まとめ:教育留学は長期視点での設計が重要
オーストラリアで教師を目指す留学は、制度が明確な一方で、英語力や準備期間が求められます。だからこそ、将来像から逆算し、無理のない進学ルートを設計することが成功の鍵になります。
Mirai Bridgeでは、進学だけでなく、その先のキャリアも見据えた留学情報を発信しています。教育分野に興味がある方は、早めに全体像を把握しておくとよいでしょう。
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