オーストラリアRSAの取得方法|州別ルール・オンライン受講・注意点を解説

オーストラリアでバーやレストランなど、お酒を扱う仕事に就くにはRSA(責任あるアルコール提供)という資格が必須です。

【重要:州ごとのルールを確認】 RSAは全国共通ではありません。「格安オンライン講座」を選ぶと無効になるリスクがあるため、必ず働く州の公式サイトで「政府認定講座」であることを確認してください。

【基本的な取得手順】

  1. 働く州を決める

  2. USI(学習者番号)を作成する

  3. 州認定機関で講座・テストを受ける

  4. 証明書を受け取る(州によりカード申請や更新が必要)

この記事では、RSAの基本から州別の注意点まで、ワーホリ・留学生向けに分かりやすく解説します。資格を正しく取得して、スムーズに仕事探しを始めましょう。

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RSAとは?オーストラリアで酒類を扱う仕事に必要な資格

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RSAは、酒類を販売・提供するスタッフが安全にお酒を扱うためのトレーニング資格です。

目的は、アルコールの過剰摂取による健康被害や事故を防ぎ、未成年への販売を避け、酔客への提供を適切に断ることです。オーストラリアでは酒類販売や提供のルールが厳しく、ライセンスを持つ店舗で働くスタッフにも一定の知識が求められます。

RSAで学ぶ内容は、主に次のようなものです。

  • オーストラリアの酒類提供に関する法律
  • 未成年への酒類販売・提供を防ぐ方法
  • IDチェックの方法
  • 酔っている人への対応
  • サービスを断るときの言い方
  • 酔客やトラブルを防ぐ接客
  • 安全な店舗運営とリスク管理
  • 飲酒による健康・安全リスク

日本語では「資格」「免許」と表現されることもありますが、実務上は州が求めるRSAトレーニングを修了し、必要な証明書やカードを取得するものと考えると分かりやすいです。

RSAが必要になる主な仕事

雰囲気のあるレストランのテーブル | 「frestocks(フリストックス)」フリー素材やモデル写真

酒類の販売、提供、供給に関わる業務には、原則としてRSAが必須です。具体的には以下のような職種が該当します。

  • バー・パブ・クラブの全スタッフ(バーテンダー含む)

  • レストラン・カフェのホールスタッフ(注文・会計・配膳を担当する場合)

  • ホテルの料飲部門・ルームサービススタッフ

  • ボトルショップ(酒屋)の販売スタッフ

  • イベント会場でのドリンク販売スタッフ

  • ワイナリー・ブルワリーの接客スタッフ

  • 酒類提供を監督するマネージャー

ホールスタッフの場合

「お酒を一口も注がない」という場合でも、ビールやワインの運搬、注文取り、会計など、お酒に関わる業務が含まれるならRSAの取得を求められるのが一般的です。

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RSAが不要なケース・注意点

キッチン専任、皿洗い、清掃など、お酒の提供や販売に一切関わらない業務であれば、RSAは不要な場合があります。

【注意が必要なポイント】

  • 業務範囲の拡大: キッチンハンドとして採用されても、イベント時や小規模な店舗ではドリンク提供の手伝いを依頼されることがあります。その可能性がある場合は、雇用主からRSA取得を求められます。

  • 店舗のライセンス: 勤務先がどのような酒類ライセンスを持っているかによってもルールが異なります。

RSA取得前に必要なUSIとは?

RSAの受講には、USI(学習者番号)という政府発行のIDが必須です。これは「オーストラリアで職業訓練を受けたこと」を記録するためのマイナンバーのような番号です。

作成は完全無料で、一度作れば今後バリスタコースやTAFE(専門学校)に通う際にもずっと使えます。受講申し込みをスムーズにするため、事前に準備しておきましょう。


USI取得の4ステップ

準備として、パスポートなどの本人確認書類を手元に用意してください。

  1. USI公式サイトにアクセス

  2. 「Create your USI」を選択

  3. メールアドレスや本人確認書類の情報を入力

  4. 発行された番号を控える

※登録の最後に多要素認証(パスワード設定など)がありますが、画面の指示に従えば簡単です。

一度発行すれば長く使うものなので、番号を忘れないようにスマホのメモ帳などに大切に保存しておきましょう。

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RSA取得の6ステップ

  1. 働く州を決める
    RSAは州ごとに法律やルールが異なります。「全国共通」という言葉を鵜呑みにせず、まずは働く都市・州を確定させましょう。

  2. 州の公式ルールを確認する
    州の公式サイトで、その州で認められている受講形式や証明書のタイプ(カード発行が必要か等)をチェックします。

  3. 政府認定の機関を選ぶ
    「RTO」と呼ばれる政府認定機関の講座を選んでください。格安の怪しいオンライン講座は無効になるリスクがあるため、避けるのが無難です。

  4. 講座を受講し、テストを受ける
    オンラインなら動画視聴とテスト、対面なら講義とテストを行います。オンラインでは英語でのロールプレイ動画提出が求められることもあります。

  5. 証明書を受け取る
    州により「証明書(PDF)」や「プラスチックカード」など形式が異なります。PDFなら紛失しないよう必ず保存・印刷しておきましょう。

  6. 雇用主に提出・更新する
    取得後は履歴書に記載し、採用後に雇用主へ提示します。州によっては数年ごとの更新(リフレッシャー)が必須なので期限に注意してください。

オンライン受講と対面受講の違い

RSAの取得方法は、大きくオンライン受講と対面受講に分かれます。

受講方法

メリット

注意点

向いている人

オンライン受講

自分のペースで進めやすい。費用を抑えやすい。渡航前に準備できる場合がある

州によって有効性が異なる。本人確認やビデオ課題がある場合がある

働く州が決まっていて、公式に認められる講座を確認できる人

対面受講

講師に質問できる。1日程度で完結しやすい。英語の実践練習になりやすい

費用が高め。会場と日程に合わせる必要がある

英語に不安がある人、早く証明書を取りたい人、NSW/VICなど州独自要件が不安な人

「オンラインなら安くて早い」と考えがちですが、RSAは州ごとの制度が優先です。オンラインで受ける場合は、必ずその州で有効な講座かを確認しましょう。

州別のRSA取得ルール早見表

RSAの大きな落とし穴は、州ごとにルールが違うことです。以下は、公開前チェック用の早見表です。実際に受講する前には、必ず各州の公式ページで最新情報を確認してください。

州・準州 主な都市 取得時の考え方 注意点 公式サイト
NSW シドニー NSW認定講座を受講し、Competency Cardの手続きを行う カード申請、期限、写真登録が必須 Service NSW
VIC メルボルン 州承認のRSA講座でCertificateを取得 3年ごとのRefresherが必要 Victorian Gov
QLD ブリスベン他 登録済みRTOでSITHFAB021を修了し取得 仕事開始後30日以内。カード発行なし Business QLD
WA パース 州の要件を満たす講座・RTOを選択 雇用主の保管義務等を確認 DLGSC
SA アデレード 職位に応じたトレーニング要件を確認 Responsible Person等の追加要件に注意 CBS SA
TAS ホバート 州で認められたトレーニングを選択 有効期限・雇用主への提出条件を確認 Liquor/Gaming Tas
ACT キャンベラ ACTで認められる講座を選択 州外RSAの扱い・更新条件に注意 Access Canberra
NT ダーウィン SITHFAB021を提供するRTOで取得 開始後7日以内。3年ごとの更新要 NT Government

【共通確認ポータル】

  • training.gov.au:全国共通のコースコード「SITHFAB021」を確認できる公式サイトです。

※上記の情報は2026年6月時点のものです。州ごとのルールは変更される可能性があるため、受講申し込み前に必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。

RSA取得にかかる費用と時間の目安

RSAの費用や時間は、受講方法(オンラインか対面か)や州ごとのルールによって異なります。

費用の目安

  • オンライン講座: 約50〜120豪ドル

  • 対面講座: 約150〜200豪ドル

※これらはあくまで目安です。NSW州のカード申請料、VIC州の承認講座料、あるいは語学学校のバリスタコースに組み込まれている場合など、ケースによって大きく金額が変わります。

所要時間の目安

  • オンライン講座: 数時間程度で完了できるものが多いです。

  • 対面講座: 約半日から1日程度かかります。

証明書の発行まで

  • 発行期間: 即日から数営業日まで幅があります。

  • カード申請: ニューサウスウェールズ州など、カードの発行が必要な州では、申請の手続きと郵送等のため、さらに時間がかかる場合があります。

まとめ:RSAは「州を決めてから」取得するのが安全

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オーストラリアで酒類を扱う仕事(バー・飲食店等)にはRSAが必須です。仕事探しの幅を広げるため、以下の4点を意識して早めに準備しましょう。

  1. 働く州を先に決める

  2. USI(学習者番号)を作成する

  3. 州認定の公式講座を選ぶ

  4. 証明書の形式や更新ルールを確認する

「安さ」だけで選ぶと資格が無効になるリスクがあるため、必ず働く州の公式サイトで「認定済み」の講座を確認してください。渡航前から準備すれば、到着後の仕事探しが非常にスムーズになります。

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