オーストラリア大学院の出願に必要な書類|2026年版

オーストラリアの大学院出願時は、大学の成績証明書・卒業証明書、英語力証明、パスポート等の基本書類が共通して必要です。

コースによりCV(英文履歴書)、志望動機書、推薦状、ポートフォリオなどの追加書類が求められます。たとえばQueensland大学やSydney大学もこれらを公式要件として案内しています。本記事では必要書類を「基本」「追加」「英訳・認証」「出願後」の4カテゴリで解説します。

※必要書類は大学・学部・コース・出願者の学歴や職歴によって異なります。最終的には必ず志望コースの公式Entry Requirements / How to Applyを確認してください。

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オーストラリア大学院の出願に必要な書類一覧

まず、一般的に準備が必要となる出願書類を一覧で確認しましょう。

書類名 提出が必要になる度合い 主な用途・目的
パスポートのコピー ◎(ほぼ必須) 本人確認・身元証明
大学の英文成績証明書(Academic Transcript) ◎(ほぼ必須) 出願者の学歴・大学での成績評価
卒業証明書・学位証明書(Testamur / Degree Certificate) ◎(ほぼ必須) 学士号(大学卒業資格)の取得証明
英語力の証明書(IELTS / PTE / TOEFLなど) ◎〜○(条件付き必須) 大学の英語入学基準を満たしているかの確認
CV / Resume(英文履歴書) ○(コースによる) 過去の職歴・研究歴・活動実績の確認
志望動機書 / Personal Statement ○(コースによる) 志望理由や専攻への適性の審査
推薦状 / Referee details(推薦者情報) △〜○(一部コースで要) 大学教授や上司による学術・職務上の評価
職務経験証明書 △(一部コースで要) 実務経験が入学条件に含まれるコースの確認
ポートフォリオ(作品集) △(一部コースで要) 建築・デザイン・芸術分野などの実技能力審査
研究計画書(Research Proposal) 研究系学位では重要 研究型大学院(Master by Research等)での審査
その他のSupplementary Form(追加申請書) コースによる 学部ごとの個別選考要件の確認

オーストラリアの大学院では、「出願者全員が必ず推薦状や志望動機書(SOP)を提出しなければならない」というわけではありません。

一般的な講義主体のコース(Master by Coursework)では、大学時代の成績証明書や学位証明書を中心に審査が行われ、追加書類が必要な場合のみコースごとに個別に指定されるのが一般的です。

一方で、研究主体の学位(Master by Research)や選考倍率の高い人気コース、これまでの実務経験を重視するプログラムなどでは、CV(英文履歴書)、推薦者情報、研究計画書、ポートフォリオなどが重要視されます。」

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オーストラリア大学院の出願に必要な10の書類

1. パスポートのコピー

海外からの留学生の出願では、本人確認書類としてパスポートのコピーが必ず求められます。

シドニー大学(University of Sydney)やクイーンズランド大学(UQ)の公式案内でも、学歴書類や英語力証明と並んでパスポートなどの身元確認書類の提出が指定されています。

  • 確認される主な情報:氏名、生年月日、国籍、パスポート番号、有効期限

  • 注意点:出願フォームに入力する氏名は、原則としてパスポートの英語表記と完全に一致させる必要があります。結婚等で学歴書類と現在の氏名が異なる場合は、改姓を証明する戸籍謄本などの英文証明書を追加で求められることがあります。

2. 大学の成績証明書(Academic Transcript)

大学院出願において、最も重要視される書類の1つです。

クイーンズランド大学(UQ)では、過去に履修した全科目名、成績、取得学位、授与日などが明記された完全な英文成績証明書(Academic Transcript)の提出を求めています。単に出身大学の名前や専攻だけでなく、GPA、平均点、指定の事前履修科目(Prerequisites)を修了しているかなどが総合的に審査されます。

  • 成績証明書に含まれているべき情報:履修科目名、各科目の成績評価、単位数、GPAまたは平均点、学位取得状況、大学のGrading Scale(成績評価基準)

  • Grading Systemの説明:大学によっては、成績評価基準の説明資料を求める場合があります。メルボルン大学(University of Melbourne)でも、Transcriptとともに評価システムの解説資料の提出を求めるコースがあります。

  • 在学中の出願(卒業前申請):大学卒業前であっても、最新の成績証明書を使って出願することが可能です。UQ等の案内通り、未修了時点の成績証明書で審査を受け、条件を満たしていれば「Conditional Offer(条件付き合格)」を取得し、卒業後に完全な成績証明書を追加提出する流れが一般的です。

3. 卒業証明書・学位証明書

すでに大学を卒業している場合は、学士号(Bachelor Degree)を取得したことを証明する書類が必要です。

成績証明書内に「取得学位名」と「授与日」が直接明記されている場合は兼ねることができますが、記載がない場合は Degree Certificate、Testamur、Graduation Certificate(卒業証明書・学位授与証明書)を別途用意する必要があります。

UQの公式要件でも、Transcriptに学位や授与日の記載がない場合は、Award Certificate や Testamur の提出を必須としています。日本の大学へ発行依頼する際は、以下の英文書類を揃えておくとスムーズです。

  • 英文成績証明書

  • 英文卒業証明書

  • 英文学位取得証明書(必要な場合)

4. 英語力を証明する書類

オーストラリアの大学院では、各コースごとに公式な英語基準が設定されています。

利用できる主な英語認定試験は以下の通りです。

  • IELTS Academic

  • PTE Academic

  • TOEFL iBT

  • その他、大学が認める英語資格や英語圏での学習歴

メルボルン大学をはじめ、各大学のコースページで個別の必要スコアが公開されています。

  • 英語スコアは出願時に必須?:大学やコースによっては、英語スコアが手元にない状態でも先に出願手続きを行い、学力審査をクリアして「Conditional Offer(条件付き合格)」を受け取ることが可能です。ただし、一部の競争率が高いコースなどでは出願時のスコア提出が必須となる場合もあるため、数か月前からの早期準備をおすすめします。

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5. CV・英文履歴書

CV(Curriculum Vitae)や Resume(英文履歴書)は、すべてのコースで必須というわけではありません。

ただし、以下のようなコースでは提出が義務付けられています。

  • MBAやマネジメント系のコース

  • プロフェッショナル学位コース

  • 実務経験が入学要件に含まれるコース

  • 教育・公衆衛生・国際開発など一部の専攻

  • 過去の学歴から長いブランク(職歴期間)がある場合

メルボルン大学でも、コースによって最新のCVや詳細な職務経験書の提出が求められます。

  • CVに記載する主な項目:学歴、職歴(雇用形態・在籍期間・担当業務)、保有資格、研究実績・論文・学会発表、ボランティアや課外活動

  • ポイント:職歴が入学要件になっている場合は、在籍期間を「年」だけでなく「年月単位」で明確に記載しましょう。

6. 志望動機書(Personal Statement / Statement of Purpose)

オーストラリアの大学院(Master by Coursework)では、出願者全員に志望動機書が一律で義務付けられているわけではありません。

しかし、シドニー大学の一部の専攻のように、特定の選考プロセスとして Personal Statement や Statement of Purpose(SOP)の提出を指定するコースがあります。

  • 志望動機書に盛り込むべき内容

    • なぜその専攻・分野を学びたいのか

    • なぜその大学・コースを選んだのか

    • これまでの学歴や職歴とどうつながっているか

    • 大学院でどのような知識やスキルを習得したいか

    • 修了後のキャリアゴール(将来の目標)

  • ポイント:単なる「オーストラリアで生活したい」「海外経験を積みたい」といった動機ではなく、コースの具体的なカリキュラムと自身の経験・将来設計を結びつけて論理的に記述することが重要です。

7. 推薦状・推薦者情報

推薦状(Recommendation Letter / Academic Referee)の必要性もコースによって異なります。

講義主体のコースでは不要なことが多い一方、研究要素の強いコースや Research Degree(研究型学位)では、推薦者の登録が求められます。

例えば、UQの Research Degree 出願では、出願者の学術面や研究能力を正しく評価できる推薦者(大学教授や指導教員など)を少なくとも2名登録するよう案内されています。推薦者にはあらかじめ連絡を取り、大学から直接確認メールや照会が届く旨を事前に伝えておきましょう。

8. 職務経験証明書

実務経験(○年以上の関連職務など)が入学条件となっているコースでは、CVだけでなく、勤務先が発行する Employment Certificate(在職証明書・就労証明書)や Employer Statement などの公的証明書の提出を求められます。

  • 記載・確認される主な項目:勤務先名称、職種・役職、雇用期間(開始日〜終了日)、雇用形態(フルタイム/パートタイム)、主な担当業務内容、直属の上司や会社側の連絡先

9. ポートフォリオ(作品集)

建築、デザイン、アート、クリエイティブメディア系の大学院では、作品集(Portfolio)の提出が必須となります。

メルボルン大学の Melbourne School of Designなどの専門学部でも、Graduate Coursework の出願時に Design Portfolio の提出が規定されています。

  • ポートフォリオ構成のコツ:単に完成した作品を並べるだけでなく、「制作意図」「プロジェクトにおける自分の担当範囲」「設計・試行錯誤のプロセス」「使用したソフトや技術」「制作期間」などを整理して掲載することで、自身のスキルや思考プロセスが正確に伝わります。

10. 研究計画書・Research Proposal

Master by Research(研究修士)や PhD(博士課程)などの研究学位では、Coursework型(授業履修型)とは準備する書類が大きく異なります。

  • 研究学位で必要となる主な書類

    • Research Proposal(研究計画書)

    • Academic CV(学術用履歴書)

    • 過去の論文・研究実績

    • 指導教員候補(Supervisor)との事前協議・承認ログ

    • Referee Details(学術推薦者情報)

    • 成績証明書・学位証明書・英語力証明書

オーストラリアの大学院を目指す際は、「Coursework(授業主体)」と「Research(研究主体)」の出願プロセスは全く別物として準備を進めることが大切です。

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書類の英訳・認証・提出方法について

日本語の書類は英訳が必要?

原則として、オーストラリアの大学へ提出する学歴書類はすべて英語で用意する必要があります。

メルボルン大学(University of Melbourne)をはじめ各大学の案内では、英語以外で発行された書類について、公式な英文翻訳(Official Certified English Translation)を併せて提出するよう求めています。

日本の大学で「英文の成績証明書」や「英文の卒業証明書」が直接発行できる場合は、最初から英文で発行してもらうのが一番確実で簡単です。

もし出身大学で英文書類が発行できない場合は、大学が認める正規の翻訳方法や認証ルール(NAATI公認翻訳など)をあらかじめ確認しましょう。

自分で翻訳したものでも大丈夫?

ご自身で翻訳した書類(自己翻訳)をそのまま提出することは原則できません。

大学によって以下のように要求される翻訳要件が異なります。必ず提出先の公式ルールを確認してください。

  • Certified Translation(認証付き英訳書類)

  • Authorised Translator(公認翻訳者・NAATI等による翻訳)

  • 公的機関や出身大学による公式英訳

  • 日本語の原本と英文翻訳版の両方の提出

「Certified Copy(認証コピー)」が必要か確認する

大学や出願手順によって、出願段階からCertified Copy(原本証明済みのコピー)が必要な場合と、通常の電子ファイル(カラーのPDF等)をアップロードすれば申請できる場合があります。

  • クイーンズランド大学(UQ):他大学の学歴書類について、原本のカラー証明や認証書類を求める規定があります。

  • メルボルン大学:オンライン出願時には電子コピーをアップロードし、合否確定後や手続段階で真正性を確認するために Certified Copy の提出を求めることがあります。

このように、書類の提出・認証方法は大学ごとに統一されていません。出願前に以下の5点をチェックしておきましょう。

  1. PDFのアップロードのみで出願できるか

  2. Certified Copy(認証コピー)が必要か

  3. My eQuals などのデジタル証明書システムに対応しているか

  4. 公式な翻訳証明(Translators Certificate)が必要か

  5. 原本の提出や提示が必要になるタイミングはいつか

出願書類はPDFで綺麗に整理しておく

オーストラリアの大学院へのオンライン出願では、PDF形式でのファイルアップロードが一般的です。

書類を準備する際は、誰の何の書類かがひと目でわかるよう、以下のようにファイル名を統一(アルファベット表記)して管理するのがおすすめです。

  • Passport_TaroYamada.pdf(パスポート)

  • AcademicTranscript_TaroYamada.pdf(成績証明書)

  • GraduationCertificate_TaroYamada.pdf(卒業証明書)

  • IELTS_TaroYamada.pdf(英語スコア)

  • CV_TaroYamada.pdf(英文履歴書)

  • PersonalStatement_TaroYamada.pdf(志望動機書)

複数の大学へ同時に出願する場合は、パソコン内で大学ごとにフォルダを作成し、その中に「全大学共通の書類」と「大学・コース個別の書類」を分けて保存しておくと、提出漏れや添付ミスを防ぐことができます。

大学院出願と学生ビザ申請の必要書類は別

大学院への出願書類と、Student visa(Subclass 500)の申請書類は同じではありません。

大学からOfferを受け、必要な手続きを行ってConfirmation of Enrolment(CoE)を取得した後、学生ビザを申請します。

オーストラリア内務省は、学生ビザ申請ではCoE、OSHC、本人確認書類のほか、ケースによって英語力・資金証明・Genuine Student(GS)に関する証拠などを求めると案内しています。

したがって、

大学院出願 → Offer → 条件クリア → Offer受諾・CoE発行 → 学生ビザ申請

という順番で準備するのが基本です。

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オーストラリア大学院出願の「よくある質問」

Q. オーストラリア大学院の出願に最低限必要な書類は何ですか?

A. 多くの大学院では、「パスポートのコピー」「大学の英文成績証明書」「英文卒業・学位証明書」「英語力の証明書(IELTS/PTE等)」の4つが基本書類となります。ただし、専攻やコースによってはCV(英文履歴書)、志望動機書(Personal Statement)、推薦状などが追加で求められます。

Q. 大学卒業前でも大学院に出願できますか?

A. 大学・コースによっては出願可能です。 在学中の場合は、現時点での最新の成績証明書などを提出して審査を受けることができます。学力条件を満たしていれば、卒業と最終成績の提出を条件とした「Conditional Offer(条件付き合格)」が発行されます。

Q. IELTSなどの英語スコアが手元になくても出願できますか?

A. コースによっては、先に出願手続きを進めることが可能です。 英語スコア以外の条件を満たしていれば Conditional Offer(条件付き合格)を受け取ることができ、入学手続きまでに規定スコアを提出すれば問題ありません。ただし、一部の人気コースや特定専攻では出願時点でのスコア提出が必須となる場合もあるため、事前に各大学の公式要件をご確認ください。

Q. 推薦状は出願時に必須ですか?

A. すべての大学院で必須というわけではありません。 一般的な講義主体のコース(Master by Coursework)では推薦状が不要なケースも多く見られます。主に研究主体のコース(Research degree)や、MBAなどの一部のプロフェッショナルプログラムで必要となります。

Q. 出願書類はすべて英語にする必要がありますか?

A. 原則として、すべて英語で提出する必要があります。 日本の大学で発行された日本語の証明書しかない場合は、大学が指定する正規の方法(NAATI公認翻訳者や出身大学による公式翻訳など)で英文翻訳および認証を受ける必要があります。

Q. 学生ビザの申請書類も、大学院の出願時に一緒に必要ですか?

A. いいえ、原則として別々の手続きとなります。 まずは大学院へ出願して合格通知(Offer)を受け取り、学費納付等を行ってCoE(Confirmation of Enrolment:入学許可書)を取得します。その後、オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)のシステムから学生ビザ(Subclass 500)の手続きに進むのが一般的な順序です。

まとめ|オーストラリアの大学院に留学ならMiraiBridge

オーストラリア大学院の出願では、まず以下の4点を基本として準備しましょう。

  1. パスポート
  2. 大学の成績証明書
  3. 卒業・学位証明書
  4. 英語力証明

そのうえで、志望コースに応じてCV、Personal Statement、推薦状、職務経験証明、ポートフォリオ、研究計画書などを追加します。

特に注意したいのは、必要書類と認証ルールは大学・コースごとに異なることです。早い段階で志望校を2〜3校に絞り、各コースの公式ページから提出書類を一覧化しておくと、出願直前の不足を防ぎやすくなります。

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当カウンセラーはオーストラリア現地での大学卒業を経て、実際に永住権を取得した経験を持っています。自身の体験に基づいたリアルな情報と、一人ひとりのキャリアプランに寄り添った的確なアドバイスで、あなたの留学を成功へと導きます。

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