オーストラリアでのワーホリを考えている方のなかには、バイトの時給がどれくらいか気になっている方は多いのではないでしょうか。オーストラリアは時給の高い国として知られるため、なかには「高収入を稼げる仕事につきたい！」と考えている方もいるかもしれません。
今回はオーストラリアの時給や高収入を稼げる仕事の探し方を紹介します。
オーストラリアの時給はいくら？
2023年6月より、オーストラリアの現在の最低賃金は時給23.23豪ドルです。1豪ドルが約96円であることをもとに計算すると、日本円で約2,230円ということになります。
また、最低週給は週38時間で882.82豪ドルに設定されています。日本円に換算すると、約8万1,000円です。
最低賃金は毎年見直されており、現在の最低賃金は2023年7月1日から引き上げられました。そのため、2024年以降も同じくらいの時期に引き上げがあると考えて良いでしょう。
ちなみに、日本の2023年10月以降の時給全国平均は1,004円となっています。オーストリアと比較すると実に2倍の差があります。
オーストラリアには週末や休日・祝日に働く場合、時給を引き上げるといった法律があります。また、アルバイト採用は、有給や病欠時などの補償がない代わりに時給が25％プラスされます。
そのため、雇用形態や働くタイミングによっては、より高い時給で働くことができるのです。
出典：「最低賃金を7月から8.7％引き上げ」（日本貿易振興機構）
出典：「労働・賃金・雇用」（日本労働組合総連合会）
オーストラリアで効率良く稼げる高時給バイト5選
オーストラリアの最低時給は日本の2倍の高さということがわかりましたが、さらに高時給で効率良く稼げると嬉しいですよね。ここでは、オーストラリアでおすすめの高時給バイトを5つ紹介します。
日系のお土産屋さん（時給：28豪ドル）
1つ目は、日経のお土産屋さんです。時給は28豪ドル、日本円で約2,688円です。日系のお土産屋さんは、シドニーやゴールドコースト、ケアンズなどの都市部に多い傾向にあります。郊外に留学してしまうとバイト先として選択できないので注意しましょう。
日系のお店なので、日本人としての知識を活かして働けます。また、歩合制を設けているお店もあるため、自分の頑張りによってはさらに時給を上げることも可能です。
一方、商品についてお客さんに説明し、魅力を伝える仕事なので、お客さんとスムーズにコミュニケーションを取れる程度の英語力や接客スキルが欠かせません。そのため、一定の英語力を身に付けていないと採用されるハードルが高くなるといえます。
世界各国から訪れる観光客と接するため、英語力以外の言語能力も求められます。中国をはじめ、旅行者数の多い国の言語を話せると優遇されることがあります。
ローカルレストランのウェイター/ウェイトレス（時給：28豪ドル）
2つ目は、ローカルレストランのウェイター/ウェイトレスです。時給は28豪ドル、日本円で約2,688円です。
ウェイターやウェイトレスとして接客するには、会話のバリエーションが豊富で伝えたいことを相手に伝えられるほどの英語力が求められます。求められるレベルに達していないと仕事に就けないこともあります。お客様やスタッフとコミュニケーションをする機会が多いので、ある程度身に付けている英語力をさらに向上させたい方にはおすすめの職業です。
しかし、ローカルレストランでは「経験者優遇」としている求人が多いため、未経験者は採用される可能性が低くなる点には要注意です。
ファームジョブ（時給：28～35豪ドル）
3つ目は、ファームジョブです。時給は28〜35豪ドルで、日本円で約2,688円〜3,360円です。草刈りや家畜の世話など、農園で発生する多岐にわたる業務を行います。
雇用主や同僚とのコミュニケーションをとれる程度の英語力が求められます。語学学校でいうと中級以上と、日常会話を話せるレベルが必要です。英語力が低いことで仕事に就けないことはほとんどないといえます。ただし、指示を正確に聞き取れないなどのトラブルが起こる原因になりかねません。
ファームジョブに就くとワーホリを1年延長できるセカンドビザを取得できるので、長期滞在したい方にとってはメリットのある仕事です。また、農園によっては宿泊や食事込みのところが多いため、生活費を抑えられます。
しかし、なかには悪徳なファームもあり、給料が未払いになったり、最低賃金以下になったりすることもあります。悪徳なファームに引っかからないよう、事前に就業条件や契約内容を確認しておきましょう。
レセプショニスト（時給：30豪ドル）
4つ目はレセプショニストです。時給は30豪ドルで、日本円で約2,880円です。店舗や施設で受付・来店対応や案内をする仕事で、勤務先によっては事務的な作業なども発生します。
労働時間が午前9時〜午後5時であるため、メリハリよく働ける点はメリットです。ただし、来店したお客様との最初の接点になるので、服装や言葉遣いなどには気を配る必要があります。
ネイティブの方が発する単語や話すスピードに対応して、要望を正確に聞き取ることが求められるため、非常に高いレベルの英語力が必要です。英語力によっては採用されないことも考えられます。
バーテンダー（時給：28豪ドル）
5つ目はバーテンダーです。時給は28豪ドルで、日本円で約2,688円です。
オーストラリアは都市部・郊外ともに数多くのバーがあるため、ワーホリ先のエリアに左右されず就職を検討できます。
ただし、オーストラリアでアルコール関連の仕事をするにはRSA（Responsible Service of Alcohol）の資格が必要になります。受験費用はおよそ130ドルですべて英語での試験です。
基本的な衛生面やマナーの知識があれば比較的容易にパスできるので、あまり心配しすぎる必要はありません。バーテンダーを検討している人は、まずは資格試験の対策から始めましょう。
RSAの資格と合わせて、英語力も必要となります。お酒に関する知識やレシピなどを英語で話せたり、お客様を楽しませたりできる会話力が求められることから、英語力のレベルも非常に高いです。難易度の高さからワーホリや留学でバーテンダーの職に就いている人は少ない傾向にあります。
オーストラリアで高時給のバイトを探すには？
オーストラリアでおすすめの高時給バイトにどのようなものがあるのかは分かりましたが、実際どのように探せば良いのでしょうか。ここでは、具体的なバイト先の探し方について紹介します。
留学エージェントに相談する
留学エージェントなら、留学前だけでなく現地での生活サポートを受けられる場合があります。求人自体の紹介だけでなく、履歴書の書き方や口座開設の仕方まで教えてくれることもあるようです。
ひとりで仕事を探す場合、人によっては予想以上に時間がかかってしまうこともあります。そのため、手厚いサポートがあるのは非常に大きなメリットです。渡航後のバイト先の相談までお願いしたい場合は、現地に詳しいスタッフがいる留学エージェントを選ぶと良いでしょう。
求人サイトで探す
求人サイトを使い、バイト先を探すことも可能です。英語に自信がない場合は、日系の求人サイトを利用すると良いでしょう。
ある程度、英語力がある場合は、現地人向けの求人サイトを利用してみてください。現地人向けのほうが、求人数も豊富で雇用条件も細かく書かれていることが多くあります。
ただし、現地人向けのサイトは日本人留学生だけを対象にしていないため、ビザなどの条件を詳しく書いていない傾向にあります。現地人向けの求人サイトを使う場合は、これらの条件がしっかり書かれているか確認しましょう。
オーストラリアでバイトをする際の注意点
オーストラリアでバイトをする際には、いくつか注意すべき点があります。ここでは、オーストラリアでバイトをする際に注意すべき点について詳解説します。
渡航前に英語力を身に付けておく
まずは、渡航前に英語力を身に付けておくことが大事です。英語のスキルが高いと時給アップしてもらえる場合があります。
また、日本である程度の英語力を習得しておけば、留学後はスピーキングやリスニングのスキル向上に集中しやすくなるでしょう。
一般的に、海外で生活するのに必要な英語スキルはTOEIC600点程度といわれています。この点数を目安に、計画的に英語を勉強しておきましょう。
バイト探しの準備をしておく
良いバイト先が見つかったとしても、実際にそこで雇ってもらい仕事を開始するには必要な手続きや準備が複数あります。
特に履歴書、銀行口座、TNF（タックスナンバーファイル）などは雇用関係を結ぶ上で必須のものです。TNFとはオーストラリアでの納税者番号のことを指します。
これらの準備は、留学エージェントにサポートをお願いするとスムーズです。良いバイト先が見つかったらすぐに仕事を開始できるよう、事前に準備しておきましょう。
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まとめ
オーストラリアの時給は2,000円程度と日本よりも2倍あるため、バイト先や働き方次第でしっかり稼ぐことが可能です。しかし、仕事で採用されるためには、最低限の英語力を身に付ける必要があるため、渡航前に基礎的な英語を勉強しておきましょう。
また、就労する際に必要な履歴書や銀行口座なども早めに準備しておくと、スムーズに仕事を始められます。
オーストラリアのワーホリで良い仕事先を効率良く見つけるなら、留学エージェントに相談するのがおすすめです。
Mirai Bridgeでは、渡航前の手続きから現地での生活まで手厚くサポートしています。オーストラリア滞在歴10年以上のスタッフが現地のアルバイト情報について詳しく教えてくれるため、安心してバイトを探せます。
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