オーストラリア留学の英語力証明はどうする?取得すべき英語資格も解説

オーストラリア留学や学生ビザ申請で必要な「英語力証明」の最新情報を解説!

実は「学校の入学条件」「学生ビザの要件」は異なり、個別の確認が必要です。

本記事ではIELTSやPTE、TOEFLなど使える9種類の英語試験と最低スコアの目安、自宅受験の注意点、日本国籍の免除の落とし穴まで公式情報をもとに徹底解説。

失敗しない提出タイミングと準備方法がわかります。

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オーストラリア留学で英語力証明に使う主な資格

オーストラリア留学で使用される英語力証明には、主に以下の方法があります。オーストラリア政府(内務省)は2025年8月7日より、学生ビザ(Subclass 500)の要件を満たす英語試験を全9種類に拡大しました。

試験・証明方法 主に使われる場面 注意点(2026年最新情報)

IELTS Academic /

General Training

大学、TAFE、専門学校、学生ビザなど 学校入学では基本的にAcademicを指定されます。ビザ申請においては条件によりGeneral Trainingも認められます。
PTE Academic 大学、TAFE、専門学校、学生ビザなど コンピューター採点で結果が早く出るため、近年非常に利用者が増えています。学校側の個別認定状況もご確認ください。
TOEFL iBT 大学、TAFE、専門学校、学生ビザなど 予約時に必ず「TOEFL iBT for Australia」を選択して申し込む必要があります。
Cambridge C1 Advanced 大学、TAFE、専門学校、学生ビザなど 高いアカデミック英語力証明として根強い信頼性があります。ビザ用の有効期限などに注意が必要です。
OET 医療系コース・学生ビザなど 看護や医学などの医療専門職を目指す方向けの試験です。一般の留学では難易度が高く優先されません。

CELPIP General /

LANGUAGECERT Academic /

MET (Michigan English Test)

学生ビザ申請など 2025年8月に新しくビザ用の公認英語テストに追加されました。各教育機関(学校)が入学要件として採用しているかは、学校ごとに個別の確認が必要です。
学校独自の英語テスト・面接 語学学校、専門学校、進学Pathwayなど 学校が独自にレベル分けや入学判定を行うためのテストです。ビザの審査官から「公式英語スコア」を別途求められた場合は、これ単体ではビザ上の英語力証明には使えません。
英語での就学実績・国籍による免除 一部の大学・学生ビザなど 「英語圏(イギリス、アメリカ、カナダ等)での5年以上の就学履歴」や「特定の国籍(日本を含む一部要件)」による免除規定ですが、適用条件は学校やビザの申請状況によって厳密に異なります。

自宅受験(オンライン)テストはビザ申請で「使用不可」

オーストラリア内務省の規定により、自宅やプライベートな空間で受験できる以下のオンライン版テストは、学生ビザを含むすべての豪ビザ申請で一切認められていません。

  • 対象外:IELTS Online / TOEFL iBT Home Edition / LANGUAGECERT Academic Online / CELPIP Online / MET Digital (taken at-home) / OET@Home

  • 対策:必ず、公認の「試験会場(Secure Test Centre)」に自ら出向いて受験した公式結果を用意してください。


「学校の入学要件」と「学生ビザの条件」の違いに注意!

ここで最も重要なのは、「学校が認めてくれた英語力証明」と「内務省が学生ビザ発給のために求める英語力証明」は必ずしも一致しないという点です。

例えば、提携語学学校のテストで合格をもらい、専門学校や大学の入学許可証(CoE)が手に入ったとしても、学生ビザを申請するタイミングで内務省から「政府指定のテスト(IELTSやPTEなど)のスコアを提出しなさい」と追加要請をされるケースがあります。

渡航計画を立てる際は、学校の入学基準だけでなく、ご自身のビザ申請において公式テストのスコア提出が必要になるかどうかを必ず留学エージェントや内務省の「Document Checklist Tool」で事前に確認しておきましょう。

参照元:
・オーストラリア政府 留学公式ポータル (Study Australia): Language testing organisations(公認英語試験の最新リストと自宅受験不可の規定について)
・オーストラリア政府 留学公式ポータル (Study Australia): New English language tests approved for Student visa applications(学生ビザにおける9種の公認テスト詳細)
・オーストラリア内務省 (Department of Home Affairs): English language visa requirements(ビザ申請用英語試験の改定内容と自宅受験テストの除外規定)

IELTS・PTE・TOEFL・ケンブリッジ英語検定、どれを選ぶべき?

一部の学校ではIELTSのみを指定している場合もあり、基本はIELTSを取得しておくと安心ですが、
どの試験を選ぶかは、以下の3つの基準で検討もできます。

  1. 志望校の指定(最優先)

    まずは、出願先の大学やTAFEのウェブサイトで「どの試験の、どのスコアが必要か」を確認してください。

  2.  試験形式・特徴

    • IELTS:試験官との対面スピーキングがあり、従来のアカデミックな形式に慣れている人向けです。

    • PTE Academic:完全コンピューター採点のため結果が最短24時間以内に届くことが多く、出願を急ぐ場合に有利です。スピーキングもコンピューターに向かって話すため、対面が苦手な人に人気です。

    • TOEFL iBT:すべて英語での講義・ディスカッション形式。学術的な内容に強い人向けです。

    • ケンブリッジ英語検定(Cambridge C1 Advanced):ヨーロッパ圏に精通している英語検定です。高いアカデミック英語力証明として根強い信頼性があります。一度取得するとスコアの有効期限がない(学校によりますが、IELTS等の2年制限がない場合が多い)のが特徴です。

  3. 試験形式の得意・不得意

    • IELTS:試験官との対面スピーキングがあり、従来のアカデミックな形式に慣れている人向けです。

    • PTE:完全コンピューター形式。スピーキングもコンピューターに向かって話すため、対面が苦手な人に人気です。

    • TOEFL:すべて英語での講義・ディスカッション形式。学術的な内容に強い人向けです。

    • ケンブリッジ英語検定(Cambridge C1 Advanced):他の試験と異なり、スピーキング試験が原則として「ペア(2名)での対面形式」で行われるのが最大の特徴です。実際の会話に近い環境で英語を運用する力が試されるため、単なるスコア取得だけでなく、実践的なコミュニケーション能力を重視する人に向いています。

参照元:
・オーストラリア内務省 (Department of Home Affairs): Student visa (subclass 500) Application requirements(学生ビザ申請に必要な書類と提出のタイミング)
・オーストラリア政府 留学公式ポータル (Study Australia): English language requirements(英語力要件の確認ツールとガイド)

オーストラリア留学で英語力証明が必要になる場面

オーストラリア留学において「英語力の証明」が必要になるのは、主に次の3つの場面です。それぞれ確認する機関や目的が異なるため、個別に対策を立てる必要があります。

1つ目:学校(大学・大学院・TAFE・専門学校)へ出願するとき

オーストラリアの授業はすべて英語で行われるため、各教育機関が入学の前提条件として英語スコアを設けています。

  • 目的:授業についていける学術的な英語力があるかを確認するため。

  • 注意点:一般的に、大学や大学院は政府が定める学生ビザの最低条件よりも高いスコア(IELTS Academic 6.5以上、PTE Academic 58以上など)を独自に要求することがほとんどです。

2つ目:学生ビザ(subclass 500)を申請するとき

オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)の審査において、英語力証明の提出が求められる場合があります。

  • 目的:学生ビザの審査基準(Genuine Student要件など)を満たしているか、また滞在中に違法な就労等に頼らず学業に専念できる基盤があるかを確認するため。

  • 最新ルール(2025年8月以降):政府はビザ申請に使える英語試験を合計9種類に拡大しました(IELTS Academic, PTE Academic, TOEFL iBTなど)。

  • ⚠️自宅受験テストは不可内務省の規定により、「IELTS Online」「TOEFL iBT Home Edition」などのオンライン自宅受験版は一切受け入れられません。必ず認可された試験会場(テストセンター)で受験した公式証明書を準備してください。

3つ目:入学要件に満たない場合に「語学コースやPathway」を組み合わせるとき

出願したい大学や専門学校の英語基準にわずかに届かない場合、事前に語学学校のコース(ELICOSやEAP)や、専門学校のディプロマを経由する「パッケージプログラム(Pathway)」を組むことで進学が認められます。

  • 目的:直接進学に届かないレベルでも、事前にどの程度の英語学習期間を挟めば入学が許可されるかを測定するため。

  • 注意点:セットにする語学コースの週数によって、学生ビザ申請の際に必要とされる「下限の英語スコア」(例:10週のELICOSを組む場合はIELTS 5.5相当以上など)が定められており、全くスコアがない状態でビザを申請できるわけではありません。

参照元:
オーストラリア政府 留学公式ポータル (Study Australia): New English language tests approved for Student visa applications(学生ビザ申請で認可される英語試験の最新リスト)
・オーストラリア内務省 (Department of Home Affairs): Subclass 500 Student visa – English language requirements(学生ビザの英語力要件、自宅受験の制限について)

学生ビザで認められる英語試験

2025年8月7日以降、オーストラリア政府は学生ビザ(Subclass 500)の英語力証明に使える試験を全9種類に拡大しています。

Study Australia(政府公式留学ポータル)および内務省(Department of Home Affairs)の規定に基づき、ビザ申請用の英語力証明として認められる公認試験は以下の通りです。

認可されている9つの試験(※いずれも試験会場での受験に限定)

  • Cambridge C1 Advanced Test

  • CELPIP General

  • IELTS Academic

  • IELTS General Training

  • LANGUAGECERT Academic

  • Michigan English Test(MET)

  • Occupational English Test(OET)

  • PTE Academic

  • TOEFL iBT

 注意:TOEFL iBTは「TOEFL iBT for Australia」を選択して予約すること

TOEFL iBTを使ってオーストラリアのビザ申請を行う場合、申し込み時の手続きを間違えるとテスト結果が無効になります。

  • 理由(2026年最新ルール)
    2026年1月21日より、グローバル版のTOEFL iBTは従来の0〜120点満点から「1〜6バンドスコア」へと採点システムが移行しました。
    しかし、オーストラリア内務省はこの新しいバンドスコアシステムを承認していません

  • 対策
    オーストラリア政府の要件(従来の0〜120点スケール)を満たすため、ETS社は専用の試験区分を設けています。
    TOEFLの予約システムでデフォルトの「グローバル版」を選ばず、必ず「TOEFL iBT for Australia」(予約完了画面や確認書に「TOEFL iBT Australia test」と記載されるもの)を選択して受験してください。グローバル版で受験した結果を提出した場合、ビザ申請は却下されます。

受験予約を入れる前に、必ず「試験名」「受験形式(テストセンターでの対面受験)」「オーストラリア政府向け区分になっているか」の3点を徹底して確認しましょう。

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英語力が足りない場合の選択肢

英語の公式スコアが志望校の入学条件に届かない場合でも、留学を諦める必要はありません。オーストラリアには、語学力を段階的に引き上げながら正規課程への進学を目指す「パスウェイ(Pathway)」という選択肢が整備されています。

1. ELICOS・EAPによる進学準備

もっとも一般的なのが、語学学校や大学付属の英語コースを経由する方法です。

  • ELICOS (English Language Intensive Course for Overseas Students):留学生向けの集中英語コース。日常生活から学術英語まで幅広く対応しています。

  • EAP (English for Academic Purposes):大学や専門学校(TAFE)への進学を目的とした「アカデミック英語」の集中コース。レポート作成、プレゼンテーション、ディスカッション、ノートテイクなど、進学後に必須となるスキルを鍛えます。

  • 利点:正規課程の入学基準に満たないレベルからでもスタートでき、一定の成績で修了すれば、その後の英語試験(IELTS等)を免除して大学・TAFEへ進学できる制度が多く用意されています。

2. Foundation(大学準備コース)やDiploma(準学士課程)の活用

大学への直接入学が難しい場合、以下のコースを経由するルートもあります。

  • Foundation:大学1年次に進むための準備課程。

  • Diploma:修了後に大学の2年次に編入できる課程。

  • 利点:これらは直接入学よりも英語の入学基準が低めに設定されていることが多く、専門知識を学びながら英語力も同時に補強できます。

 重要:進学ルートを組む際の注意点

留学を計画する際は、以下の3点について必ず学校・コースごとに個別の確認を行ってください。

  1. 「パッケージング(Course Packaging)」の活用 学生ビザ(Subclass 500)において、語学コースからメインの大学課程までを一つのビザで繋ぐことを「パッケージング」と呼びます。この場合、すべてのコース分の「入学許可証(CoE)」が必要です。

  2. ビザ申請上の英語要件 学校側の入学条件が低くても、学生ビザ申請時に内務省(Department of Home Affairs)から別途求められる最低英語スコア(英語力証明)の提出義務は免除されません。例えば「英語コースから始めるからスコアは不要」というわけではなく、ビザ申請の種類や個人のバックグラウンドによって、公認テストのスコア提出を求められる場合があります。

  3. 修了後の条件 FoundationやDiplomaを修了すれば無条件で大学へ進めるわけではなく、「GPA(成績平均点)◯◯以上」といった進学条件が設定されています。英語だけでなく、専門科目の学習も重要になることを理解しておきましょう。

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参照元:
・オーストラリア政府 留学公式ポータル (Study Australia): Student visa (subclass 500) – Course packaging(学生ビザにおけるコースパッケージングの規定)
・Western Sydney University: Academic English For Tertiary Studies(EAPコースの具体的な学習内容例)
・Swinburne University: English Language Intensive Course for Overseas Students (ELICOS)(ELICOSの概要とスキルセット)

英語力証明の提出タイミング

英語力証明は「学校への出願」「入学許可(CoE発行)」「学生ビザ申請」の各フェーズで必要になる可能性があり、これらを分けて準備する必要があります。

タイミング 必要になる可能性がある証明 注意点
学校出願時 IELTS, PTE, TOEFL, 学校独自テスト等 「条件付き入学(Conditional Offer)」の場合、後日提出でも入学許可が下りるケースがあります。
CoE発行前 学校が定める入学基準の達成証明 学生ビザ申請に必須となる「入学許可証(CoE)」を発行してもらうため、学校側にスコアを提示する必要があります。
学生ビザ申請時 Home Affairs公認試験の結果、または免除根拠 Document Checklist Tool に従い提出。ここでスコアが足りないと、そもそも申請が受理されないか、審査がストップします。
ビザ審査中 追加の英語力証明(RFI) 内務省から追加提出を求められるケース。対応期限が非常に短いため、事前のスコア準備が不可欠です。

⚠️ 提出に関する重要な警告

「申請後に結果を出せばいい」という考えは非常に危険です。特に現在、内務省は学生ビザ申請に対して「Genuine Student(GS)要件」に基づき、真摯に学業を行う意思があるかを厳しく審査しています。申請時に英語スコアがないことは「準備不足」とみなされ、不許可のリスクを高める要因となります。最も安全なのは、出願およびビザ申請の前に、公認スコアをすでに取得・保有しておくことです。

まとめ|オーストラリア留学ならMirai Bridge

オーストラリア留学の英語力証明は「学校の入学条件」と「学生ビザの条件」を分けて確認することが重要です。2026年現在、学生ビザ用の公認試験は9種に拡大されましたが、オンライン自宅受験は不可です。まずは志望校の条件とビザ要件を照らし合わせ、公認試験でスコアを計画的に取得しましょう。力不足な場合は語学コース等の活用も有効です。いつ、どの試験で何点必要か、申請締切から逆算して準備を進めてください。

留学プランで迷ったら、ぜひMiraiBridgeにご相談ください。 当カウンセラーはオーストラリア現地での大学卒業を経て、実際に永住権を取得した経験を持っています。自身の体験に基づいたリアルな情報と、一人ひとりのキャリアプランに寄り添った的確なアドバイスで、あなたの留学を成功へと導きます。

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