オーストラリアの大学院進学で学歴や英語力が基準に届かない場合や、直接進学が不安な人には「Pre-Master(プレマスター)」などの進学パスウェイが有効です。
オーストラリアでは制度が一律ではなく、Pre-Master’s Program、Masters Qualifying Program(MQP)、Graduate Certificateなど大学により名称や仕組みが異なります。
本記事では仕組み、条件、費用、主な大学例を解説します。
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オーストラリア大学院のPre-Masterとは?

Pre-Master(プレマスター)とは、大学院(修士課程)へ直接入学するための学歴条件や英語力基準を満たしていない方や、大学院レベルの学習スタイルに無理なく移行したい方のための「進学準備(パスウェイ)プログラム」です。
オーストラリア政府公式の留学ポータルサイトStudy Australiaでも、大学の直接入学基準に届かない留学生向けに「パスウェイプログラム(Pathway Program)」という進学ルートが存在し、修了時には進学先のコースで一部の単位が免除・認定される場合があると案内されています。
Pre-Masterで学ぶ主な内容
「語学学校で英語だけを学ぶ」のとは異なり、大学院の授業や論文執筆で必要となる専門科目や高度な学習スキルを事前に身につける点が大きな特徴です。
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アカデミック英語(大学院レベルの論文読解や記述力)
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レポート・論文の書き方(引用ルールや学術的表現)
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リサーチスキル(研究手法や情報の集め方)
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クリティカルシンキング(批判的・論理的思考力)
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プレゼンテーション
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大学院で必要な専門基礎科目
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オーストラリアの大学院特有の学習方法・評価基準
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Pre-Master・MQP・Graduate Certificateの違い

オーストラリアでは制度が一律で統一されているわけではないため、コース名だけで判断せず「どのような位置づけのコースか」を確認することが大切です。
| コース名称の例 | 主な位置づけ | 修了後のステップ |
| Pre-Master’s Program | 大学院進学準備・修士課程へのパスウェイコース | 条件を満たすと対象の修士課程へ進学 |
| Masters Qualifying Program(MQP) | 直接入学条件に届かない学生向けの進学準備コース | 対象の修士課程へ進学 |
| Graduate Certificate | AQF Level 8に位置づけられる正式な大学院修了資格 | 修士課程へ進学+一部単位認定(免除) |
【注意】コースによって「修了時にもらえる資格」が異なります
ここで特に気をつけたいのが、「Pre-Masterを終えたとき、どんな資格が残るのか」はコースによって違うという点です。
オーストラリアの教育制度(AQF)には「資格のレベル分け」があり、大きく2つのタイプに分かれます。
-
① 正式な大学院レベルの「資格」がもらえるタイプ
例:UTS Collegeの「Pre-Master’s Program」
コースを修了すると、オーストラリアの正式な大学院卒業資格の一つであるGraduate Certificate(グラジュエート・サーティフィケート)という資格が手に入ります。
-
② 資格はもらえず「進学の準備講座」として扱うタイプ
例:Curtin Collegeの「Masters Qualifying Program(MQP)」
こちらはノン・アワード(non-award program = 資格が出ないプログラム)と呼ばれ、あくまで修士課程へ進むための準備コースという扱いになります。コース単体で学術的な資格として残るわけではありません。
プログラムを選ぶときは、それが「正式な大学院資格(Graduate Certificate)が手に入るコース」なのか、「進学準備専用のコース」なのかを事前に確認しておくと、進路計画が立てやすくなります。
参照元:
・Study Australia – Pathway programs
・Australian Qualifications Framework – AQF Levels
・UTS College – Pre-Master’s Program
・Curtin College – Masters Qualifying Program (MQP)
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オーストラリア大学院でPre-Masterを使う4つのメリット

1. 直接入学の条件に届かなくても大学院を目指せる
Pre-Masterを利用する最大のメリットは、大学時代の成績(学歴)や英語力が修士課程の直接入学基準に少し及ばない場合でも、別ルートから進学を目指せる点です。
-
Deakin College (MQP):大学院での勉強に必要な英語力とアカデミックスキル(学術的な学習能力)を基礎から身につけるプログラムとして提供されています。
-
Griffith College (MQP):過去の学歴や成績を補完・ステップアップさせ、グリフィスクラウン大学(Griffith University)の修士課程に必要な条件を満たすためのコースとして開設されています。
2. IELTSの入学基準が直接入学より低めに設定されている
オーストラリアの大学院(修士課程)へ直接入学する場合、一般的にIELTS 6.5〜7.0以上が求められますが、Pre-MasterであればIELTS 6.0前後から出願できる場合があります。
-
Deakin College (MQP):IELTS 6.0以上(全セクション5.5以上)
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Griffith College (MQP):IELTS 6.0以上(全セクション5.5以上)
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Curtin College (MQP):多くの進学先でIELTS 6.0以上(全セクション5.5以上)
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UTS College (Pre-Master’s Program)
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Standard(標準コース):IELTS 6.0以上(ライティング6.0以上)
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Accelerated(短縮コース):IELTS 6.5以上(ライティング6.0以上)
-
※英語条件は、渡航年度や希望する専攻(看護・教育など)によって高くなる場合があります。
3. 修士課程の単位として認められる(免除される)場合がある
プログラムによっては、Pre-Masterで取得した単位がそのまま大学院(修士課程)の単位として認定(単位免除)される仕組みがあります。
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UTS College:対象のGraduate Certificateを修了すると、シドニー工科大学(UTS)の修士課程で24単位分(24 credit points)の前職・既修得単位認定(RPL: Recognition of Prior Learning)が認められます。
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Deakin College:多くの進学ルートで、ディーキン大学修士課程の1単位分(1 credit point)のRPLが認められます。
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Griffith College:対象コースにおいて、グリフィス大学修士課程の10単位分(10 credit points / 通常1科目分)のアドバンスト・スタンディング(単位免除)が付与される場合があります。
事前確認のポイント
すべてのコースで単位免除が適用されるわけではありません。進学計画を立てる際は、Pre-Masterの期間と大学院の期間を合わせた**「全体の通学期間」と「合計学費」**を事前に確認しておきましょう。
4. 大学院特有の授業形式や課題に慣れてから進学できる
日本の大学とオーストラリアの大学院では、授業スタイルや課題の評価方法が大きく異なります。
Pre-Masterでは、大量の文献を読むリサーチ、学術レポートの作成、プレゼンテーション、グループワーク、批判的思考(クリティカルシンキング)などをあらかじめ実践しながら学べます。そのため、本番の修士課程に進んだ後の学習負担や不安を大きく軽減できます。
参照元:
・Deakin College – Masters Qualifying Program
・Griffith College – Masters Qualifying Program
・Curtin College – Masters Qualifying Program
・UTS College – Pre-Master’s Program
オーストラリアの代表的なPre-Master・MQP一覧
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1. UTS College|Pre-Master’s Program(シドニー)

UTS CollegeのPre-Master’s Programは、シドニー工科大学(UTS)の修士課程を目指す方向けのプログラムです。コースを修了すると正式な高等教育資格であるGraduate Certificate(AQF Level 8)を取得でき、UTSの修士課程へ24単位分(24 credit points)を免除・引き継いで進学できます。
| 項目 | 詳細・条件 |
| プログラム名 | Pre-Master’s Program |
| 取得できる資格 | Graduate Certificate(AQF Level 8) |
| 開講期間 |
Accelerated(短縮):1学期(4か月)
Summer:1ブロック+1学期 |
| 英語条件(IELTS) |
Standard:6.0以上(Writing 6.0以上)
Accelerated:6.5以上(Writing 6.0以上) |
| 進学時の免除単位 | 24単位(24 credit points) |
| キャンパス | シドニー |
| 参考学費 | A$23,500(Graduate Certificate in Technology Practice / Accelerated 4か月コース) |
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主な進学先
Master of Engineering、Master of Professional Engineering、Master of Information Technology、Master of Data Science and Innovation など
-
その他の分野
会計・金融分野のGraduate Certificateから、Master of Professional Accounting (Extension) や Master of Finance (Extension) へ進むルートもあります。
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2. Deakin College|Masters Qualifying Program (MQP)(メルボルン)

Deakin CollegeのMQPは、ディーキン大学(Deakin University)の対象修士課程へ進むための準備コースです。
| 項目 | 詳細・条件 |
| 開講期間 | 1学期(約4か月) |
| 入学時期 | 3月・6月・10月 |
| キャンパス | Melbourne Burwood(メルボルン) |
| 参考学費 | A$21,000 |
| 英語条件(IELTS) | 6.0以上(各セクション5.5以上) |
| 学歴条件 | 原則として3年制以上の高等教育機関(短大・専門学校・大学など)の修了 |
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学習内容
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Academic and Intercultural Communication(学術・異文化コミュニケーション)
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Academic Writing and Research Skills(学術論文執筆&リサーチスキル)
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Managing Organisations(組織管理)
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Evidence-Based Decision Making(データに基づく意思決定)
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大学院への進学条件
4科目すべてを修了し、全体平均成績(WAM)60%以上かつスキル系科目で60%以上を取得すること。
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主な進学先
Master of Professional Accounting、Master of Finance、Master of Business、Master of Business Analytics、Master of Information Systems、Master of Public Health など
3. Griffith College|Masters Qualifying Program (MQP)(ブリスベン)

Griffith CollegeのMQPは、グリフィス大学(Griffith University)の大学院へ進学するためのプログラムです。
| 項目 | 詳細・条件 |
| 開講期間 | 1学期(約4か月) |
| 入学時期 | Trimester 1(3月)・Trimester 2(7月)・Trimester 3(11月) |
| キャンパス | Brisbane City Campus(ブリスベン) |
| 参考学費 | A$17,900 |
| 英語条件(IELTS) | 6.0以上(各セクション5.5以上) |
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大学院への進学条件
MQPの全科目に合格し、GPA 4.0以上などの規定条件を満たすこと。
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主な進学先
ビジネス、人文・教育、科学、保健(ヘルス)など幅広い分野に対応。
(例:Master of Business、Master of Finance、Master of Professional Accounting、Master of Information Technology、Master of Professional Engineering、Master of Public Health など)
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単位認定
一部の進学先では、修士課程の10単位分(10 credit points / 1科目分に相当)が免除・認定されます。
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4. Curtin College|Masters Qualifying Program (MQP)(パース)

Curtin CollegeのMQPは、カーティン大学(Curtin University)の対象修士課程へ進学するためのプログラムです。
| 項目 | 詳細・条件 |
| 開講期間 | 1セメスター(約6か月) |
| 入学時期 | 2月・7月 |
| キャンパス | Curtin Bentley Campus(パース) |
| 参考学費 | A$16,900 |
| 英語条件(IELTS) | 原則6.0以上(各セクション5.5以上)※TESOL等の専攻は別条件 |
| コース形態 | ノン・アワード(non-award program:学位資格を伴わない進学準備コース) |
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主な進学先
ビジネス・法律、ヘルスサイエンス、人文学、科学・工学など多数。
(例:Master of Commerce、Master of Professional Accounting、Master of Public Health、Master of Project Management、Master of Computing など)
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注意点
進学先の専攻によっては、MQP修了後の単位免除(単位引継ぎ)がない場合があります。
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Pre-Masterの入学条件

入学条件は学校やコースによって異なりますが、主に以下の2点が審査されます。
1. 学歴(これまでの最終学歴・成績)
一般的に、大学・短期大学・専門学校など、一定レベル以上の高等教育(tertiary qualification)を修了していることが求められます。
-
Deakin College (MQP):原則として、高校卒業(Year 12)後に3年間の高等教育(専門学校・短大・大学など)を修了していることが入学基準となります。
-
Curtin College (MQP):3年間の高等教育修了、またはオーストラリアのAQF Associate Degree(準学士相当)と認められる学歴などが基準となります。
-
UTS College (Pre-Master’s Program):進学希望の分野によって異なり、AQF Level 6(準学士レベル)以上の資格や、IT・工学(Engineering)分野の学士号などが必要になる場合があります。
ポイント:大学卒業=Pre-Masterが必要、ではありません
日本の4年制大学を卒業している場合、大学での成績や履修科目、希望する修士の専攻によっては、Pre-Masterを挟まずに大学院へ直接入学できるケースも多いです。
2. 英語力(IELTS等のスコア)
多くのPre-Master(MQP)ではIELTS 6.0前後が入学の目安とされていますが、学校や専攻によって必要なスコアは異なります。
もし「学歴条件は満たしているけれど英語力だけが不足している」という場合は、Pre-Masterではなく大学付属の英語コース(EAP / ELICOS)から直接大学院へ進学するルートの方が適している場合もあります。
そのため、まずは「なぜ自分は大学院に直接入学できないのか(学歴か、英語力か、専攻の違いか)」の原因を正しく把握することが大切です。
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Pre-Masterが必要になる主な4つのケース

① 学歴の評価が修士課程の直接入学基準に届かない
国によって大学(学士課程)の年数や教育制度が異なります。日本の3年制短大・専門学校卒の学歴や、一部の高等教育資格の場合、オーストラリアの大学が求める「学士号同等(Bachelor Degree equivalent)」と判断されないことがあります。このような場合に、学歴の補完としてPre-Master(MQP)が有効な選択肢となります。
② IELTSなどの英語スコアが少し足りない
「希望する大学院の基準がIELTS 6.5だが、現在はIELTS 6.0しか持っていない」というケースです。ただし、前述の通り英語力だけの問題であれば、Pre-Masterよりも語学学校の英語コース(ELICOS)を経由するルートの方がスムーズな場合もあります。
③ 大学時代の専攻と異なる分野(専攻変更)を目指したい
大学で学んだ分野と異なる修士課程へ進む場合、直接入学が可能なコースもあれば、事前に基礎知識の履修を求められるコースもあります。Pre-Masterでの専門科目が専攻変更の橋渡しになることがありますが、すべての専攻変更に対応しているわけではないため事前確認が必要です。
④ 海外大学院での学習スタイルに段階的に慣れたい
大学院への直接入学条件を満たしている場合でも、「英語での論文執筆やリサーチに不安がある」という理由で、あえてPre-Master(Graduate Certificate等)を経由して進学するケースがあります。
注意点:総費用や期間の比較を忘れずに
直接入学できる方があえてPre-Masterを選択すると、留学期間が長くなり、学費や生活費などの総コストが増えることがあります。自分の目的に合っているか慎重に比較・検討しましょう。
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参照元:
・Deakin College – Masters Qualifying Program
・Curtin College – Masters Qualifying Program
・UTS College – Pre-Master’s Program
Pre-Masterと大学院への直接入学の比較
| 比較項目 | Pre-Master(プレマスター)経由 | 大学院(修士課程)への直接入学 |
| 入学条件(学歴など) | 大学院の基準より柔軟(短大・専門卒等も対象の場合あり) | 大学や専攻が定める直接入学の基準(学士号等)を満たす必要あり |
| 英語力(IELTS目安) | IELTS 6.0前後から出願できる例が多い | IELTS 6.5〜7.0以上が必要な場合が多い |
| 学習サポート | 大学院レベルの論文執筆やリサーチ手法の準備・指導に重点 | 入学直後から大学院レベルの授業・課題が本格スタート |
| 通学期間 | Pre-Masterの期間(約4〜6か月)が追加 | 修士課程の期間のみ(通常1.5〜2年間) |
| 学費 | Pre-Master分の学費が追加 | 修士課程の学費のみ |
| 単位認定(免除) | コースや進学先によって単位免除あり | なし(直接進学のため不要) |
| 向いている人 | 条件(成績・英語力)に届かない人、段階的に学習に慣れたい人 | 直接条件を満たしており、最短で修士号を取得したい人 |
コスト比較の注意点
比較する際は「Pre-Master単体の学費」だけで判断しないことが重要です。
例えば、Pre-Masterで修了した24単位(約0.5年分)がそのまま修士課程の単位として免除されるルートと、単位免除がないルート(MQP等)では、卒業までの**「全体の通学期間」と「全体の学費」**が大きく異なります。
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Pre-Master選びで必ず確認したい7つのチェックポイント

Pre-Masterは「修了すればオーストラリアのどの大学院にも進学できる」という万能なプログラムではありません。通常は特定の大学・特定の修士課程へ進むための専用パスウェイとして設計されています。
出願前に以下の7項目を必ず確認しておきましょう。
-
修了後に進学できる修士課程(専攻)はどこか
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大学院へ進むためにPre-Masterで必要な成績(GPAや平均点)
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条件を満たせば修士課程への進学が「保証」されているか
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単位認定(RPL / Advanced Standing:単位免除)があるか
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Pre-Master+修士課程を合わせた「全体の通学期間」
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Pre-Master+修士課程を合わせた「全体の総学費」
-
自分の目指す職業資格や卒業後のキャリア計画に合っているか
参照元:
・Study Australia – Pathway programs
・Australian Qualifications Framework – AQF Levels
Pre-Masterの費用はどのくらい?

2026年時点で各大学・提携カレッジが公表している代表的な学費の目安は以下のとおりです。
| 学校名 | プログラム名 | 2026年学費の例(豪ドル) ※1豪ドル=112円 |
コースの期間目安 |
| Curtin College | Masters Qualifying Program (MQP) | A$16,900 (約190万円) |
約6か月(1セメスター) |
| Griffith College | Masters Qualifying Program (MQP) | A$17,900 (約200万円) |
約4か月(1トライメスター) |
| Deakin College | Masters Qualifying Program (MQP) | A$21,000 (約235万円) |
約4か月(1トライメスター) |
| UTS College | Graduate Certificate in Technology Practice | A$23,500 (約260万円) |
約4か月(Accelerated) |
※学費は渡航年度や選択する専門分野(IT・ビジネス・工学など)によって変更・改定される場合があります。
学費以外にかかる主な留学費用
Pre-Masterの学費に加えて、実際の留学生活では以下のような諸費用が必要となります。
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OSHC(学生用海外保険):学生ビザ取得に必須となる医療保険料
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学生ビザ(Subclass 500)申請料
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現地での生活費:住居費(家賃)、食費、交通費、光熱費・通信費など
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航空券代・教材費
ポイント
コースによっては、Pre-Masterで取得した単位がその後の大学院(修士課程)の単位として引き継がれ、修士課程側の学費が一部免除(節約)できる場合もあります。資金計画を立てる際は、「Pre-Masterの学費+大学院の学費」の総額で確認しておくと安心です。
オーストラリア大学院のPre-Masterに関するよくある質問(FAQ)

Q. オーストラリアではPre-Masterは一般的ですか?
結論:すべての大学にあるわけではありませんが、一般的な進学ルートの一つとして提供されています。
オーストラリアの大学すべてが設置しているわけではありませんが、一部の大学やその提携カレッジ(UTS College、Deakin College、Griffith College、Curtin Collegeなど)が、留学生向けの大学院進学パスウェイとして「Pre-Master’s Program」や「Masters Qualifying Program(MQP)」を提供しています。
Q. 日本の大学卒業者でもPre-Masterが必要ですか?
結論:必ずしも必要ではありません。直接入学できるケースも多いです。
日本の4年制大学を卒業している方の場合、大学での成績(GPA)、専攻分野、英語力(IELTSスコア等)などの基準を満たしていれば、Pre-Masterを挟まずに大学院へ直接入学できます。まずはご自身が希望する修士課程(Master)の「直接入学条件」を確認することが第一歩です。
Q. IELTS 6.0でもオーストラリアの大学院を目指せますか?
結論:目指せます。Pre-Master(MQP)を経由するルートが有効です。
大学院への直接入学には通常IELTS 6.5〜7.0以上が求められますが、Pre-MasterやMQPであればIELTS 6.0前後から入学を受け入れているコースが多くあります(Deakin College、Griffith College、Curtin CollegeのMQPなど)。ただし、看護や教育など一部の専門分野や進学先によっては、より高いスコアが求められる場合もあります。
Q. Pre-Masterを修了すると、その後の修士課程(大学院)は短くなりますか?
結論:単位認定(単位免除)があるプログラムであれば短縮されます。
Pre-Masterで取得した単位を修士課程に引き継げる仕組みがある場合、大学院での履修期間や科目を減らすことができます。
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UTS College:対象の修士課程へ進学する際、24単位分(24 credit points)の単位認定(RPL)が認められます。
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Griffith College:対象コースで10単位分(10 credit points / 1科目分相当)の単位免除(Advanced Standing)が付与されます。
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Deakin College:多くの対象修士課程で1単位分(1 credit point)の単位認定(RPL)が認められます。
※単位免除がないプログラム(MQPなど)の場合は、Pre-Masterの期間がそのまま全体の通学期間に追加されます。
Q. Pre-MasterとGraduate Certificateは同じですか?
結論:同じとは限りません(コースの資格レベルが異なります)。
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Graduate Certificate(グラジュエート・サーティフィケート):オーストラリアの教育制度(AQF Level 8)に基づいた「正式な大学院修了資格」です。修了時に独立した学位資格が授与されます。
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Masters Qualifying Program(MQP):資格授与を目的としない「ノン・アワード(non-award = 資格が出ない準備コース)」として提供されているものもあり、修了しても学術資格としては残りません。
まとめ|オーストラリアの大学院留学ならMiraiBridge

オーストラリアのPre-Masterは、大学院への直接入学条件を満たさない留学生や、修士課程へ段階的に移行したい学生のための進学ルートです。
ただし、「Pre-Master」という名称だけで選ぶのではなく、
- なぜ直接入学できないのか
- 修了後にどの修士へ進めるのか
- 進学条件となる成績は何点か
- 修士への単位認定があるか
- 総期間・総学費はいくらか
まで確認することが大切です。
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