ワーキング・ホリデー（ワーホリ）に興味はあるものの、語学力や現地での生活などに不安があり、悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、行けるときに行っておかないと、後々後悔することになるかもしれません。
今回は、ワーホリを利用しなかったときのよくある後悔を5つ紹介します。
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後悔する理由1.ワーホリは年齢制限がある
ワーキング・ホリデー（ワーホリ）は、取り決めを行う二国間または地域間の制度です。この制度は誰もが利用できるわけではありません。
ワーホリの対象になるのは、基本的に18歳以上30歳以下です。ワーホリは、青少年の異文化体験や理解などを主な目的としているため、年齢に上限が定められています。
年齢に下限があるのは成人以上の利用を想定しているためです。ほとんどの国では18歳以上が成人として扱われています。そのため、成人に満たない18歳未満の場合もワーホリを利用できません。
年齢はビザ申請時の年齢を基準にしています。渡航時に30歳を超えていても、ビザ申請時に30歳以下であればワーホリの利用は可能です。ただし、国によって年齢制限はさまざまです。18歳以上25歳以下など、さらに年齢制限が厳しい国もあります。
ワーホリに行かなかったことの後悔としてよくあるのが、年齢制限により利用できなくなることです。ワーホリのビザを取得できる年齢には上限があるため、規定の年齢を超えると、ワーホリに挑戦できなくなります。
「年齢の上限を超える前に利用しておけばよかった」と後悔する方は多くいます。行きたいと思った時点で、希望の国の年齢制限について調べておきましょう。
後悔する理由2.海外に長期滞在するにはお金が必要
長期間海外に滞在する場合は、基本的にビザ（査証）が必要です。ビザは、渡航する前に取得する入国許可証のようなもので、さまざまな種類があります。ビザは滞在の目的ごとに区分されており、基本的に目的外の活動はできません。
決められた国での短期滞在のみ、ビザ免除の対象となります。日本のパスポートを所有している場合にビザ免除の対象になるのは、70ほどの国や地域です。
ビザなしで滞在できるのは、ブルネイが14日以内、タイが30日以内、カタールやアラブ首長国連邦が30日以内です。そのほかの国や地域は、90日以内になります。
このように、短期滞在ではビザを取得しない選択肢もありますが、免除期間を超える長期の滞在にはビザの取得が必要です。
海外で長期滞在するには、生活費のためにそれなりの資金を要します。滞在する国やエリアによっては、日本よりも生活コストがかかる場合もあります。
事前の準備では不足する滞在費をまかなうため、現地で働くことも可能です。しかし、現地で就労するには、原則として就労ビザの取得が必要です。就労ビザには、大学卒業以上など取得の要件が定められています。
ワーキング・ホリデー・ビザの特徴は、就労ビザでなくても現地で働ける点です。滞在費を就労によってまかなえるため、資金面を補いながら長期の滞在が可能になります。
現地で滞在費を補いながら過ごせる魅力的なワーホリを利用しないと後悔につながるかもしれません。
後悔する理由3.ワーホリ以外で自由な長期滞在が難しい
ワーキング・ホリデー・ビザは、ビザのなかでも自由度の高いビザです。観光、就学、さらには就労までできます。自分の目的に合わせて、語学勉強に励んだり、仕事に注力したり、休暇を思いっきり楽しんだり、思い思いの過ごし方ができるビザです。
国によっては、同一雇用主の雇用期間に制限がありますが、ワーホリでは基本的に就労時間の制限は設けられていません。
ワーホリ以外の通常のビザは、目的以外の活動に厳しい制限があります。
例えば、アメリカの学生ビザは就労が難しいです。キャンパス内なら週20時間、9か月以上フルで通学しているときは学術範囲内で週20時間以内の就労が認められますが、いずれも学校の許可が必要です。
オーストラリアの一般的な学生ビザも、就労は週20時間までと制限があります。学生ビザは、ほかにも決められた単位を取得しなければならないなどの制約があるため、ワーホリ以外で自由に過ごすのは難しいです。
ビザを取得してもワーホリ以外だと行動が縛られるため、ワーホリを利用すれば良かったと後悔するかもしれません。
後悔する理由4.海外就職の機会を逃してしまう
海外就職は、以下のように複数の方法が考えられます。
・現地企業にエントリーする
・留学後に現地就職する
・海外にパイプのある転職エージェントを利用する
・海外に拠点のある国内企業に就職する
・ワーホリを利用する
ワーホリはアルバイトやインターシップにより現地の仕事を経験できます。正社員として登用されるケースもあるため、海外就職には有望なルートのひとつです。実際に働いた会社でなくても、現地で築いた人脈が海外就職につながることもあります。
ワーホリ以外でも海外就職はできますが、一定レベルの語学力が求められるなど難易度が高いです。海外就職を目指している人は、ワーホリを利用しなかったことにより海外就職が遠ざかったと、後悔するかもしれません。
後悔する理由5.ライフスタイルの変化でチャレンジが難しくなる
年齢を重ねると背負うものが増え、自由に動きづらくなることがあります。例えば、子どもがいると現実的にワーホリが難しくなります。ワーホリは18歳以上の制限があるため、同じビザで子どもを海外に連れていくことはできません。
ほかにも、家族や仕事の事情でワーホリに行けない可能性もあるでしょう。
ワーホリに興味があったのに、悩んでいるうちにライフスタイルが変わって難しくなり、チャンスがあったときに利用しなかったことに後悔する方は多くいます。
ワーホリ以外にも選択肢はある！
ワーホリ以外の選択肢はゼロではありません。ワーホリは魅力的なビザですが、観光ビザや学生ビザを取得すれば、年齢に関係なく海外の長期滞在や留学ができます。就労ビザがあれば、現地での就労も可能です。
ワーホリを選択しなかったからといって、絶望的になる必要はありません。ワーホリ以外の選択肢も知って、目的のために前向きに行動することが大切です。
ワーホリに行かなかったことを後悔する前に
ワーホリの年齢の上限を超えていなければ、まだチャレンジできる可能性はあります。ワーホリに行かなかったことを後悔しているなら、今からでもチャレンジを検討すると良いです。
ただし、ワーホリを経験してから後悔する方がいることも知っておきましょう。例えば、以下のような理由でワーホリを後悔する可能性があります。
・語学力が思うように伸びなかった
・語学力の不足で有意義に過ごせなかった
・想像より就労のハードルが高く、滞在費の不足で早期帰国することになった
・仕事と勉強を両立できなかった
・滞在期間の割に達成感を得られなかった
失敗の主な原因は、目的なしにワーホリに行ってしまうことです。ワーホリを充実したものにするには、ワーホリで何を得たいのか考えてから挑戦することをおすすめします。留学先でも充実度は変わるため、留学エージェント選びも重要です。
ほとんどの留学エージェントでは、見積もりや相談は無料です。
ワーホリに行くことができる期間が終わってしまう前に、まずは情報収集からしてみると良いでしょう。
まとめ
ワーホリに興味があるのに利用しないと、後々後悔することになるかもしれません。年齢制限に達していないなら、これからワーホリに行く決断をしても遅くありません。ワーホリを利用できないなら、学生ビザや就労ビザなどほかの選択肢もあります。
達成したい目的があるなら、諦めずにチャレンジしましょう。
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