ワーキング・ホリデー(ワーホリ)に興味を抱いているものの、お金の面で余裕がないと海外で生活していけるのか不安に感じるでしょう。一方で、ワーホリを利用すれば海外で就労できるため、「貯金ができる」と期待も募ります。
今回は、ワーホリ前に必要な貯金の額、ワーホリで貯金するためのコツをご紹介します。
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貯金ゼロでもワーキング・ホリデー・ビザは申請できる?
貯金ゼロ状態でワーホリを利用するのは不可能ではないものの厳しいのが現実です。
まず、ワーキング・ホリデー・ビザの申請時に、残高証明書の提示が求められることがあります。必須ではありませんが、求められれば提出する必要があります。
残高証明書とは、民間の銀行など、金融機関で作成された口座の残高を証明する書類です。
口座のある金融機関に自ら申請を行い、取得する必要があります。海外の機関に提出する書類であるため、日本語ではなく、基本的に英文での発行が必要です。
国によっては提出が条件になっていることもありますので、事前に確認しておきましょう。
ビザ申請時に残高証明書が求められる理由は、渡航や滞在のために十分な資金があるか審査官が確認するためです。どのくらいの貯金があれば良いかは滞在する国や期間など、状況によって異なります。オーストラリアの場合、目安とされているのは5,000豪ドル(日本円で489,102.50 円(2024年3月現在))+航空券代です。
また、そもそものビザ発給条件として、外務省のワーキング・ホリデー・ビザの要件に、次の内容があります。
”滞在の当初の期間に生計を維持するために必要な資金を所持すること。”
残高証明書の提出が求められない場合でも、ビザの発給要件から考えると貯金ゼロでワーホリに行くのは難しいといえます。
ワーホリするなら貯金はいくら必要?
ワーホリをするなら、具体的にどのくらいの貯金を用意しておくべきなのでしょうか。ワーホリは出発前と滞在中にお金がかかります。
それぞれの段階においてかかる費用をご紹介します。
ワーホリ前にかかる費用
ワーホリ前に貯金が必要なのは、海外に渡航する前にもさまざまな費用がかかるためです。
まず、ワーホリをするにはビザが必要で、ビザ申請手数料がかかります。ビザ申請の要件にある場合は、健康診断費用も必要です。パスポートを所持していない場合は、パスポートの申請費用も必要になります。
また、パスポート申請にかかる金額は、手数料が2,000円、10年有効なものだと加えて国の手数料が14,000円で、合計16,000円となります。5年有効なものだと9,000円プラス手数料で合計11,000円、12歳未満であれば4,000円プラス手数料で合計6,000円になります。
ビザの取得や留学のサポートのためにエージェントを利用する場合は、エージェントに支払う費用も用意しておかなければなりません。
さらに、航空券代、病気やケガをしたときなどに役立つ海外旅行保険の費用もかかります。
海外旅行保険はクレジットカードに付帯されていることも多いですが、基本的に短期間しか対応していません。ワーホリは、1年以内の滞在が認められているため、長期の滞在を考えている場合は、別途、海外旅行保険に加入しておくべきです。
また、ワーホリ中に就労して滞在費をまかなおうと考えている場合に注意しておきたいことがあります。働き始めても、お金をもらえるまでにはタイムラグがあるということです。
具体的には、オーストラリアでは最短2週間ほど、ドイツでは1カ月ほどが多いです。そのため、現地に到着してからの当面の生活費の用意は必要しておきましょう。
ワーホリ中にかかる費用
ワーホリで海外に滞在する間、生活費としてさまざまな費用が発生します。まず、家賃や光熱費です。特に家賃は、どのような方法を選択するかによって費用の相場が大きく異なります。
ワーホリを利用して学校に通う場合のメジャーな滞在方法は、学生寮やホームステイです。はじめの数か月はホームステイを利用して、その後はアパートなどに引っ越すパターンもあります。
シェアハウスを利用するのもひとつの方法です。ホームステイや学生寮などと比べると、シェアハウスの方が費用を抑えられます。
ほかにも、現地で生活するには、食費や通信費(スマートフォンやインターネットの通信料)、交通費なども必要です。語学学校に通う場合は、入学金や学費なども用意しておかなくてはなりません。
ワーホリ中に貯金できる?
ワーホリ中に就労すれば、貯金できる可能性もあります。ワーホリで貯金するには、日々の過ごし方が重要です。貯金のコツをふたつご紹介します。
【貯金する方法1】滞在費をできるだけ抑える
ワーホリ中の就労でどのくらいの給与が得られるかは、人それぞれです。理想の就職先が見つからなかったり、希望の職種に就けなかったりして、予想していた給与額に届かない可能性もあります。
そのため、ワーホリ中に貯金するには、できるだけお金を使わず節約することがポイントです。ワーホリの費用で大きなウエイトを占めるのは滞在費なので、滞在費をできるだけ抑える工夫をしましょう。
例えば、就労する場合は、住み込みの仕事を選択する方法があります。住み込みであれば、アパートを借りるよりもずっと生活費を抑えられます。
ほかに、外食や出前などのお金がかかる行動をできるだけ控えて過ごすこともおすすめです。チップが習慣としてある国や地域もあり、外食や出前をとると日本に比べて高額になります。
具体的には、ワーホリで人気のオーストラリアの場合、ハンバーガー単品の価格が2000円ほどで、安いレストランの食事はおおよそ1500円以上です。物価は現時点で日本の約2倍から3倍になっています。
住む場所も重要です。家賃の高いエリアを避けて住む場所を見つけることで、滞在費を抑えられます。
先に例にしたオーストラリアの場合、シドニーやメルボルン、ブリスベンなどの都市部は高く、アデレードやパースなど地方部は低いです。ただし、学校や職場から遠ざかると交通費がかさむため、バランスをみて住む場所を検討しましょう。
語学学校は学校やプログラムによって費用が異なります。また、海外旅行保険の費用もプランによってまちまちです。よく比較して選択することをおすすめします。
【貯金する方法2】稼げる仕事に就く
ワーホリで貯金するには、仕事選びも重要です。効率良く貯金をするには、できるだけ給料の良い仕事を見つけましょう。職種によっては、チップがもらえる場合もあります。
語学力があれば、選択できる職種が広がり、より時給の高い仕事に就くこともできます。効率良く稼ぎたいなら、語学力をある程度身に付けてから就労するのがおすすめです。
飲食店の従業員やキッチンスタッフは募集も多く、最低限の語学力があれば働けます。しかし、その分時給は低くなります。
また、できるだけ長時間の仕事を見つけることも貯金のコツです。労働時間が長い仕事に就いて貯金を増やす方法もあります。特に観光地の接客業やホテルマンは忙しいこともあり、比較的労働時間が長いです。
貯金したいなら給料が良い国を選ぶ
ワーホリで貯金をしたいなら、給料が良い国を選択する方法もあります。給与水準の低い国でのワーホリは滞在費を安く抑えられますが、効率良く貯金ができません。
貯金を目的にワーホリをするなら、給料が高いオーストラリアやカナダ、イギリスなどがおすすめです。
例えば、オーストラリアなら、農場での収穫作業、羊や牛などの畜産関係、観光などホスピタリティ系の仕事があります。農場なら時給28~35豪ドル(2,744.56 ~3,430.70 円(2024年3月現在))、ローカルレストランの接客なら時給28豪ドル(2,744.56 円(2024年3月現在))辺りが相場です。
給与水準の高い国では、高い時給が期待できる反面、日本よりも生活費がかかる可能性があります。給料の良い国でワーホリをして貯金をするには、生活費をできるだけ抑えられるように過ごす工夫が必要です。
稼げるからという理由だけで安易に国を選択せずに、ワーホリ中のプランを決め、生活の目安や滞在先で生活費を抑えるポイントなどをよく調べた上で、選択することをおすすめします。
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まとめ
ワーホリをするには、渡航前にかかる費用、滞在中の生活費などが必要です。ビザ申請時にある程度の貯金があることを証明するため、残高証明書の提出が求められる可能性もあります。
また、ワーホリで貯金ができるかどうかは滞在中の過ごし方で大きく変わります。貯金を頑張りたいなら、できるだけ滞在費を抑える工夫をして、稼ぎやすい職に就くことがポイントです。
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