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「オーストラリアへ移住するメリット、デメリットは?」や「オーストラリアへ移住するならどのビザが必要?」やなどの疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
今回は、オーストラリア移住に必要なビザやオーストラリア移住のメリット、デメリットを解説します。オーストラリアの移住に関して、よくある質問についても解説するため、オーストラリア移住を検討されている方は参考にしてみてください。
オーストラリア移住のメリット4選
オーストラリア移住を検討する際、日本に住むのと異なるメリットがあるかどうか気になる方もいるでしょう。ここでは、オーストラリアへ移住するメリットを4つ解説します。
最低賃金が日本よりも高い
オーストラリアの最低賃金は世界でもっとも高いといわれています。さらに、平均年収も高い傾向にあります。オーストラリアの企業は基本的に成果主義なので、昇給や昇格は自分の頑張り次第で叶いやすい環境です。
また、ワークライフバランスが整っており、朝早く来て夕方に帰るなどフレキシブルな働き方が浸透しています。
温暖な気候で過ごしやすい
オーストラリアの気候は、各都市年間を通して温暖で過ごしやすい気候です。温暖なだけでなく、夏でも湿気が少なく熱帯夜にもならないことから快適に過ごせます。
また、オーストラリアは全土で平均して晴天率も高いので、スポーツしたり、サーフィンをしたりする方におすすめです。冬は最低10℃くらいまで寒くなりますが、雪が降ることはありません。
治安が良く平和である
オーストラリアは平和度指数が世界で22位と高水準なので、治安が良く平和だといわれています。主要数カ国の平和度指数は下記の通りです。
国 | 平和度指数 | ランキング |
日本 | 1.336 | 9位 |
オーストラリア | 1.525 | 22位 |
イギリス | 1.693 | 37位 |
韓国 | 1.763 | 43位 |
アメリカ | 2.448 | 131位 |
日本ほどではないとはいえ、オーストラリアは非常に平和な国です。犯罪が起きてもスリや置き引きなどの軽犯罪がほとんどであり、生命に関わるリスクは低いといえます。
多国籍で異なる文化・価値観に触れやすい
多国籍文化なので、他国と比較すると自国以外の文化に触れる機会が多くあります。韓国人に韓国式のバーベキューのやり方を教えてもらったり、中国人に小籠包の作り方を教わったり、他国の文化に触れられます。
日常生活のなかで、さまざまな文化に触れて新しい発見ができるのは大きなメリットです。
オススメ:オーストラリア/ゴールドコースト基本情報
オーストラリア移住のデメリット2選
メリットが多いオーストラリア移住ですが、デメリットもふたつあります。
・物価が高い
・英語ができないと困る
それぞれ詳しく解説します。
物価が高い
オーストラリアの物価は日本の2倍くらいで、外食で昼食を済ますには最低でも2,000円かかります。さらに、家賃も日本の約2倍です。
ただし、物価が高い代わりに、賃金も高いので安定した職に就くことができれば物価の高さが原因で生活に支障が生じることはありません。
英語ができないと困る
オーストラリアに限った話ではありませんが、海外に移住する場合はその国の言語を身に付けておく必要があります。オーストラリアは英語が公用語の国ですが、移民も多いため日常会話であれば、ハイレベルな英語力がなくてもまったく伝わらなくて困るといったことは起こりにくいです。
しかし、現地で職に就く場合は異なります。一部の職種ではハイレベルな英語力が求められるため、職業選択の幅が狭まることにもなりかねません。
オーストラリア移住を可能にするビザの種類
オーストラリア移住を可能にするビザは下記の3種類です。
・独立移民ビザ
・パートナービザ
・就労ビザ
それぞれの特徴や取得方法を解説します。
多くの方が取得を目指す「独立移民ビザ」
オーストラリアへの移住を考えている方の多くが取得を目指すのが「独立移民ビザ」です。会社やパートナーなどのスポンサーが不要で、職歴や学歴、英語力などをポイントに換算し、その点数により審査されます。
独立移民ビザで永住権を取得できるビザは、「技術独立永住ビザ」と「技術指名ビザ」の2種類です。それぞれに必要な条件は、下記の表の通りです。
技術独立永住ビザ | 技術指名ビザ | |
絶対条件 | ・中長期戦略技能リスト(MLTSSL)に記載のある職種の技能・資格を有すること ・技術審査の合格 ・ポイント審査で65ポイント以上獲得 ・45歳未満 |
・中長期戦略技能リスト(MLTSSL)と短期技能技術リスト(STSOL)両方に記載のある職種の技能・資格を有すること ・技術審査の合格 ・ポイント審査で65ポイント以上獲得 ・45歳未満 |
最低限の英語力 | IELTS6.0(各テストで少なくとも6.0) | IELTS6.0(各テストで少なくとも6.0) |
有効期限 | 永久 | 永久 |
費用 | 約41万円〜(1豪ドル=96円) | 約41万円〜(1豪ドル=96円) |
技術独立永住ビザで永住権申請するまでの流れ
技術独立ビザを利用して永住権を申請するまでの流れは、下記を参考にしてください。
1.対象職種リスト(MLTSSL)に記載の職業に関連するコースで2年以上就学し卒業する
2.卒業ビザを取得する
3.対象職種リスト(MLTSSL)に記載のある職業で働く
4.申請資格を確認する
5.ポイントテストで65点以上あるか確認する(65点未満は申請できない)
6.EOIを提出する
7.招待状を待つ
8.ビザを申請する
オーストラリア国籍の方と婚姻関係があるなら「パートナービザ」
パートナービザとは、オーストラリア市民または永住権保有者と婚姻関係がある方を対象にしたビザです。
申請から2年経つと審査が行われるため、先に「一時的配偶者ビザ」を取得しましょう。
一時的配偶者ビザの申請条件
・オーストラリア市民またはオーストラリアの永住権を有する方と婚姻関係か事実婚関係が証明できること
・18歳以上であること
・健康要件を満たしていること
・犯罪歴や起訴歴などがないこと
・過去にビザのキャンセルや申請却下、不法滞在などの履歴がないこと
配偶者ビザの申請条件
・一時的配偶者ビザか扶養家族ビザを取得していること
・一時的配偶者ビザ申請時と同一の配偶者またはパートナーとの婚姻関係や事実婚関係が証明できること
申請の流れ
1.一時的配偶者ビザの必要書類を用意する
2.一時的配偶者ビザと配偶者ビザを申請する
3.一時的配偶者ビザが交付される
4.配偶者ビザの必要書類を提出する
5.配偶者ビザを再申請する
6.配偶者ビザが交付される
配偶者ビザの必要書類の提出は、一時的配偶者ビザが交付されてから2年経った後に申請できます。
雇用主からスポンサーをしてもらい取得する「就労ビザ」
雇用主にスポンサーをしてもらい取得できるのが就労ビザです。2年間のフルタイムでの就業経験や、必要なスキルの保有、給料の水準を満たしているなどの条件をクリアすると申請できます。
オーストラリア国内で中長期的に高い需要のある職業リスト(MLTSSL)にある職業についている場合、最大4年間の就労ビザが取得できます。そのため、合計3年間の就労をすることで自由権に切り替えられます。
一方で、同国において短期的に必要とされている職業リスト(STSOL)にある職業の場合、最大2年間の就労ビザが取得できますが、永住権は取得できません。
申請にかかる費用は、日本円で約18万円です。(1豪ドル=96円)
申請条件
・50歳以下であること
・有効なビザで滞在していること
・過去6か月以内に学生ビザを取得していること
・SOLに記載のある職種の資格を持っていること
・スキルアセスメントをクリアしていること
・保険の証明書を提出していること
・無犯罪証明書の提出をしていること
・必要英語力を満たしている証明書の提出をしていること
オーストラリア移住に関するよくある質問
オーストラリアの移住に関してここまで紹介してきましたが、まだまだわからないことが多い方もいると思います。ここからは、オーストラリア移住に関するよくある質問を紹介します。
職業選択が必要な理由は?
なお、オーストラリアでは仕事を付きっきりで教えてくれる先輩がいないので、仕事を始める際に日本との違いに苦労する方も多いでしょう。
オーストラリアでは、職業リストに記載がある職業でないと永住権は取得できません。そのため、永住権が欲しい方はMLTSSLに載っている職業を目指す必要があります。
オーストラリア永住権に学位は必要になるか?
ある程度は必要です。独立移民ビザから永住権を目指す場合は、ほかの候補者よりもどれほど高いポイントが取れるかが大切になります。ポイントのなかで学歴の比重は大きいため、職業に関連した学位や資格がない場合は、永住権の取得が困難です。
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まとめ
今回は、オーストラリア移住のメリットやデメリット、移住に必要なビザの種類と申請方法を解説しました。オーストラリアの移住は、注目を集めていますが普通にビザを取得しようとすると難しい場合がほとんどです。そのため、移住を決めたその日から英語を勉強し、必要な資格を取得して準備しておきましょう。
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