オーストラリア永住権は何年かかる?ビザ別の期間・取得までの流れ【2026年最新】

オーストラリア永住権は、自動取得制度ではなく、経歴やビザ種類で年数が大きく異なります。

職歴や英語条件を満たし、189・190・186ビザ等の指名・招待を得られる方は短期申請も可能です。一方、留学から狙う場合は就学・職歴・招待待ち等を含め、3〜7年以上かかることも珍しくありません。

なお、申請後の審査期間目安は数ヶ月〜1年程度です。ビザ別・ルート別の取得年数を解説します。

注意:Mirai Bridgeは留学エージェントです。本記事では一般的な制度情報を紹介しています。個別のビザ申請可否・移民法上の助言については、Department of Home Affairsの最新情報を確認し、必要に応じて登録移民エージェントや法律専門家へ相談してください。

オーストラリア永住権は何年かかる?結論をルート別に比較

まず、代表的なルートを整理すると次のようになります。

主なビザ・ルート 永住権取得までの期間の考え方 ポイント・注意点
189 独立技術移民 条件準備 ➔ EOI登録・招待待ち ➔ 永住ビザ審査 最低65点から申請可能ですが、高スコアでも招待は保証されません(EOIは2年間有効)。
190 州指名技術移民 条件準備 ➔ 州指名獲得 ➔ 招待 ➔ 永住ビザ審査 州政府からの指名が必要です。州や職種ごとに独自の選考条件や優先枠が設けられています。
491 ➔ 191 地方技術移民 491ビザ(暫定)で最低3年間居住 ➔ 191永住ビザ審査 地方都市に3年間住んで働いた後に191ビザへ申請できます(3年経過で自動付与ではありません)。
482 ➔ 186 TRT 雇用主スポンサー 482ビザで同一雇用主のもと2年間就労 ➔ 186永住ビザ審査 2年間の就労実績に加え、雇用主からのノミネーション(指名)承認などが必須です。
186 Direct Entry 雇用主直接申請 職歴等の条件を満たせば直接永住ビザへ申請 原則3年以上の関連職歴、スキル査定(Skills Assessment)、雇用主指名等が必要です。
820 ➔ 801 / 309 ➔ 100 パートナービザ 最初の申請から原則2年後に永住段階の審査対象 申請後まず暫定ビザが出され、2年後に永住ビザ(801/100)の審査へ進む2段階方式です。
留学 ➔ 485 ➔ 技術・雇用主系 就学(2〜4年) ➔ 卒業生ビザで就労 ➔ 申請待ち・審査 学校を卒業するだけでは永住権は取得できません。在学中・卒業後の計画が重要です。

「オーストラリア永住権は何年かかる?」への答えは、すでに職歴や英語力などの条件を満たしている人なら1〜2年前後で取得できるケースがある一方、留学やゼロから準備を始める人はトータルで3〜7年単位の計画が必要となります。

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参照元・一次情報源:オーストラリア内務省 (Department of Home Affairs):

・Skilled Independent visa (subclass 189)
・Skilled Nominated visa (subclass 190)
・Skilled Work Regional (Provisional) visa (subclass 491)
・Permanent Residence (Skilled Regional) visa (subclass 191)
・Employer Nomination Scheme (subclass 186)
・Partner visa (subclasses 820, 801, 309, 100)

「永住権までの年数」は3つの期間に分けると分かりやすい

オーストラリア永住権を取得するまでの全体期間を考えるときは、単純な「ビザの審査時間」だけでなく、以下の3つのステップ(期間)を足し合わせて計算する必要があります。

1. 申請条件を満たすまでの「準備期間」

永住ビザへ申請するためには、まず各自の条件を整える必要があります。

  • 英語試験(IELTSやPTEなど)での必要スコア取得

  • オーストラリアや日本の大学・専門学校での学位や資格の取得

  • 職種ごとの技能査定(Skills Assessment)の合格

  • 関連職種での実務経験(職歴)の積み上げ

  • スponsor(スポンサー)となってくれる雇用主探し

  • 州政府からのノミネーション(指名)条件のクリア

日本から留学してゼロから永住権を目指す場合、この「準備期間(就学や職歴づくり)」が最も時間を要するポイントとなります。

2. EOI・招待・指名を「待つ期間」

技術移民ビザ(189・190・491など)は、条件が揃ってEOI(Expression of Interest:申請意向登録)を提出しただけでは申請できません。政府からの「招待(Invitation)」を受け取って初めて正式なビザ申請へと進めます。

EOIの有効期限は2年間ですが、提出したからといって必ず招待されるとは限りません。

例えば、2026年6月4日に実施された189ビザの招待ラウンドでは合計10,000件の招待が出されましたが、招待に必要なポイント数は職種によって大きく異なりました。

  • 大工(Carpenter):65点

  • 正看護師(Registered Nurse等):75〜80点

  • 建築家(Architect):85点

  • 通信エンジニア(Telecommunications Engineer):95点

「最低条件の65点を取ればすぐに永住権が買える」というわけではないため、ご自身の目指す職種の直近の招待傾向(必要スコア)を事前に確認しておくことが重要です。

3. 永住ビザ申請後の「審査期間」

条件をすべて満たしてビザを正式申請した後の審査時間です。

オーストラリア内務省の公表データ(2026年7月時点)によると、技術系永住ビザ(Skilled Permanent)の審査期間の中央値は「約8か月」となっています。

ただし、実際の審査スピードは以下のような要因で個人差が生じます。

  • 提出書類に不備や不足がないか

  • 健康診断や警察証明(人物審査)の確認に時間がかかっていないか

  • その年の移民受け入れ枠数(Migration Program)や申請件数の多さ

  • 政府が定める審査の優先順位(Ministerial Direction)

オーストラリアでは2026年7月25日より「Ministerial Direction 119」が適用されており、職業や「申請時にオーストラリア国内にいるか(Onshore)」によって審査の優先順位が決められています。現在は法執行・防衛関連が最優先とされ、その後にオーストラリア国内からの申請者(建設・医療・教育関連など)が続く仕組みとなっています。

そのため、同じビザを申請した場合でも、職種や申請場所によって結果が出るまでの期間は異なります。

参照元・一次情報源:オーストラリア内務省 (Department of Home Affairs):
・SkillSelect Invitation Rounds(2026年6月4日 189ビザ招待ラウンド結果)
・Visa Processing Times(2026年7月公表 審査期間データ)
・Ministerial Direction No. 119(2026年7月25日施行 技術ビザ優先順位規定)

ご提示いただいた「ビザ別|オーストラリア永住権取得まで何年かかる?」の文章について、オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)の規定に基づきファクトチェック(事実確認)を実施いたしました。

日本の留学生や社会人が主に関わる主要ビザのみに厳選し、制度の要点を初心者向けにわかりやすく修正・整理いたしました。

ビザ別|オーストラリア永住権取得まで何年かかる?

189ビザ(独立技術移民)|条件を満たしていれば比較的早い

189(Skilled Independent visa)は、雇用主や州政府のスポンサーを必要としないポイント制の永住ビザです。

主な申請の流れ

  1. 対象職業・技能査定(Skills Assessment)のクリア

  2. 英語力・学歴・職歴・年齢などのポイント確認

  3. EOI(申請意向書)の提出

  4. 政府からの「招待(Invitation)」を受領

  5. 60日以内にビザを正式申請

  6. 審査後、発給されれば永住権獲得

189ビザの申請には、「45歳未満」かつ「ポイントテストで最低65点以上」が必要です。ただし、65点はあくまで申請ラインであり、高ポイントを取得している人から優先して招待される仕組みになっています。

すでに高い英語力や十分な職歴があり、技能査定に合格している人であれば1年前後で永住権に到達できるケースがある一方、招待が届かず2年以上かかったり、申請まで進めなかったりする場合もあります。


190ビザ(州指名技術移民)|州からの指名を得るまでの時間がカギ

190(Skilled Nominated visa)もポイント制の永住ビザですが、189ビザと異なりオーストラリアの州・準州政府からの指名(ノミネーション)が必要です。

主な申請の流れ

  1. 職業・ポイント・技能査定(Skills Assessment)などの準備

  2. EOI(申請意向書)の提出

  3. 各州の条件を満たし、州・準州からノミネーションを受ける

  4. 正式な招待を受領

  5. 190ビザを申請

190ビザも最低ポイントは65点ですが、州ごとに優先する職業や居住・就労条件が異なります。EOIの有効期限は最長2年間のため、EOIを出してから指名を受けるまでに数か月〜1年以上かかるケースもあります。


491 ➔ 191ビザ(地方技術移民)|永住権申請まで最低3年

491ビザ(Skilled Work Regional visa)は永住ビザではなく、地方都市で生活・就労するための「暫定ビザ(5年間有効)」です。

491ビザから永住ビザである191ビザ(Permanent Residence Regional visa)へステップアップするには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 491ビザを最低3年間保有していること

  • 指定された地方地域で暮らし、条件を守って働いていること

  • 該当期間の納税証明(Notice of Assessment)を提出すること

したがって、永住権を取得するまでの期間は「491ビザ取得 ➔ 地方で3年間居住・就労 ➔ 191ビザ申請 ➔ 191の審査」となり、最低でも3年以上の期間が必要となります(3年経過で自動付与されるわけではありません)。


482 ➔ 186 TRTビザ(雇用主スポンサー)|原則2年間の就労+審査期間

就労ビザである482ビザ(Skills in Demand visa)などから、永住ビザである186ビザ(Employer Nomination Scheme)のTRT(移行)ストリームを目指すルートです。

186 TRTへ申請するためには、原則としてスポンサーとなってくれた雇用主のもとで「2年間以上」フルタイム勤務することが求められます。

そのため、482ビザ取得後のスケジュールは「スポンサー雇用での勤務2年間 + 186ビザの審査期間」が目安となります。ただし、482ビザの準備やスポンサー探し、雇用主側の審査手続きも含めると、トータルの期間は2年以上かかります。


186 Direct Entryビザ(雇用主直接申請)|条件が揃えば直接永住権の申請が可能

186ビザには、一時ビザ(482など)を経由せずに直接永住権を申請できるDirect Entry(直接申請)ストリームもあります。

主な申請条件(原則)

  • 45歳未満であること

  • 対象職業リストに含まれる職種であること

  • 3年以上の関連職歴があること

  • 有効な技能査定(Skills Assessment)を保持していること

  • 英語力の基準を満たしていること

  • 雇用主からのノミネーション(指名)を受けていること

日本などオーストラリア国外ですでに3年以上の十分な実務経験がある人の場合、オーストラリアに渡航する前の段階から186 Direct Entryを通じて直接永住権を申請・獲得できる可能性があります。


パートナービザ|最初の申請から原則2年後に永住審査へ

オーストラリア国籍保持者・永住権保持者のパートナー(配偶者またはデファクト関係)である場合、パートナービザを通じて永住権を取得するルートがあります。

オーストラリア国内申請(820 ➔ 801ビザ)および国外申請(309 ➔ 100ビザ)のどちらも、最初の申請から2年が経過したタイミングで永住段階(801 / 100)の審査対象になります。

2年経過した時点で自動的に永住権が付与されるわけではなく、その後に最終的な永住審査が行われます(※長年の婚姻関係や子どもがいる場合など、特例で2年未満で永住権が認められるケースもあります)。


参照元・一次情報源:オーストラリア内務省 (Department of Home Affairs):
・Skilled Independent visa (subclass 189)
・Skilled Nominated visa (subclass 190)
・Skilled Work Regional (Provisional) visa (subclass 491)
・Permanent Residence (Skilled Regional) visa (subclass 191)
・Employer Nomination Scheme (subclass 186)
・Partner visa (subclasses 820, 801, 309, 100)

留学からオーストラリア永住権を目指す場合は何年?

日本にいる時点で対象資格や職歴がない場合、オーストラリア留学で職業につながる資格を取得し、その後に永住権を目指すケースがあります。

ただし、学校を卒業しただけで永住権が取れるわけではありません。

一般的には、

学校選び → 就学 → 卒業後の就労可能なビザ → 職歴・Skills Assessment・英語力等を整える → 189/190/491/186等を検討

という流れになります。

大学から目指すケース|おおむね3〜7年以上を想定

オーストラリアのBachelorは一般的に3年間のコースが多く、卒業後に条件を満たせばTemporary Graduate visa(subclass 485)のPost-Higher Education Work streamを利用できる可能性があります。

2026年9月時点では、485の滞在可能期間は、

  • Bachelor:2年
  • Masters by coursework / extended:2年
  • Masters by research:3年
  • Doctoral degree:3年

が基本です。

この期間に関連職歴やポイントを積み、189・190・雇用主スポンサー系の条件を満たせれば永住権へ進む可能性があります。

例えば、3年制Bachelorからスタートする場合、

大学3年+卒業後の職歴・招待・スポンサー待ち+永住ビザ審査

となるため、3〜7年以上を見込むケースがあります。

ただし、これは政府が定める一律の年数ではありません。卒業直後に十分なポイントを満たす人もいれば、数年間職歴を積んでも招待・スポンサーを得られない人もいます。

TAFE・専門学校から目指すケース|コースと職業の選び方が重要

Diplomaやtrade qualificationなどから485のPost-Vocational Education Work streamを目指す場合、対象職業やAustralian study requirementなど、485の条件を満たす必要があります。

Post-Vocational Education Work streamの滞在期間は最大18か月です。

そのため、TAFE・専門学校から永住権を目指す場合は、単に「2年間学校へ行けば永住権につながる」と考えるのではなく、入学前に以下を確認することが重要です。

  • 修了資格と希望職種がSkills list上でどう扱われるか
  • Skills Assessmentの条件
  • 485を申請できるコース・資格か
  • 卒業後18か月程度で必要な職歴やスポンサー条件を満たせるか
  • 190・491などを狙う場合の州・準州条件

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オーストラリア永住権取得まで長引く5つの理由

1. 65点を取っても189・190・491の招待は保証されない

ポイント制ビザは最低65点ですが、実際の招待基準は職業や時期によって異なります。

2026年6月の189招待ラウンドでも、65点で招待された職種がある一方、80〜95点以上が必要だった職種もありました。

2. Skills Assessmentに時間がかかる

職業によってSkills Assessmentの機関や必要書類は異なります。学歴や職歴の証明を集めるところから始めると、EOI提出まで時間がかかります。

3. 州・準州のノミネーション条件が変わる

190・491では州・準州の条件が重要です。対象職業、居住地、職歴、雇用などの条件はプログラム年度や州ごとに変わるため、以前は対象だった職業がそのまま翌年も対象とは限りません。

4. 雇用主スポンサーを見つける必要がある

482・186などでは、ビザ条件だけでなく、スポンサーになる企業との雇用関係が必要です。希望職種が対象リストにあることと、実際にスポンサー企業が見つかることは別問題です。

5. 政府の審査優先順位や申請件数で変わる

2026年7月25日からSkilled visaの処理にはMinisterial Direction 119が適用されています。職業・申請場所などによって優先順位が異なるため、同じ時期に申請しても結果の時期が同じとは限りません。

永住権取得までの期間を短くするためにできること

「最短ルート」は全員共通ではありませんが、準備段階で無駄な時間を減らすことはできます。

永住権から逆算して学校・職業を選ぶ

留学から永住権を考える場合は、学校名だけで選ぶのではなく、卒業後の職業、Skills Assessment、485、州指名、スポンサー就労まで確認しましょう。

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英語試験とSkills Assessmentを早めに準備する

189・190などでは、英語力がポイントに大きく影響します。EOIを出す直前ではなく、早い段階からIELTS・PTE等の必要スコアを確認しておきましょう。

EOIを最新状態に保つ

EOIは招待前であれば更新できます。新しい職歴、学位、英語スコア、Skills Assessmentなどでポイントが上がった場合は、情報を更新しましょう。

ビザだけでなく「職歴を積める期間」まで考える

485や482などは、それ自体がゴールではありません。次の永住ビザ条件を満たすために必要な職歴を、そのビザの有効期間内で積めるかを確認しておくことが重要です。

まとめ|オーストラリア永住権を目指した留学ならMiraiBridge

オーストラリア永住権は居住年数での自動取得ではなく、ビザごとに年数が異なります。審査期間(技術系で平均8か月)は申請後の目安であり、189や190は招待待ち、491は最低3年の指定地域滞在、482は原則2年の就労が必要です。

留学から目指す場合、希望の学校だけでなく「卒業後にどの職種・ビザ条件を満たせるか」から逆算したコース選択が重要です。

Mirai Bridgeでは、オーストラリア留学後の就職や永住権を見据えた学校・コース選びについて相談できます。「どの職種を目指すべきか」「どの地域で学ぶべきか」「卒業後のビザまで含めて考えたい」という方は、早い段階から留学プランを整理しておきましょう。

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