ただし、GS要件や英語基準の変更により、専門課程(VET)など分野によっては厳格化されています。本記事では最新データをもとに、日本の許可率や審査期間、注意点を解説します。
オーストラリア学生ビザの発給状況【2026年9月時点】

オーストラリアの学生ビザ(subclass 500)に関する最新の公式データとポイントは以下のとおりです。
| 確認項目 | 最新の公式情報 | データの対象時期・補足 |
| ビザの発給状況 | 現在も受付・発給中 | 2026年9月確認(発給停止ではありません) |
| ビザ全体の発給率 | 80.9% | 2025年12月31日時点の政府統計 |
| 日本人の発給率(海外申請) | 98.8% | 2025年10〜12月(非常に高い水準です) |
| 大学・大学院等(Higher Education) | 85.8% | 2025年10〜12月(海外申請) |
| 語学学校単独(Independent ELICOS) | 78.7% | 2025年10〜12月(海外申請) |
| 専門学校(VETコース) | 41.8% | 2025年10〜12月(審査がかなり厳格です) |
| 審査期間の中央値 | 約21日(約3週間) | 2026年7月時点の目安 |
| 基本申請費用 | 2,500豪ドル | 2026年7月1日改定(本人の基本料金) |
【知っておきたいビザデータの見方】
「申請した人のうち、どれくらいの人が許可されたか」を見る際、単純な「ビザが出た件数 ÷ 申請された件数」で計算してはいけない点に注意が必要です。
例えば、オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)の公式レポートでは、2025年7月〜12月の間に約20万5,000件の申請があり、約17万8,000件のビザが許可されました。しかし、この17万8,000件の中には「それ以前に申請して審査中だった人」の分も含まれています。
そのため、オーストラリア政府が発表している正式な「Grant Rate(許可率)」のデータを確認することが最も正確で信頼できる方法です。
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日本人のオーストラリア学生ビザ発給率(日本国内)

日本からオーストラリアへの留学を検討する際、「実際に日本人がどれくらいビザを取得できているのか」は非常に気になるポイントです。
オーストラリア政府・内務省(Department of Home Affairs)が公表しているデータによると、2025年10〜12月に日本国内から申請した日本人の学生ビザ許可率(発給率)は98.8%でした。
過去5つの時期(四半期ごと)の推移をまとめても、常に高い水準を維持しています。
| 対象の時期 | 日本人のビザ許可率(海外からの申請) |
| 2024年10〜12月 | 99.2% |
| 2025年1〜3月 | 98.7% |
| 2025年4〜6月 | 97.3% |
| 2025年7〜9月 | 94.9% |
| 2025年10〜12月 | 98.8% |
このように、日本人が日本国内から申請する場合、ビザが不許可になる割合は極めて低い状態が続いています。
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データを見るときの大切な注意点
許可率「98.8%」という数値は非常に安心できるものですが、「日本人なら誰でも100%通る」という意味ではありません。
このデータは、あくまで「日本国籍を持つ人が」「オーストラリア国外から申請し」「2025年10〜12月に審査結果が出た案件」の平均値です。
実際にビザが降りるかどうかは、一人ひとりの以下の条件によって個別に審査されます。
-
選んだコース(語学学校・大学・専門学校など)
-
これまでの学歴や職歴
-
留学に必要な資金があるか
-
英語力や過去のビザ履歴
-
GS要件(本当に勉強目的で留学するのかの説明)
「日本人だから大丈夫」と楽観視せず、「なぜこのコースで学ぶ必要があるのか」「これまでの経歴とどうつながっているのか」という留学の目的と一貫性をしっかり説明できるように準備することが成功のポイントです。
大学・語学学校・専門学校でビザの許可率は大きく違う

オーストラリアの学生ビザ審査を見る際、「日本人かどうか」だけでなく、「どの教育分野(コース)に通うか」が非常に重要なポイントになります。
オーストラリア政府(Department of Home Affairs)が発表した2025年10〜12月(海外申請)の公式データによると、コースごとの許可率は以下のとおりです。
| 教育分野(コースの種類) | 許可率(2025年10〜12月) | 前年同期(2024年10〜12月) |
| 大学・大学院等(Higher Education) | 85.8% | 92.0% |
| 語学学校単独(Independent ELICOS) | 78.7% | 77.0% |
| 専門学校(VETコース) | 41.8% | 60.2% |
コース別の状況とわかりやすい解説
1. 大学・大学院等(Higher Education)は 85.8%
大学や大学院などの高等教育機関は許可率85.8%です。前年同期(92.0%)より少し下がったものの、専門学校(VET)と比べると高い水準を保っています。
ただし、「大学に合格したからビザも絶対に下りる」とは限りません。「大学の合格条件を満たすこと」と「政府のビザ発給基準を満たすこと」は別の審査になるため注意が必要です。
2. 語学留学(Independent ELICOS)は 78.7%
語学学校だけに通うコース(語学留学)の許可率は78.7%で、前年同期(77.0%)からわずかに上昇しています。
語学留学であっても、「なぜ今英語を学ぶ必要があるのか」「帰国後のキャリアにどう活きるのか」といった留学の目的をしっかり説明することが大切です。
3. 専門学校(VET)は 41.8% と特に厳格
職業訓練や技術取得を目指す専門学校(VETコース)の許可率は41.8%まで低下しており、前年同期(60.2%)から大きく下がっています。
世間で「オーストラリアのビザが厳しい」と言われる最大の理由は、この専門学校(VET)分野での審査が非常に厳しくなったためです。
専門学校への留学を目指す場合は、「費用が安いから」「現地で働きながら暮らしたいから」といった理由ではなく、「なぜこの専門技術が必要なのか」「これまでの経験や将来の仕事とどうつながるのか」を論理的に説明・準備することが求められます。
ご提示いただいた文章について、公式情報に基づきファクトチェックを実施し、専門用語や最新制度の仕組みを初心者にも分かりやすい言葉・構造に整理して修正しました。
オーストラリア政府・内務省(Department of Home Affairs)等の公式発表と照合した結果、2026年の発給実績(1月・2月)、NOSCの上限枠(29万5,000人)、MD115による優先順位制度、GS(Genuine Student)要件、語学要件の見直しなどのファクト(事実関係)はすべて正確です。
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2026年に入ってからも学生ビザは発給されている

「2025年以前のデータだけでなく、2026年に入ってからも実際にビザが出ているのか」と疑問に思う方も多いでしょう。
オーストラリア教育省などのデータによると、2026年の発給数は以下のとおり記録されています。
-
2026年1月:25,971件
-
2026年2月:20,479件
このように、2026年に入ってからも学生ビザ(subclass 500)の発給自体は問題なく継続しています。
なお、国籍別やコース別の詳しい許可率は政府レポートの発表に時差があるため、「現在の申請状況(処理速度)」と「過去の傾向(許可率データ)」は分けて確認するのが確実です。
オーストラリア学生ビザは「発給数の上限」で止まるの?
オーストラリアが留学生数を抑制する方針を出したことから、「年間の枠(上限)に達したらビザが出なくなるのでは」と心配されることがあります。
結論から言うと、オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)はビザの発給数自体に絶対的な「上限」を設けておらず、個人が発給条件を満たしていればビザは下りると説明しています。
一方、2026年には「NOSC(新規海外学生受入計画)」により、国全体で新規留学生数の年間目標値(295,000人)が設定され、各教育機関の進捗に応じて処理の優先順位が変わる仕組みが導入されています。
ここでの重要なポイントは以下の違いです。
-
受入計画(NOSC):国全体で受け入れる留学生数の目安・管理計画
-
優先順位(MD115):提出された申請書を「どの順番で処理するか」のルール
-
個人の審査条件:学業目的の説明(GS要件)、資金証明、英語力、入学許可証(CoE)など
学校の優先順位が「Priority 2」や「Priority 3」になったとしても、それは審査の順番が後ろになるだけであり、それだけでビザが不許可になるわけではありません。
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2026年の学生ビザ審査期間と優先順位(MD115)
オーストラリア政府が発表している審査期間の中央値(目処)は約21日(約3週間)です。ただし、提出書類の不備や健康診断の有無、学校の優先順位によって前後します。
2025年11月14日以降に国外から提出された申請は、大臣告示「MD115(Ministerial Direction 115)」に基づき、以下の順番で着手されます。
| 優先順位 | 審査着手までの目安期間 |
| Priority 1 | 1〜4週間程度 |
| Priority 2 | 5〜8週間程度 |
| Priority 3 | 9〜12週間程度 |
※この期間は「審査を開始するまでの目安」であり、結果が出るまでの期間ではありません。また、「Priority 1だから受かりやすい」「Priority 3だから落ちやすい」というわけではありませんのでご安心ください。渡航日が近い場合は早めの準備が大切です。
なぜオーストラリア学生ビザは厳しくなったと言われる?

近年「ビザが厳しくなった」と言われる背景には、主に4つの制度改定があります。
1. Genuine Student(GS)要件の導入
従来の「一時滞在の意思(GTE)」から「真の学生であるか(GS)」を見る要件に変わりました。就労目的ではなく「本当に勉強目的での留学か」が重視され、現在の経歴、オーストラリアで学ぶ理由、将来のキャリアへの結びつきを一貫して説明する必要があります。
2. 英語要件(語学スコア)の見直し
学生ビザ申請に必要な英語スコアの基準が見直されています(例:IELTS Overall 6.0以上など。語学コースとの組み合わせで5.0〜5.5基準あり)。学校の入学要件とは別に、ビザ申請基準をクリアしているか確認が必要です。
3. オーストラリア現地(国内)からの申請制限
2024年7月1日以降、観光ビザなど一部の一時滞在ビザから、オーストラリア国内で学生ビザへ切り替える申請が制限されています。「現地に入国してから学生ビザを取ればいい」という方法は使えないケースが増えているため注意が必要です。
4. 審査の優先順位(MD115)の適用
教育機関やコースの種類によって申請処理の順番が分けられるようになりました。不許可率が上がるわけではありませんが、審査に時間がかかる場合があるため、余裕を持った申請スケジュールが不可欠です。
学生ビザの申請料金はA$2,500に変更

2026年7月1日より、一般的なオーストラリア学生ビザ(subclass 500)の主申請者が支払う基本申請料金(Visa Application Charge)は2,500豪ドルに改定されました。
国籍や申請するコースの区分、あるいは同行する家族の有無によって料金の取り扱いが異なる場合があります。日本から一般的な大学や専門学校(VET)への留学で申請する場合は、手続きを行う直前にオーストラリア政府の公式シミュレータ(Visa Pricing Estimator)などで最新金額を確認することが推奨されます。
なお、ビザの申請料金は、万が一審査で不許可(却下)になった場合でも原則として返金されません。
そのため、料金の支払いや申請を行う前に、提出する申請書類や証明データに不備や矛盾がないかをしっかり確認しておくことが極めて重要です。
よくある質問

オーストラリアの学生ビザは現在も発給されていますか?
はい。現在も発給されています。Home Affairsは学生ビザの年間発給数そのものに上限がある制度ではないと説明しており、要件を満たした申請は審査対象となります。
2026年の公式月次データでも、1月25,971件、2月20,479件の学生ビザ発給が掲載されています。
日本人はオーストラリア学生ビザを取りやすいですか?
最新の詳細統計では、2025年10〜12月の日本国籍・海外申請の発給率は98.8%でした。
他国籍と比べても高い水準ですが、個別申請の発給を保証する数字ではありません。GS、コース選択、資金、英語、ビザ履歴などの要件を満たす必要があります。
オーストラリアの学生ビザは何日で出ますか?
2026年7月のStudentカテゴリーの処理期間中央値は21日です。
ただし、海外申請はMD115のPriorityによって処理開始までの目安が1〜12週間程度に分かれるため、全員が21日以内に結果を受け取れるわけではありません。
VETの学生ビザは難しいですか?
2025年10〜12月の海外申請では、VETの発給率は41.8%でした。Higher Educationの85.8%、Independent ELICOSの78.7%より低い水準です。
VETだから必ず却下されるわけではありませんが、学習目的や経歴とのつながりをより丁寧に整理して申請することが重要です。
申請後に学校のPriorityが変わると審査順も変わりますか?
Home Affairsの案内では、海外学生ビザ申請のPriorityは原則として申請した時点の教育機関のステータスをもとに決定されます。
また、Priorityは処理順の仕組みであり、発給・却下の審査基準ではありません。
まとめ|オーストラリア留学なら政府公認カウンセラー在籍のMiraiBridge

2026年9月現在もオーストラリアの学生ビザは発給されています。直近データ(2025年10〜12月)では、国外から申請した日本人の許可率は98.8%と高水準です。
ただし、大学(85.8%)や語学(78.7%)、専門課程(VET:41.8%)と分野別で差があり、審査順(MD115)などの制度改定も進んでいます。噂に惑わされず、自身のコースや条件、提出書類を個別に確認することが重要です。
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